コラム

【あんステ】2.5次元版「2wink」の魅力。リアル双子の俳優が描き出す「シンメ」の輝きと“絆”

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『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』シリーズこと「あんステ」は、私立夢ノ咲学院を舞台に魅力的なアイドルたちの活躍を描く物語だ。

登場するアイドルたちは1〜5人単位のユニットに所属している。この企画では各ユニットに焦点を当て、魅力や特徴をご紹介していく。

シリーズ第4回は、シンメの魅力がたっぷり詰まった双子ユニット「2wink(トゥウィンク)」についてご紹介しよう。

※内容は筆者個人の感想に基づくものであり、公式の見解とは異なる可能性があります。またストーリーの核心に迫るネタバレは避けますが、作品内容の一部に言及していますのでご注意ください。

2wink(トゥウィンク)はこんなユニット

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2winkは、はじけるようなテクノポップなパフォーマンスが特徴的な「双子」ユニット。メンバーは次の2人だ。

<2wink>
葵ひなた(兄)
葵ゆうた(弟)

元気で明るくイタズラ好きな、双子の兄弟が織りなすユニットである。

兄のひなたは、とくにやんちゃな性格をしている。いつも笑顔で飛び回り、学院じゅうの生徒どころか弟のゆうたにまでイタズラを仕掛ける毎日だ。

一方、弟のゆうたは比較的控えめな性格である。兄と同じくイタズラ好きではあるものの、気配り上手で繊細な面を見せることもある。

夢ノ咲学院の1-A、1-Bにそれぞれ属する2人は、クラスこそ違えど一緒に登場することが多い。

以前紹介した魔物系ユニット「UNDEAD」と仲がよく、彼らのリーダー・朔間零が部長を務める軽音部には、2winkの2人も所属している。

魅力1 双子キャラ&キャストが魅せるシンメの美

アイドル好きの読者なら、「シンメ」という言葉を聞いたことがあるかもしれない。シンメとは英語のsymmetry(シンメトリー)の略で、「左右対称」という意味である。

アイドル界隈では、ステージの左右で対称的なダンスをするなど、2人セットのパフォーマンスが魅力的なコンビが「シンメ」と呼ばれることがある。

2winkは双子のユニット。シンメが好きな人ならば、原作のこの設定だけでもシンメに惹かれる心をくすぐられるだろう。

さらに舞台版の「あんステ」で注目してほしいのは、この2winkをリアルな双子の役者が演じている点だ。

兄・ひなたを演じる山中健太、弟・ゆうたを演じる山中翔太は、それぞれ俳優として活躍する正真正銘の双子の兄弟なのである。

ちなみに、ひなたを演じる健太は実生活でも兄であり、ゆうたを演じる翔太は実生活でも弟だ。

実際には存在しないものを表現できる演劇の世界では、双子を演じる役者が双子である必要は決してない。だが本作に限って言えば、演者である山中兄弟の絆は間違いなくプラスに働いている。

日常シーンでは、何気ない動作や台詞回しまで息ピッタリで気持ちいい。そしてシンメの美学を堪能できるライブシーンでは、原作の2winkの間に流れる親密な空気感が自然に表現されている。

シンメの魅力は、「そっくりなこと」だけではない。おそろいの服や振付だからこそ、それぞれの個性が際立つ面もある。

2つの個性がときにぶつかり合い、ときに補い合う。そうしてお互いの魅力を引き立て合い、何倍にも高め合うことができるのが、シンメの醍醐味ではないだろうか。

2winkの葵兄弟は、そんなユニットだと思う。そしてそれを演じる山中兄弟もまた、そんな強みを持つコンビなのである。

魅力2 表情豊かなテクノポップ

2winkはテクノポップのナンバーを得意としている。

「あんステ」では、原作の2人が歌う曲の中から『シュガー・スパイス方程式』『ハートプリズム・シンメトリー』『2winkle Star Beat☆』などが披露されている。

思わず体を動かしたくなるような名曲たちには、グルービーで、ちょっとお茶目な振付があてられている。

おなじみのピンク×ブルーの衣装にヘッドホンを装着した双子は、シンメのダンスを披露しながらステージじゅうを所狭しと跳ね回る。

演じる山中兄弟は、もともとダンスを得意とする俳優だ。2人の身体能力をベースに、かわいらしさから格好良さまで、2winkらしい表情豊かなパフォーマンスを楽しむことができる。

魅力3 空気をパッと和ませる存在感、その裏に……

「あんステ」のメインストーリーは、新進気鋭のユニット「Trickstar」が学院を支配する体制組織に反旗を翻し、革命を起こす物語だ。その途上にはもちろんシリアスな展開があり、重たい空気で満たされる場面も多々ある。

そんな中、2winkはTrickstarを支援する立場で登場する。多くの場面でコミカルな役割を引き受け、主人公たちを明るく和ませ助けてくれる。

そこにいるだけで世界がパッと色づくような存在感は、2winkの大きな魅力のひとつだ。

ただ、原作ファンはご承知のとおり、2winkの2人にも各々背負うものがある。双子という最も近い関係だからこそ、お互いに抱く深い深い思いもある。

場の空気をパッと明るくしてくれる彼らだが、賑やかなだけのキャラクターではない。原作での関係性を知ってからあらためて観劇すると、彼らの魅力がまた一段と深みを増すだろう。

「あんステ」では、そうした2winkの背景が描かれる機会はまだ訪れていない。今はまず、元気なイタズラっ子としての彼らの魅力を堪能しつつ、今後の展開に期待したい。

2winkが出演している公演リスト

2winkが出演している公演を、「あんステ」の中からご紹介しよう。円盤鑑賞などの参考にしていただければと思う。

◆『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』(初演・2016年)

新進気鋭のユニット・Trickstarが、夢ノ咲学院に革命を起こすべく立ち上がる物語。2winkは、カリスマ的実力を持つ三奇人の1人・朔間零、彼が率いるユニット「UNDEAD」とともに、Trickstarの計画を助ける。

◆『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ〜Take your marks!〜』(2017年)

“皇帝”として学院に君臨する生徒会長・天祥院英智、彼の率いる学院最強ユニット「fine」が登場。Trickstarとともに革命に加担したUNDEAD・2winkは危うい立場に置かれ、物語が大きく動き始める。

◆『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ〜To the shining future〜』(2018年)

メインストーリー3部作の完結編。学院を飲み込む革命のうねりの中、2winkもある大きな役目を果たす。革命の行方、そして物語の結末は?

◆『あんステフェスティバル』(2018年)

豪華8ユニットが揃い踏みした、ライブ形式のフェスティバル。メインストーリーでは誰かのサポートに回りがちな2winkが、純粋に自分たちの力を発揮した貴重なステージでもある。
2winkならではのシンメトリーなパフォーマンスを堪能したいなら、絶対に外せないライブだ。

双子ユニット「2wink」にはシンメの美学が詰まっている

対称の美という魅力を保ちながら、2つの個性が輝きを引き立て合う。そんなシンメを堪能できる双子ユニット・2wink。

彼らが気になった方は、ぜひ「あんステ」過去作品のBlu-rayやDVDをチェックしてみてほしい。

次回は、5人の個性がキラリと光る戦隊ユニット「流星隊」をご紹介する。

※情報は全て2020年4月現在のものです。

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WRITER

豊島 オリカ
 
								豊島 オリカ
							

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

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