「フラガール-dance for smile-」
あらすじ
昭和40年、福島県いわき市、かつて炭鉱の町として栄えた⽯炭の町も、⽯油という新しい燃料の台頭によって斜陽産業と化していた。⼈員削減のため毎⽉リストラが発表され、何千⼈もの労働者のクビがきられていく。そんな状況の中で、町おこしの新事業として常磐ハワイアンセンター建設の話が持ち上がる。常磐の地の温泉を利⽤して、ハワイの雰囲気を持ったリゾート施設を作ろうというのだ。そしてハワイアンダンスのショーで盛り上げたいという計画だ。もちろん労働者たちは反対の声をあげた。「なにがハワイだ!」。この町に⽣まれ育った早苗(演・太⽥夢莉)は、毎⽇泥まみれの⽣活から抜け出すチャンスではないかと考えて友達の紀美⼦(演・潮紗理菜=⽇向坂46=)を誘ってダンサー募集に応募することを決意する。しかし、和美(演・兒⽟遥)を中⼼に集まった⼥の⼦達は「裸躍りさせるつもりか?」と、ほとんどの者が消えてゆき、残ったのは、紀美⼦と早苗の数⼈だけ、本当にフラダンスのチームなど作れるのか不安になる。そんな⽥舎町にハワイアンセンターの企画部⻑は元SKD のダンサー平⼭まどか(演・⽮島舞美)を連れてくる。紀美⼦たちは、サングラスをかけ⽥舎者を下に⾒るまどかに、最初は不信感を持つが、その卓越したダンスの技術とその魅⼒に、やがて引き込まれていく。炭鉱の組合員の反対運動が激しくなる中で、紀美⼦は炭鉱で働く⺟親千代(演・有森也実)に反対されながらも、家を出てフラガールになることを決意する。「復興は少⼥たちの笑顔が作る!」。そんなフラガールたちの奮闘を描いた物語である。
公演情報
タイトル
「フラガール-dance for smile-」公演期間・劇場
2022年5月14日(土)~5月23日(月)東京・新国立劇場中劇場
出演
潮紗理菜(⽇向坂46)、⽮島舞美、太田夢莉、兒玉遥、大串有希、朝倉ふゆな、竹内詩乃、鈴木くるみ(AKB48)、道枝 咲(AKB48)、岡田帆乃佳(劇団4ドル50セント)、本西彩希帆(劇団4ドル50セント)、立野沙紀(劇団4ドル50セント)、尾崎明日香、Mirii、高橋龍輝、武田義晴、吉田智則、工藤潤矢、山田良明、久保田創、濱田和馬、大石敦士、近藤雄介、久道成光(劇団4ドル50セント)、有森也実作
羽原大介、李相日総合演出
河毛俊作構成演出
岡村俊一公式HP
http://www.rup.co.jp/