コラム

「おうち観劇」で集中できないときに試している5つのコツ

新型ウイルス感染症の予防対策の影響で、劇場に足を運ぶことが難しい今、「おうち観劇」をする機会が増えている。

過去作品の配信はもちろん、家での観劇を前提とした「新作」がオンラインで上演される機会も増えた。

そんな中、最近よく耳にするのが「お芝居を観るのは大好きなのに、自宅ではなぜか集中できない」という悩みだ。

劇場なら苦もなく入り込める世界観に、家ではなかなか入り込めない。熱心な演劇ファンの中にも、そういう方は意外と多いのではないかと思う。

そこで今回は「作品にしっかりと集中できるおうち観劇のコツ」をご紹介したい。

簡単な工夫をするだけで、画面にグッと集中できるようになる方法は、ちゃんとある。筆者自身の経験から、「これは集中できた」というものだけを厳選してご紹介しよう。

1. 再生画面を固定する

おうち観劇の際、あなたはどんな機器を使っているだろうか?

TV、パソコン、スマホ、タブレット……など、さまざまなツールが考えられるが、どんなツールを使う場合もおすすめなのが「画面を固定した状態で観る」ことだ。

スマホやタブレットを手に持った状態で作品鑑賞している方には、ぜひデバイスをどこかに置いた(または立てかけた)状態での鑑賞を試してみてほしい。

デバイスを手に持った状態で鑑賞しようとすると、視点が定まらず集中しにくい。「TVやパソコンなら集中できる」という場合、おそらく画面を固定するだけでグッと没入しやすくなるはずだ。

机にベタ置きした状態では首が疲れてしまいやすいので、スマホスタンドや専用アームなどを使って見やすい角度に固定するのがベストだ。

2. 部屋を暗くする

劇場や映画館では、上演中に客席の明かりが落ちて真っ暗になる。

それと同じように、おうちで鑑賞する際も明かりを消して部屋を暗くしてみよう。

この方法は、筆者も人に勧められ最初は半信半疑で試してみたのだが、周囲の景色(室内にある雑多なもの)が見えにくくなるだけで、画面への集中力が驚くほどUPした。

「画面が眩しくて疲れる」と感じた際は、いつもよりほんの少しだけ、画面の明るさを落としてみよう。

画面と室内の明暗の差が大きいほど、目への負担も大きい。画面の明るさは、電気のついた部屋で観るときよりもやや暗めに設定すると、比較的疲れにくくなる。

3. ヘッドフォンを使う

ヘッドフォンを使うのもおすすめだ。

劇場や映画館でも、上演中に外から物音が聞こえたり、周囲の観客が会話をしていたりすると、そちらが気になって集中が途切れてしまいやすい。

このため上演中の私語は厳禁とされているわけだが、おうち観劇の際も「音」のせいで無意識に集中力が削がれている可能性は高い。

家族がたてる物音や窓の外から聞こえる人の声など、余計な物音を耳に入れないためには、ヘッドフォンが便利だ。

ヘッドフォンを使えば俳優のセリフや劇中の効果音なども聞き取りやすくなり、耳から世界観に没入する手助けにもなる。

4. スマホの電源を切る

おうち観劇のメリットは「ながら観劇」もできる自由さだ。しかし、その自由さが集中を妨げてしまうこともある。

とくに気をつけたいのが、スマホの扱いだ。

おうち観劇なら「スマホを見ながら」や「SNSに投稿しながら」の観劇も、それはそれで楽しい。だが「観劇に集中したい」というときは、スマホから少し距離を置いたほうがうまくいく。

集中したい作品を観る際は、スマホは手が届かない場所に置くか、あらかじめ電源を切っておくのがおすすめだ。

5. 心地よい環境を整える


観劇を始める前に、落ち着いて集中できるよう心地よい環境を整えておこう。

具体的には、ゆったりできるソファや椅子を確保し、事前にトイレを済ませておく、など。

空腹や喉の乾きで集中が妨げられやすい、という人は、ちょっとした食べ物やドリンクをあらかじめ用意しておくと良いだろう。

必要なときにいつでも中断できるのは「おうち観劇」のメリットだが、スマホ同様、それがかえって集中の邪魔になってしまうこともある。

配信時間が来る前に、または再生ボタンを押す前に、観劇だけに没頭できる環境を整えておこう。

集中できる環境作りで、新しいカタチの演劇を堪能しよう!

無観客状態での上演や生配信の朗読劇など、新たな形を模索しながら行われる演劇作品も少しずつ増えている。

リラックスできる自宅での観劇は、劇場に行くのとはまた異なる「良さ」をくれる可能性もあるだろう。

新しいカタチの演劇を存分に楽しむためにも、気が散る要素はできるだけ排除し、集中できる環境を整えていこう。

WRITER

豊島 オリカ
 
								豊島 オリカ
							

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

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