観劇オタクと切っても切り離せないもののひとつに、スケジュール管理がある。
「2.5ジゲン!!」の読者の場合、推し俳優の出演作品や、好きな原作の舞台化作品の上演スケジュールとチケットスケジュール。さらに推し関連のイベントや書籍の予約に発売日、ネット番組出演……。
といったもののスケジュール管理に追われていることが多いのではないだろうか。
そんななかでも、最重要なのはチケットのスケジュール管理だ。なぜなら舞台観劇は、チケットが手元になくては始まらないのだから。
ここでは、まだ自分のスケジュール管理方法を確立できていないという観劇ファンに向けて、おすすめアプリを紹介したい。
もくじ
チケット情報が解禁されたらチェックしておきたい項目
チケット情報が発表されたら、まず次の内容を確認しよう。
① 最速先行抽選の種類と期間
② 最速先行の当選発表日
→②’ 入金期限・発券開始日
③ プレイガイド先行抽選の種類と期間
④ プレイガイド選考の当選発表日
→④’ 入金期限・発券開始日
⑤ 一般発売の開始日時
「チケット発売」といってしまえばとてもシンプルな作業にみえるが、分解すると実に煩雑な作業である。これだけ段階があり、それぞれの工程に期限がつきまとうので、同時期に複数の舞台のチケット発売が重なると、暗記だけではどうにも対応しきれなくなってしまう。
チケット発売の流れをおさらいしたところで、次から実際のおすすめツールやアプリなどを紹介していきたい。
【おすすめアプリ】発表されたら即記入! 身近なスマホを活用する
もとから日記をつけたり、手帳を開いたりといった習慣がない人の場合。オタクが観劇中以外、多くの時間チェックしているもの=スマホを活用するのがもっとも“うっかり忘れ”を防げるだろう。
公式サイトからのお知らせをスマホでチェックしたその指で、そのまま上記の項目をアプリに登録していこう。
おすすめアプリ① Lifebear
#AppStore の「#今日のAPP」にて #Lifebear を取り上げていただきました🎉
スタンプ/着せかえ機能についてメインにご紹介いただいております😊 今後も質の高いスタンプ/着せかえのご提供を続けていくとともに、サービス全体の改善にも尽力してまいります!@AppStoreJPhttps://t.co/V591rXL3q8— Lifebear(ライフベア) (@LifebearJP) August 19, 2019
カレンダー・ToDo・ノート・日記の機能がひとつになったアプリ「Lifebear」は、かなり使い勝手がいいのでおすすめだ。
カレンダーには上演スケジュール・当落日・発券開始日などを登録。ToDoに期限を切って、先行申し込みのタスクを記入すれば、完了・未完了がすぐに把握できる。
ノートには、当日の乗換案内やルートのスクショを貼り付けたり、遠征時の持ち物チェックリストなどを入れられる。日記には、観劇後の感想や接触レポを入れておけば、振り返って思い出に浸ることもできる。
スタンプ(有料)や着せ替え機能も充実しているので、ビジネスライクな感じよりもうちょっと可愛い感じで使いたい、という人にとくにおすすめだ。アプリのアイコンがクマでかわいいというのも、個人的には高ポイントである。
おすすめアプリ② Timetree
【ポスター貼ってます🚉】
JR渋谷駅、JR新宿駅、東急線主要駅のホームにTimeTreeのポスター広告が掲載されております。いろいろな人の #タイムツリーはじめました があるのでもし通りがかった際はちらっとでもご覧くださいませ😊 pic.twitter.com/TFUFNN4gdj
— TimeTree (@TimeTreeApp_jp) January 7, 2020
共有を前提としているなら、カレンダーアプリ「Timetree」がおすすめ。例えば、仲のいいグループで共有カレンダーを作成しておくと、お互いの推しのスケジュールが把握しやすくなる。
好きな俳優・好きなジャンルが違うと、なかなか予定が合わなかったりする。
「この日、空いてる?」「その日はマチネは日本青年館で、ソワレは品川ステラボールで……」
なんてやり取りをしたことのある人も多いのではないだろうか。こういうとき、共有カレンダーがあると便利だ。
また、偶然同じ作品を観たいとなったときに、チケットのスケジュールも共有していれば、「申込み開始は○日から」といった業務連絡もスムーズになる。
Timetreeは共有を前提としているアプリ。そのため、他のスケジュールアプリで共有するよりもUIが最適化されていて、より直感的に使えるのだ。
おすすめアプリ③ Trello
チケットスケジュールだけを管理したいという人には「Trello」がおすすめ。
Trelloでは、「リストボード」というものが設定できる。リストボードは、タスクやメモを貼り付けるためのエリアみたいなものである。
このエリアを、チケットの状態にあわせて事前に作っておくと便利だ。
▲スマートフォンアプリで横向きに使用したときの画面
一例ではあるが、筆者は「申込み開始前」「未申込み」「当落待ち」「未入金」「発券待ち」のリストボードを作っている。(上記画像参照)
そこに「カード」というアイテムを、作品名やイベント名で登録する。最初は「申込み開始前」のリストボードに置いておいて、開始期間がきたら「未申込み」に移動。無事に申込みが終わったら「当落待ち」に移動させて……といった具合で活用している。
カードごとに期限を設定したり、メモやチェックリストを追加できるのもおすすめしたいポイント。例えば、メモに「カード支払い済み」や「発券はファミマ」といった情報もささっと入力できる。
3作品以上チケットのスケジュールが重なっているときは、ぱっと見ただけで、どの作品がどのステータスにいるのか、を確認できるので便利だ。逆に1作品のみだと、あまり恩恵を感じられないかもしれない。
自身の推し事過密度にかわせて活用してもらいたいアプリである。
合言葉は「サッとその場で」
ここでは3つのアプリを紹介したが、ほかにもGoogleカレンダーやGoogleスプレッドシートなどを使って、ToDo管理をしたりガントチャートをひいたりという方法もある。
いずれも、スマホやタブレット・PCで同期して使えるので、情報解禁されたときに身近にある端末でささっと登録出来る点がメリットだ。
先行がいくつもあって見逃していた、支払期限にバラつきがあってせっかくの当選チケットが流れてしまった……。これまでうっかりの失敗で悔し涙を流した人、これから未然に防ぎたい人。そんな観劇ファンには、ここで紹介したようなアプリの活用をおすすめしたい。
他にもアナログとデジタルの併用、スケジュール帳複数管理など……。以前掲載された2.5次元ファンあるあるアンケートでも、実際に寄せられたコメントが紹介されているので、ぜひ参考にしてみてほしい。
気持ちよく悔いなくチケットを申し込んで、心穏やかな気持ちで当選日を迎え、滞りなく発券まで至る。そんな快適なチケットライフの手助けになれば幸いである。
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