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前川優希×谷佳樹×黒崎真音×花奈澪が語る、音楽劇『ジェイド・バイン』特別インタビュー

1117日(木)、東京 北千住・シアター1010にて音楽劇「ジェイド・バイン」が開幕する。本作は、アニソンシンガーとして活躍中の黒崎真音が原案、花奈 澪が脚本を担当するオリジナル音楽劇。アンドロイドが実用化され、人々の暮らしに受け入れられている世界を舞台に、機械の生きがいと人間の心の強さを問いかけるストーリーだ。

2.5ジゲン!!では、本作主人公・ジェイド・バイン役の前川優希、ウィリアム・ハリソン役の谷佳樹、原案・音楽監修とリリー・ハリソン役の黒崎真音、脚本とダリア・ローダンテ役の花奈 澪に座談会形式インタビューを実施。

本作が生まれたきっかけから、クリエイティブな現場の雰囲気、制作2人から見た男性キャスト2人の印象、大切にしている目に見えないものなどについて語ってもらった。

黒崎真音「この感情を形にしないと」

――まず、作品が生まれたきっかけからお聞きします。どのような思いから本作の構想が浮かんだのでしょうか?

黒崎真音(リリー・ハリソン役/原案/音楽監修):もともと「原作者になりたい」という思いがあって、少しずつプロットを書き溜めていたんです。でも、1人でそれを形にするのは難しくて。そんな中、去年9月に入院する機会があって、体が治ると同時に「この感情を形にしないと」と思ったんです。

そのような状況や感情でも歌にしたり形にしたくなってしまうことに対して嫌悪感を覚える瞬間もあるのですが、その時は「今だ!」と前向きな気持ちで取り組むことができました。

特に去年はいろいろなことがあって、音楽だけでは伝えたいことが伝えきれなくなってしまっています。この強い思いを物語として作り上げて、たくさんの人に伝えたいと思っています。

――脚本は、本作でダリア・ローダンテ役として出演もされる花奈 澪さんが書かれています。花奈さんに脚本を依頼した理由をお聞かせください。

黒崎20178月に、なみおちゃん(※花奈のこと)が構成・脚本・演出をした『空想ペルクライム/Les Nankayaru』という舞台があったんです。ストーリー自体は暗めのものだったのですが(笑)、最後に残るのはキラキラした青春があってハッピーな空間ができあがっていて、「この人すごいな」と心の底から感じました。その時からずっと、一緒に何かをやりたいと思っていて。

私はアイデアがいくつも閃くタイプではあるのですが、それを具現化するには順序立てて文章化していかなければいけませんし、舞台にするなら専門的な知識や経験も必要です。

それで今回、頭に閃いたアイデアを形にするために、なみおちゃんの力を借りることになりました。本作にとって本当に幸運だったのは、まずは花奈 澪という人がいてくれたことです。他にもさまざまなご縁や幸運が重なって、今ここまで来られているのだと改めて感じます。

谷佳樹「まるで宝箱のようなストーリー」

――花奈さんは、脚本を書く上で苦労したことは何ですか?

花奈 澪(ダリア・ローダンテ役/脚本/ディレクション):苦労という苦労はあまり感じなかったように思います。世界観やものごとに対して、すべて噛み砕いて納得した上でないと書けないので、その作業に時間がかかったことが大変だったかなと。5万字ほどあった初稿を35千字ほどにまで削ってブラッシュアップしたのですが、それも苦ではなかったです。自分で作ったものを自分で壊すのは、何ともぜいたくなことだなと感じていました。

あえて言うならジェイドのセリフを書いているときに、頭の中でジェイドが前川くんとして激しいツッコミを入れてきて困ったことですね!(笑)。彼はツッコミ気質なので。

一同:(笑)

――皆さん、脚本を読んでどのような感想を持ちましたか?

黒崎:びっくりしました。あらすじの行間にある感情や言葉のやりとりも書かれていたんです。私でさえも想像していなかった部分を膨らませてくれているので、登場人物たちの輪郭がはっきり見えるように思えました。

なみおちゃんには、私の考えていることそれこそ本作のキャッチコピーにある目に見えないものが見えているのかな? と。

前川優希(ジェイド・バイン役):セリフのひとつひとつやストーリーの一部分からも、伝えたいことや書きたいことがしっかりと伝わってきました。黒崎さんが伝えたいことを花奈さんが受け止めて、それをちゃんと理解した上で書いているんですよね。

アンドロイドに生き様という言葉を使うのも不思議な気持ちなのですが、それぞれの生き様や人生が見えてきて、その先どうやって生きていくのかも見えるように感じました。

谷佳樹(ウィリアム・ハリソン役):脚本を読んで「活躍しないキャラがいない」と感じました。みんなキラキラしていて、まるで宝箱のようなストーリーなんです。読んですぐに感想を連絡しました(笑)。早くみんなで作品を組み立てて、クリエイティブのセッションを楽しみたいとわくわくしています。

花奈 澪「各セクションが200%の力で」

――ビジュアルが公開されましたね。撮影現場の雰囲気や、衣装・メイクなどのご感想はいかがですか?

前川:原案である黒崎さんをはじめ、この作品に関わる全ての方の意気込みを、すでに強く感じています。衣装合わせの段階から、作品の世界観に合わせるだけではなく「前川くんに合った衣装を」と、強いこだわりを持ってくださっているんです。採寸から型紙取りまで。初体験でした。

キービジュアルの撮影でもとても熱意を感じたので、これから稽古を経て、さらに熱量が高まっていくのだろうなと楽しみで仕方がないです。きっと素晴らしい作品になりますね。

黒崎:本作では、原案の他にキャラクターのデザインと衣装デザインもさせていただいています。はじめに形にしたのはジェイドの衣装です。自分がデザインしたものが形となり、目の前に現れるまでを間近で見守れたのは感動的な体験でした。

型紙作り、生地選びどれも、身体がより綺麗に見えるようにこだわりを持って細かく何度も何度も丁寧におこなってくださって。撮影では、ウィッグがついて、瞳にも翡翠の色が入って。今もその感動はずっと続いています。

:スタッフチームの皆さんの熱量がすさまじく、この作品のために集まるべくして集まった方々だと感じています。絶対に成功させよう! という気持ちが伝わってくるんです。その思いに応えるには、今の自分が持っているもの以上のものを出さなければいけません。挑戦を重ねて一つ上の段階に上がる自分にとって変革期となる作品になりそうです。

脚本を読んだり衣装合わせをしていても、本作は、作品のために何でも言い合える環境が整っていると感じます。ひとつの作品を作り上げるためには、中途半端なことをしたり、なあなあになって意見を曲げてしまってはいけないと思っているんです。1年のうちに立てる舞台の数や、命にも時間にも限りがあります。時間という物理的に失われていくものを削りながら作品を生み出しているのだから、舞台に立つ以上は意味のないものにしたくありません。

作品は、命の代償とも言えるものですから。そして、作品がさらによくなるために自分は何ができるのか、どういう意味を持った存在なのかを考えていくべきだと思うんです。本当に、早く稽古に入りたいですね!(笑)

花奈:谷くんが言うように、この作品を作り上げるために、強力なチームを集めたかったんです。例えば衣装はマッシュトラントの早瀬昭二さん(原作付き舞台衣装、アーティスト衣装、アイドル衣装制作などで活躍中)のチームにお願いしています。いわゆる漫画やアニメなどの原作という縛りが無いオリジナル作品なので、前川くんや谷くんに似合うのはこうだよね、と変更や調整ができるのも強みですね。

演出は数々の大作を手掛ける伊勢直弘さん。2次元の世界を再現する2.5次元舞台制作クリエイターの力は、日本が誇るべきものです。その方々と力を合わせて、原作の無いオリジナルの舞台を作ったらどれだけパワーのあるすごいものができるのか? と以前から考えていました。

また普通の舞台と違う大きな見どころとして音楽を、日本のJ-POPやアニソン界を先駆する多数のクリエイターの皆様が11曲作ってくれています。すでに各セクションの皆さんが、200%の力で動いてくださっています。

黒崎:本作において私は、原案と音楽監修、その他デザインなどを担当していますが、プロデューサーという立場ではありません。この作品に関わっている全ての人が、登場人物それぞれや各セクションの責任者であり、プロデューサーだという意識を持っています。その皆さんの力を合わせて音楽劇『ジェイド・バイン』を作り上げたいと思っています。

前川:責任が大きい! 緊張します!(笑)

前川優希「あの経験が今の自分を作っている」

――本作では、普段は歌を歌っている黒崎さんが原案などを担当し、お芝居をしている花奈さんが脚本を書いています。前川さんも谷さんも、クリエイターとして作品を作ることもこの数年で経験されていますね。

前川:僕は、DVD制作にあたって映像監督と脚本を書かせていただきました。楽しい! わくわくする! だけではできなくて、天候やロケーションなどさまざまな事情で、思っていたものと違う方向に進むことも多かったです。

でも、その想定外の出来事がよい方向に転がったり、壁に当たった時に「よし、じゃあどうしようか」と考えを巡らせるそういうことが楽しかったように思います。すべてが順当に進んでいたとしたらきっと大切な思い出にはならなかったでしょうし、あの経験が今の自分を作っていると言えます。

:僕は絵本を制作したのですが、描いていて腰が痛くなったり、クレヨンで手がものすごく汚れたり(笑)。制作中はものすごく大変だったのですが、最後までやり遂げれば自分の周りの世界が何か変わるだろう、という思いがありました。

本を手に取って下さる方に喜んでもらいたかったですし、ここで投げ出したら立ち止まってしまうとも思い、それをモチベーションとして最後まで頑張れました。想像を具現化するクリエイターの方々を、実感を持って心から尊敬するきっかけになった経験でした。

***

「役が前川くんを引き寄せた」「絶対に成功させたい」

――YouTubeに上がっている告知動画は、断片的なセリフの集まりで作られていて謎と興味をそそりますね。

黒崎:あえて謎を残して作っています。どういう作品なんだろう? と期待を高めていただきたい気持ちもありますし、舞台を観てセリフと内容の答え合わせをしたり、観劇後に改めてPVを見て舞台の追体験を楽しんでいただきたい、という願いも込めています。観劇の日だけではなく、前後も音楽劇『ジェイド・バイン』を体験していただけたらと思っています。

――ボイス収録の時は、お芝居について細かい希望やディレクションを出されたりはしたのでしょうか?

黒崎:原案はありますが、それぞれの人物のメイキングは皆さんにお任せしています。それぞれが、それぞれの人物のプロデューサーなので!

花奈:黒崎の言う通りディレクションは全然。どのキャラも何の違和感もなく脳内にあったイラストと文字が立体化した感覚でした。稽古が始まる半年も前なのに、ボイス収録があることで皆の中に既にキャラクターがいるってすごく面白いなあと。

前川:演技指導での指示や厳しいディレクションはなかったのですが、シチュエーションや喋り方の差分での「こういうのが欲しい!」というお願いはありました。やりやすかったですし、役者としてとてもやりがいを感じました。

役者は、与えられた台詞を言って動くだけではなく、もっとその人物について深く考えたり、さまざまなことを自己協議した上でお客さまに届けなければなりません。本作はその作業のしがいがある作品です。早くディスカッションしたい!

:僕は、いただいた脚本から得た解釈を持って収録に臨みました。ずっと感性が刺激されている感覚があって、圧倒される現場だったのを覚えています。僕が現場に持っていったお芝居と求められているものがぴったりハマったようで、安心しました。

黒崎:谷さんは、ご自分から何度も「もう一度ここを録りたい!」とやり直しを申し出られたんです。真剣に向き合ってくださる熱意が嬉しかったですし、素晴らしいメンバーが集まっているのだと改めて感動しました。

――制作のお2人から、なぜ前川さんと谷さんをキャスティングしたのかお聞かせいただけますか?

花奈:前川くんは、舞台の開演前などにSNSでとてもいいことを書くんですよ。言葉と気持ちをとても大事にする人だと感じています。多くの人は、例え心の中ですてきなことを思っていても、それを表にはなかなか出せません。だから、彼ならこの役を大事にしてくれると思ったんです。

それから、私はアンドロイドはエゴのないある種無邪気なものだと思っていて、彼もまた無邪気なところがあるのでその点でも合っているのではないかと。ゲームで負けるとすぐに機嫌が悪くなったり(笑)。そういう子どもっぽさも、無邪気さと共通すると思っています。

前川:いや、そんなことない!(笑)

花奈:人と仲良くなるのがとても早い人ではあるのですが、最終的な自分だけの壁はある人だと感じていて。本作でなにかその壁を取っ払えたらいいですね。

黒崎:私も壁があるタイプなので

:みんなで両側から壁を割りに行きましょう(笑)

黒崎:はっきりとした理由や決め手というものはなく、ジェイドは前川くんに演じてもらう運命だったのだと感じています。キービジュアルの撮影の時にとても印象的なことがあったんです。

ジェイドや私の演じるリリーについて、それぞれの衣装などについて少しお話をさせていただきました。ジェイドの袖の片方がぼろぼろになっているのは、去年怪我をした私自身の再現なんです、とお伝えしたら「そうだったんですね」「早くこの役に向き合いたいです」とその部分を何度も触って口にしてくださって。役が前川くんを引き寄せたんだな、と思いました。

花奈:谷くんに対しては、多くを語ることのないほどに絶対の信頼感を持っています。舞台に立てば目が離せなくなってしまう存在です。

黒崎:出演されている舞台を何度か拝見して、演じている感のない自然さや空間を支配する力に圧倒されました。いつか一緒に何かを作り上げたいと思ったのですが、私はアニメソングの世界にいるのでなかなか接点が無くて

でもこの企画を立ち上げるにあたって、ようやくご一緒できることになりました。作品に対しても、先ほど思いを語ってくださったように、熱くてしっかりした考えをお持ちの方なんです。

花奈:そう、谷くんはこの企画の立ち上げ時のメンバーでもあるんだよね。

:うん。コロナ禍が本格化してきた2020年に「待っているだけではなく積極的に発信しなければ」と何人かで話し合ったことがあるんです。エンタメを終わらせたくない、って。その頃に夢見た自分たちでエンタメを作ること、それが今こうして本当に実現した。絶対に成功させたいです。

***

「心と感情の持つ強さと脆さについて考えるきっかけになれたら」

――冒頭でお聞きした、本作が生まれた時のことをもう少し深く伺います。先ほど前川さんからもアンドロイドの生き様というお話が出ましたが、本作の題材としてなぜアンドロイドが選ばれたのでしょうか?

黒崎:この作品は、私の精神世界から始まっています。昨年怪我をして自分の姿を見た時に、旧式のアンドロイドのようだと感じたんです。歌詞を書いて歌い、ファンの皆さんとかけあいをする、そしてまた歌詞を書く。それがルーティンになってしまっている、まるでロボットじゃないか、と。そして、自分はここから何ができるだろう? と考えました。

プログラムによって動いているアンドロイドと、自分の意志と感情を持っている人間。どちらが強いのだろうか? 心とは何だろう? というのが、この作品が持っている問いかけのひとつです。

人間は、心と感情を持っているから素晴らしい一方で、感情が左右されて壊れてしまったりするなど、脆(もろ)くて生きづらい面もあります。ならば、自分の意志という感情を持っていないアンドロイドの方が本当は強いのではないか? と。

この作品を通して 伝えたいことはたくさんありますが、まずは、ジェイドが何を残してどう生きていくかを観て、心と感情の持つ強さと脆さについて考えるきっかけになれたら嬉しく思います。

その目に見えぬものを謳歌せよ

――最後の質問になります。本作のキャッチコピーに「その目に見えぬものを謳歌せよ」とあります。ご自身にとって、今大切にしている目に見えないものは何ですか?

黒崎:未来や想像の世界です。今はないけれどもこうだったらいいのにと思っていることはたくさんありますし、ファンタジーの世界も目には見えません。でも、想像しているそれらを誰かが形にすることで、アニメやゲームであれば多くの方が楽しんだり、実用化されれば便利に使われたりしています。本作にも、こういう世界が見たかった! と思えるものをぎゅっと詰め込んでいます。

:時間の幸福度かな、と思います。僕たちであれば、お芝居を観に来てくださった方々に何かを届けたい、受け取ってもらいたいと願っています。でも、それらは目には見えません。自分が生きている間に何ができるのか、何を届けられるのかを、これからの人生でもこの作品でも探していきたいと思っています。

花奈:たまに「自分は何のためにやっているのだろう」と立ち止まってしまうことがあります。でもそうなった時に考えるのは、お客さまや参加してくれている人たちの心です。心は目に見えませんが、この作品を観てよかった、参加してよかったと思ってほしいと願っています。心を作ると言うと語弊があるかもしれませんが、私はこの作品でも、そうした心を作っていきたいです。

前川:人との繋がりです。ひょっとしたらそれは、目に見えないどころか実感すらないかもしれないのですが。例えば本作であれば、かつて花奈さんと共演していなければジェイドは他の方が演じることになっていたかもしれません。そういった繋がりがあったからこそ、これまでや今の僕が作られています。

11の繋がりはもちろん、カンパニーの皆さんとの繋がり、観劇に来てくださった客席の皆さまとの繋がり、応援してくださるファンの皆さまとの繋がり人との繋がりと呼べるものすべてを大切にして生きていきたいと思っています。

取材・文:広瀬有希/撮影:梁瀬玉実/編集:五月女菜穂

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舞台「アオアシ」ゲネプロレポート、サッカーユース生の苦悩と絆を描く青春ドラマに

舞台「アオアシ」が5月18日(水)、東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロで開幕した。2.5ゲジン!!では、初演に先駆け行われたゲネプロの様子をレポートする。

本作は、サッカーJリーグのユースチームを舞台に奮闘する高校生たちの姿を描いた小林有吾による漫画「アオアシ」の舞台化作品。2019年に初演が行われ、今回は再演となる。

愛媛に暮らす中学3年生、青井葦人(アシト/演:あおい)。粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、真っすぐ過ぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに。

そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(演:藤原祐規)が現れる。アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧める。


「東京シティ・エスペリオン」ユースチームを舞台に、選手たちのドラマを描く同作品。驚異的な視野の広さを持つがサッカーの知識がなく、メンバーとの連携が取れないアシト。クラブメンバーや、ヒロインの一条花(演:白沢かなえ/22/7)との出会い、日々の練習の中で自分に足りないものを自覚しはじめる。強豪クラブならではの苦悩や選手同士の絆が生き生きと表現された。



公演は5月22日(日)まで東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロで行われる。また、5月19日(木)・20日(金)の公演終了後にアフタートークイベントが実施予定。5月22日(日)12:00公演と16:00公演はカンフェティストリーミングシアターでライブ配信される。


青井葦人 役:あおい(MeseMoa.)コメント

まずは無事開演できて本当にうれしいです! ありがとうございます! 今回は僕にとってかなり挑戦だったので稽古に入る前からかなり緊張していましたが、仲良く稽古を終えられて本当に良かったです! みんなのおかげです! あとは最後まで怪我なく仲良く走り切れたらなって思います! 見どころとしましては初演の時とサッカーシーン含め色んなところが少しずつ変わっているので全部ですね! たくさん見てほしいのでたくさん頑張ります! よろしくお願いします!!


冨樫慶司 役:永田薫(MAG!C☆PRINCE) コメント

僕自身舞台の経験が浅く、演出家の鄭(光誠)さんはじめ、先輩方に色々アドバイスをいただきながらお稽古に挑みました。この期間とにかく冨樫慶司のことを考え、向き合ってきました。お稽古を積み重ね、素晴らしい舞台だと確信しています! その成果を舞台上で思いっきり演じます!! 「アオアシ」の物語、疾走感を感じていただけたら嬉しいです!! 千秋楽まで全力で駆け抜けますのでよろしくお願いします!!


竹島龍一 役:志村玲於(SUPER★DRAGON)コメント

稽古場でやれることはやってきたので、あとは自分たちが如何にその世界で生きて、青井葦人たちの想い、葛藤をリアルで伝えます! 毎公演一瞬の隙も見せません。表情や目線などにも注目して観ていただけると嬉しいです。


月島亜希 役:谷佳樹 コメント

初演で橘を演じさせていただき、今回は月島を演じさせていただきます。選手からコーチへ立ち位置を変え景色がガラッと変わりました。コートを走る選手達の熱量を一番近くで感じながら、時より、あの時の自分たちの姿を重ね合わせてしまいます。初演と同様にみんながキラキラしてギラギラしています。どこを切り取っても青春の一ページ。武蔵野戦での試合は何度も鳥肌が出て涙が出そうになりました。作品に向ける熱量が皆さまに伝播していく瞬間を共に感じられたらと思います。


一条花 役:白沢かなえ(22/7) コメント

一条花ちゃんは明るく天真爛漫な性格なので、普段の私とは性格が離れていて役作りが大変でした。稽古を重ねる中でぶつかる壁もありましたが、そのたびに葦人や花ちゃんから勇気をもらい、頑張ることができました。私が貰ったそのパワーを観にきていただける皆さんにも伝えていけたらと思います。大人気漫画であり、アニメも始まったタイミングでの舞台「アオアシ」再演ということで、プレッシャーもありますが、めいっぱい楽しみます。


海堂杏里 役:秋本帆華(TEAM SHACHI) コメント

初演に引き続き、大好きな作品に大好きな杏里ちゃんとしてまた出演させていただけること、とても嬉しく思います。ほわほわしているようで、サッカーに対しては、とても熱い想いを持っている杏里ちゃん。今回はそこにプラスしてかわいらしい一面もお見せしちゃいます♪ 心に響くセリフがたくさんあるのもアオアシの魅力の一つです。原作やサッカーについて詳しく知らなくても、誰もが楽しむことができる作品になっています。精一杯頑張りますのでよろしくお願いします!


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「信長の野望・大志 夢幻 ~本能寺の変~」のメインビジュアルが公開

熱狂的なファンを創り続けている舞台「信長の野望・大志」シリーズ待望の第三弾「信長の野望・大志 夢幻 ~本能寺の変~」から全キャスト、メインビジュアルが公開された。

2018年に上演された春の陣<SIDE織田・SIDE浅井>、 冬の陣<SIDE織田、 徳川・SIDE武田、 上杉>を経て、 ついに本能寺の変が上演となる。<SIDE織田><SIDE明智>のWサイドストーリーで語られる新しい戦国エンターテインメントが上演される。

チケットの先行販売日は2月1日、チケット一般発売日は3月23日からスタート。2019年5月18日に埼玉・戸田市文化会館、21日から26日まで東京・シアター1010にて公演が開催される。

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田中れいな主演ミュージカル「悪ノ娘」の第2弾上演が決定 新キャストは星波・谷佳樹・友常勇気

ミュージカル『悪ノ娘』(原作:悪ノ P(mothy)演出・脚本:トクナガヒデカツ)が、2019年4月6日(土)~14日(日)まで全15ステージ、あうるすぽっとにて上演する事が決定した。

今回は一部キャストの発表と最速先行販売の発表がされた。今作は2017年のミュージカル初演では描かれなかったシーンや楽曲の追加が決定しており、上演時間も130分(予定)と発表され、前作よりパワーアップし見ごたえのある作品である事が伺える。

リリアンヌ役には前作に続き田中れいなが続投、それ以外は全て新キャストとなる。

アレン役にはイケメン女子グループ ザ・フーパーズの星波が決定。男性を演じる。カイル役には殺陣に定評のある谷佳樹。レオンハルト役には数々の舞台に出演し芝居に定評のある友常勇気が決定している。

悪ノ娘とは
原作はボカロと言われる、ボーカルに音声合成を用いてインターネット上で発表された楽曲で、
動画サイトにて 270 万の再生数を記録する人気となった作品。
ボカロで人気のキャラクター(鏡音リン、鏡音レン、初音ミクなど)をモチーフとしたキャラクターが登場する。
作品は漫画や小説にもなっている。

今作品のストーリーとしては、楽曲で発表されている「悪ノ娘」、「悪ノ召使」、「リグレットメッセージ」、「白ノ娘」からの話をまと
めた作品となっている。

最速先行チケットは 12 月 25 日より抽選予約受付開始!!
前作の「悪ノ娘」ダイジェスト映像は動画サイトより
https://www.youtube.com/watch?v=3qBxqLK8_TM
主催 amipro サイトより DVD 販売中!!

ストーリー
王国を治める王女「リリアンヌ」
贅沢の限りを尽くし、国民に重税を課す彼女の「悪政」に民衆は苦しめられていた。
やがて彼女の幼き嫉妬心が隣国を滅ぼすに至り、ついに民衆は武器を手に王宮を取り囲む!

王女の傍らにいつもいた召使いの「アレン」その時、彼が取った恐るべき行動とは!?

「いったいどれほど尽くせば、貴方に振り向いてもらえるのだろう?」
滅びゆく王国と運命に翻弄された姉弟の「絆」の物語。

出演者コメント

田中れいな/リリアンヌ役

『悪ノ娘』再演ということで、すごく嬉しいし楽しみです! キャストが新しくなると雰囲気も変わると思うので、 前回とは違ったリリアンヌをお見せ出来るように精一杯頑張ります!! 「さぁ跪きなさい」このセリフが言えるの楽しみです(笑)

星波/アレン役

皆様、初めまして。アレン役を演じさせて頂く星波です。出演が決まった時、嬉しくて嬉しくて、それからの毎日ワクワクが止まりません。初めてのミュージカル、そして男の子役、精一杯演じさせて頂きます。

谷佳樹/カイル役

この度、悪ノ娘 カイル役で出演させて頂きます、谷佳樹です。全力でカイルと共に作品にぶつかりたいと思います!魂を込めて生きますので応援よろしくお願いします。

友常勇気/レオンハルト役

悪ノ娘に出演させて頂きます、レオンハルト役友常勇気です!今回再演ですが、自分自身は初参加。そして、久々のミュージカルなので、今から楽しみにしております。新たな悪ノ娘を何卒よろしくお願いします!

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19年2月上演「文豪とアルケミスト」 深澤大河が演じる中原中也のビジュアルが解禁

2019年2月21日(木)に初日を迎える舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」、これまで解禁されている太宰治(平野良)、志賀直哉(谷佳樹)、芥川龍之介(久保田秀敏)、坂口安吾(小坂涼太郎)のビジュアルに続き、深澤大河が演じる中原中也のビジュアルが解禁になった。

「文豪とアルケミスト」とは、DMM GAMESより配信中の、プレイヤーが特務司書となり再び転生した文豪たちと共に、文学を侵蝕する者たちと戦い、文学の存在を守る任務につく、という文豪転生シミュレーションゲーム。

解禁されたビジュアルでは、深澤大河が演じる中原中也の、原作イラストにもある戦闘シーンのポーズを再現。中原中也は酒好きで口が悪いゆえに平野良演じる太宰治からは怖がられているものの、一方小坂涼太郎が演じる坂口安吾とは飲み仲間でもある。その粗暴な印象とは裏腹に、詩を吟ずると見事な感性を感じさせる独特な役柄だ。

公演チケットは、好評につき東京・京都の10公演の先行販売分が完売。11月30日(金)19:00~12月9日(日)まで、以下公演を対象に最終先行を受け付けている。

【最終先行対象】
■東京
2月22日(金)、2月25日(月)、2月26日(火)、2月27日(水)
※2月27日(水)は夜公演のみ

■京都
3月9日(土)
※3月9日(土)は昼公演のみ

あらすじ
文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。
親友たちとの再会、そして前世ではありえなかった出会いに喜ぶのもつかの間、
太宰のあこがれの人、芥川龍之介の作品が侵蝕される。
芥川先生の作品は俺が守る!と意気込み、仲間を引き連れ潜書する太宰だったが――――。