2.5次元舞台に立つ俳優には、ダンスが得意な俳優がとても多い。しなやかに流れるような動き、力強いステップ、役に合わせたやんちゃな動きなど、ダンスの種類も実にさまざまだ。
今回紹介する佐藤祐吾は、力強い動きと筋肉を作るためのストイックさ、そして束の間のひとときに見せる穏やかな表情に癒される、このギャップが魅力的な俳優だと言える。
2.5ジゲン!! では「佐藤祐吾の演じたキャラクターで印象的なものは?」のアンケートをSNS上でおこなった。その結果をもとに魅力を紹介していこう。
※いただいたコメントについては、内容を変えない範囲で一部修正などの編集をしております。
もくじ
木更津淳・亮役:ミュージカル『テニスの王子様』
Bello!!(ΦωΦ)
先日、テニミュ合宿へ行ってきました!
大きな収穫もあり、とても勉強になりました!
写真もいくつか(゜∀゜)
そういえば海成と写真撮ってないな〜って思って撮りました 笑青学のみんなとも!! pic.twitter.com/eKVJYYonnF
— 佐藤 祐吾 (@satoyugodesu) July 7, 2015
初めて祐吾さんに出会えた作品だから。そして何より初々しい!
淳くんとしての振る舞いがとても可愛いです。
普段の様子からは想像できない面白い役が好きでした!
兄弟での演じ分け方も好きです。
この役が、佐藤祐吾を知ったきっかけとなった人も多いことだろう。ミュージカル『テニスの王子様』での、木更津 淳・木更津 亮の双子役だ。
まず出てくるのは聖ルドルフ学院の淳。それまで木更津 淳と言えば「クール」「ミステリアス」「何を考えているか底が見えない」イメージだったが、失礼ながら可愛らしい顔立ち、そして相方である柳沢慎也役の尾関 陸からの第一印象は「体格がいい」。
こんな暑い時もアメフトをしてたって考えると過去の自分はもっと強かったんだなと思います
甥っ子にアイスを奪われても、お母さんが買ってきてくれた靴下が絶妙なセンスでも、お母さんにお気に入りのTシャツを着られても、強く生きたいと思います。 pic.twitter.com/7fLU813Onr
— 佐藤 祐吾 (@satoyugodesu) July 21, 2015
アメフト経験者。なるほど、体格が良いはずだ。
2015年8月30日、10月29日のテニミュブログを見てほしい。そこには、軽々と尾関を肩に担ぎあげる、物理的な強さを誇る木更津がいた。
ユニフォーム姿のビジュアルを見ても、半袖、短パンから覗く手足の筋肉が尋常ではなかった。「これは強い」そう確信した瞬間だった。
そして舞台に立ってみれば、ビシッと動きがキマったダンスに目を奪われた。楽しみながら自分を強く鍛え上げた人のダンスだ、そう感じた。
東堂尽八役:舞台『弱虫ペダル』
沢山の事を吸収できて、良い一年でした。
今年も大阪で年越しです。新年も頑張ります。リーと東堂の画像を探していたら、ゆったーと一緒のいっぱい。笑 pic.twitter.com/EevKJK0qGr
— 佐藤 祐吾 (@satoyugodesu) December 31, 2016
私の理想の東堂さんがいらっしゃったから。劇場で驚きました。
ダンスをやっている方だけあって、動きが全然ブレない!
音を立てずに走る東堂さんらしさがすごくよく出ていて、推しの東堂さんをこの方がやってくれてよかった!って思いました。
キャスト変更で驚いていたのですが、佐藤さんのライドも声も素晴らしくて……! 佐藤さんの演じる東堂と巻島との絡みがとても見たかったです。大好きな東堂でした。
キャストの体力消費量、公演中のキツさでは間違いなく最上ランクに位置づけされるであろうペダステ。そこで佐藤は、箱根学園のエースクライマーにして副主将の東堂尽八を演じた。
ペダステは、自転車がその場にあるように見せるため、ハンドルを握って前傾姿勢になり、ひたすら腿上げダッシュをしている。相当キツい舞台であることに間違いない。
しかしここでも、いただいたコメントのとおり、東堂らしい「静かな走り」で、天が3物を与えた人気キャラクターをクールに熱く演じ切っていた。
上鳴電気役:「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage
ヒロステ初日あけました〜!
これほど初日待ち遠しかったことはなかった!早く皆んなに届けたかった!
千秋楽まで、全力で。
プルスウルトラ。
終演後はアホになっとりました。#ヒロステ#僕のヒーローアカデミア pic.twitter.com/J6VvK1pu7Q— 佐藤 祐吾 (@satoyugodesu) April 12, 2019
原作の再現率がすごかったです!
大好きなキャラクターの役で、カッコいい時とアホの時の差が面白かったです(笑)。
上鳴電気役を演じたヒロステでは、激しいダンスや体力を試されるような部分は多くないように感じたが、やはり動きがビシッときまっており、また能力を使った後にアホになってしまったウェイ時とのギャップで、コミカルな演技を見せてくれた。
この舞台に限らずだが、佐藤は歌も非常にうまい。発声の良さはさすがに声優学科卒業者だ。今後、声の仕事も増えてくるのかもしれない。
力強くキレのあるダンス。楽しそうに踊る姿に元気をもらえる!
久しぶりに踊ってきた☺︎
ダンスを、商品としてちゃんと踊れるように頑張っていきたい。 pic.twitter.com/XNsAZOtk8v— 佐藤 祐吾 (@satoyugodesu) January 9, 2018
ダンスを見ていて「かっこいい」と思うことは多いだろう。どうしてあんな動きができるのかと謎に思うことも多い。
佐藤のダンスは、観ていて楽しい気持ちになる。それは、きっと彼自身が踊ることを楽しんでいるからだろう。
ストイックに自分を鍛える姿勢…筋トレの様子に画像チェックの目と手が止まらない
夜分に失礼しやす。
24歳になりました。
自分への誕生日プレゼントは、筋トレグッズです。筋肉あれば大抵の事は解決できるらしいので、どんどんつけていこう。
おやすみなさい! pic.twitter.com/m2h1yZaKQU— 佐藤 祐吾 (@satoyugodesu) August 28, 2018
思わず「ナイスバルク」と声を上げたくなる素晴らしい腹筋をしている。腹筋の他によくSNSやブログで見られるのは、鍛えられた上腕筋だ。
肩の三角筋から上腕への力こぶが非常にたくましい。しかし、役によっては衣装などの問題もあるのだろう、筋トレを制限されることもあるとブログにある。栄養、プロテインなどのこともよく書かれているので、基本的に体を鍛えるのが好きなのだろう。
個人的には、鍛えるだけ鍛えてその成果をぜひとも常に見せてほしい。
子供好き・動物好き? ほんわか穏やかなSNSに涙もろい素顔…!
佐藤のSNSには、幼い甥っ子と戯れる様子や、実家で飼っている動物の写真がよく登場する。小さな子と本気で遊ぶ様子、そして動物に対する愛情に思わずにっこりと笑顔になってしまう。
また、感情が豊かなのだろう。いろいろな舞台で、千秋楽で涙する俳優はとても多いが、佐藤の場合はテニミュ・ルドルフ公演では東京凱旋千秋楽はもちろん、各地方での楽でも(楽でなくても)号泣する姿が印象に残った。
しかしその後、同じ双子の木更津 亮として六角戦で舞台に登場した時は頼もしく成長し、逆にこちらが泣かされてしまった。
佐藤のブログのタイトルは「一以貫之」。「いついかんし(いちいかんし)」と読み、ひとつの思いを曲げずに貫き通すこととされている。
家族を大事にし、動物を愛し、スポーツとダンスを愛し、身体をストイックに鍛える佐藤祐吾。貫き通す強い意志のこもった演技とその姿勢を、これからも追いかけ続けたい。
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