コラム

元気がない時、くじけそうな時に聴きたい「テニミュソング」10選

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歌は頑張りたい時に力をくれる。それが好きなミュージカルの好きな歌ならばなおさらだ。歌詞やメロディに力づけられたり、楽しかった記憶を呼び覚ましてくれたりと、歌による効果は数え出したらキリがない。

2003年から続いているミュージカル『テニスの王子様』の歌詞は、飾り気のないストレートな言葉が心に響く。忙しい時、負けそうな時、どれだけ力づけられたか分からない。

ここでは、筆者が時間的にも精神的にも「……もうダメかもしれない」と、原稿執筆中くじけそうな時に聞いている10曲を紹介する。

歌詞に力づけられる!背中を押したり支えてほしい時のテニミュソング

頑張れ負けるな必ず勝て

とにかく応援されたい時、自分を奮い立たせたい時、あともう少し頑張りたい時、どんな時でも確実に力をもらえる曲だ。

聞くだけではなくコールアンドレスポンスが気持ちいい曲でもあり「青学! 青学!」と叫ぶだけでも心にたまったモヤモヤが発散される。気持ちが落ち込んでしまった時に特におすすめする。

Must Be Strong!

関東立海公演で歌われた「Must Be Strong!」は、強さを持って目の前の物事に対応したい時や、逆境に晒されて進化したい時に聞きたい一曲だ。

特に「Must Be Strong!」から繋がる「NEXT」「Finalist」との三重奏は、本公演はもちろんドリライの映像も、何度聞いても心が震えて力がもらえる。大事な仕事前など、気合を入れたい時にもいい。

Do Your BEST!

全力を出さなければ負けてしまうかもしれない……どんな試練もひょいと乗り越えたい時や、ヤバイほど力を見せたい時はやはりこれしかない。

「Do Your BEST!」は和訳すれば「頑張れ!」だが、この曲全体から受けるメッセージは「お前のベストを何が何でも尽くせ!」という力強いものだ。

ここからが…俺達

本格的に追い詰められてもう後がない、ギリギリ大ピンチで本領発揮したい時に聞きたいのがこの曲だ。

メロディ自体はアップテンポでとても明るい曲なので「もう笑うしかない」というほどの時にもいい。聞いているうちに無敵になれるだろう。

明るいメロディに盛り上がる!気分を乗らせてパワーチャージしたい時のテニミュソング

チャージ・アップ

「チャージ・アップ」は、3rdルドルフ戦での菊丸復活の歌だ。1st・2ndでの「充電完了」の場面に使われており、新曲なのだなと嬉しい半面ほんの少しだけ寂しさもあったが、ラストに、長年続けて見ているファン号泣必至のサプライズ箇所があった。

体力を使い果たした菊丸が大石を信じて体力を回復させ、充電完了したところでハツラツと歌い走り回るこの曲は、何を置いても菊丸役の本田礼生の可愛さが思い出され自然に「頑張ろう!」という気持ちになる。

Jumping up! High touch!

「Jumping up! High touch!」(通称ジャンハイ)は、主に2ndのカーテンコール曲として長く愛された曲だ。おそらくは最もキャストとの直接の触れ合いが楽しめる曲でもある。

たまたま座れた通路席でキャストとハイタッチができた、できなくても間近で手を振ってもらえたあの喜びが、この曲を聞くだけで思い出されて自然と笑顔になる。

On My Way

On My Way」は次に紹介する「F・G・K・S」とともに主に1stのカーテンコールとして思い出深い曲だ。両手をポケットに突っ込みクルリと回るステップは、できそうでいて、しかしいまだに習得できていない。

じんわりとしみる歌詞、広い世界を感じさせるメロディ。振付にまつわる話も含めて文句なしに「テニミュの代表曲のひとつです」と語れる。

この曲は、当時頑張っていたキャストたちのことを思い出させてくれる。自分も頑張らなければいけない、そう気持ちを奮い立たせてくれるのだ。

F・G・K・S

底抜けに明るく、底抜けに楽しい。そして、避けられない「卒業システム」のあるテニミュのカーテンコール曲として考えると、歌詞のひとつひとつが泣けてくる。

歌の最初から最後まで全力で手拍子をし、右手を振り上げてキャストと一緒に声を張り上げ「ファイオン! ゲッオン!」とコールした記憶がありありと思い出されて、自然と元気がわき出てくる。

もうダメかもしれない……ここぞという時に聞きたい、とっておきのテニミュソング

ザ・レギュラー

1stの初代・初回公演、2nd・3rdの不動峰公演と続けて歌われてきている「ザ・レギュラー」は間違いなく「THIS IS PRINCE OF TENNIS 」と同じくテニミュの代名詞的な曲だと言える。

シンプルな言葉で負けたくない気持ちを歌い上げているこの歌は、校内ランキング戦のシメとして使われている。レギュラーに選ばれた喜びよりも、これから始まる他校との試合に向けて「勝ち残るぞ」という気持ちが強く、常に前に進もうとしているキャラたちの想いが伝わってくるのだ。

You got game?

「You got game?」をテニミュソングのひとつとして数えるかどうかは意見が分かれるところだろう。アニメ版のエンディングソングであり、1st当時のキャストkimeru以外では歌われない曲だからだ。

しかし、「You got game?」があったからこそ原作とアニメと舞台、この3つが繋がり今のテニミュがあるのではないか、と主張したい。

不二、そしてリョーマ(不二)の姿で歌うkimeruをはじめとした仲間を思いあう初代キャストたち、制作スタッフ、彼らの頑張りがあって今のテニミュがあるのではないだろうか。

本当に負けそうな時、もうダメだとあきらめそうになった時、ぜひ「You got game?」を聞いてほしい。きっと自分も一人ではない、支えてくれる・待っていてくれる人がいる、と頑張ることができるだろう。

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WRITER

広瀬有希
								広瀬有希
							

金融・印刷業界を経てフリーライターへ。エンタメメディアにて現場取材・執筆の他、日本語・日本文化教育ソフト監修、ゲームシナリオ、ノベライズなどで活動中。感動が伝わる文章を目指して精進の日々を送っています。

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