コラム

メガネを忘れて視界ゼロ、日付の勘違いでチケットがパァ…2.5次元ファンが一度はやらかす「失敗あるある」ベスト5

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どんな趣味でもそうだと思うが、何かを長く続けていると、ヒヤッとするようなハプニングや「まさか」と思うような痛恨のミス(自分の)に出食わすことがある。

2.5次元ファンの皆さんも、ある程度は身に覚えがあるのではないだろうか?

私は、ある。しかも、何度も。

そこで今回は、私がやらかしてしまった2.5次元観劇に関するやや「あるある」な失敗談を5つ共有したい。

誰もが一度は経験していそうな軽いミスから、何年経っても思い出すたびに唇を噛みしめてしまう大失敗まで、ランキング形式でご紹介しよう。

やらかしたからこそ実感できた教訓も含め、皆さんの今後にとってささやかな糧になれば幸いだ。

第5位 ハンカチを忘れた(やらかし度 ★☆☆☆☆)

最もよくやってしまうミスは、バッグの中のハンカチを取り替えようとして、うっかり新しいものを入れ忘れるというものだ。

私は涙もろいので、観劇にはハンカチまたはハンドタオルが欠かせない。

あるとき、大好きなスポーツモノの2.5次元ミュージカルを観に行った。その公演では「推しチームが全国大会に敗退する」という、私にとって節目の展開が待っていた。

もちろん私はちゃんとそれを知っていた。それなのに。

ハンカチもタオルも、ついでにティッシュも持っていない!と気づいたのは、劇場入りして座席につき、開演前のアナウンスが終わったときだった。

幕が開け、案の定何度も号泣した私だったが、幸いにもマスクをしていた。それを使ってなんとかごまかし、休憩中と終演後に早足でトイレに駆け込んだ。

【教訓】

持ちものチェックは徹底すべし。

第4位 トイレをサボった(やらかし度 ★★☆☆☆)

観劇中、「トイレに行きたい」という猛烈な欲求に襲われた経験があなたにはあるだろうか。

多くの経験者に共感してもらえると思うが、「思いきって席を立とうかな? やめとこうかな?」という思考のループでいっぱいになってしまい、お芝居に集中できないというのはよくある話だ。

だから私は開演前だけでなく、休憩時間にも必ずトイレに行くことにしている。だがあるとき、つい面倒でそのマイルールをサボってしまったのだ。

その後の私の状態は、ご想像のとおり。2幕の後半ずっとソワソワしてしまい、全く話に集中できなかった。

【教訓】

面倒でも、トイレにはこまめに行っておくべし。

第3位 メガネを忘れた(やらかし度 ★★★☆☆)

筆者は目が悪い。視力は両眼とも0.1以下で、普段は使い捨てのコンタクトレンズで補正している。

ある日の観劇直前のこと。目にゴミが入ったのか痛くてたまらず、劇場のトイレでコンタクトレンズを外して、捨てた。

そしていざというときのため鞄に入れておいたはずのメガネを探したのだが……、ない。

「どうせ使わないだろうし、荷物がかさばるからいいや」と思い、家に置いてきてしまったのだ。(そんな日に限って!)

楽しみにしていたせっかくの舞台を、私は色合い以外ほぼ何も識別できないぼやけた視力で観ることになった。

【教訓】

いざというとき無いと困るアイテムは、鞄に入れるべし。

第2位 当選チケットの入金を忘れた(やらかし度 ★★★★★)

ここからは思い出の苦味が一気に増す。「もう二度としないぞ」という強い自戒を込めつつ共有していきたい。

2.5次元舞台・ミュージカルは、ここ数年ますます注目を浴びている。ファンの数もどんどん増え、有名作品のチケットは入手困難なことも多い。

そのとき私が手に入れたのも、人気シリーズのいわゆるプレミアムチケットだった。

プレイガイドの先行抽選で1枚だけ当選したチケット。たった1回分だけ握りしめた観に行くチャンス。

そのチケットのコンビニ支払い締切日、私は当日の朝まで確かに「チケット代の支払いをするぞ!」と思っていた。

ところが仕事で一日バタバタしているうちに、いつのまにかすぽーんと忘れてしまったのだ。

チケット代の支払いは、その日の23:59まで。入金が1分でも遅れれば、チケットの当選はなかったことになる。

翌朝目が覚めたときにハッと思い出したが、後の祭り。気づいた瞬間の衝撃が、数年経った今でも忘れられない。

【教訓】

チケット代のコンビニ入金は、できれば即日済ませるべし。

できないときは入金日を決めて、スケジュール帳やスマホのアプリにしっかり記入しておこう。

第1位 観劇の日付を間違えた(やらかし度 ★★★★★★★)

観劇にまつわるミスで、「やっちゃった!」という衝撃が最も大きかったのが、これだ。

11月のとある祝日、午後3時。私は北関東の某巨大ショッピングモールにいた。

服屋や本屋をぶらぶらしながら、久々に何の予定もない休日をのんびり楽しんでいた……はずだった。

きっかけが何だったのかは思い出せないが、何かの理由でスケジュール帳をひらいた。すると、今日のページに1枚のチケットが挟まっていた。

そう、「今日の公演のチケット」が。

開演時間はすでに過ぎていた。会場まではどんなに急いでも2時間以上かかる。最早できることは何もなかった。

楽しみにしていた舞台を観られなかったことはもちろん、劇場に空席を作ってしまったことも情けなく……思い出すと未だに胃の辺りがキュウッとなる。

一人観劇の予定だったので同行者に迷惑をかける事態を避けられたことは、不幸中の幸いかもしれない。

【教訓】

チケットの日付は正確にこまめに確認すべし。

二度とやらかしたくない!そんなときこそ「あの言葉」

「まさか自分が」と思うようなミスも、ときには現実になる(……いやまあ私が平均以上にうっかりしているのでは、と言われればぐうの音も出ないわけだが)。

改めて振り返ってみた今強く感じているのは、何年も後悔が尾を引く「やっちゃった!」をやらかさないためには、やはり要所要所で気を引き締めておくのが一番なのではないか、ということだ。

ここで尊敬する「テニスの王子様」の青春学園・手塚国光部長の言葉を引用し、観劇ライフの大いなる戒めとしたい。

【教訓】

油断せずに行こう。

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WRITER

豊島 オリカ
 
								豊島 オリカ
							

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

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