「フラガール – dance for smile – 」
あらすじ
昭和 40 年、福島県いわき市、かつて炭鉱の町として栄えた石炭の町も、石油という新しい 燃料の台頭によって斜陽産業と化していた。
人員削減のため毎月リストラが発表され、何千人もの労働者のクビがきられていく。そんな 状況の中で、町おこしの新事業として常磐ハワイアンセンター建設の話が持ち上がる。常磐の地の温泉を利用して、ハワイの雰囲気を持ったリゾート施設を作ろうというのだ。そしてハワイアンダンスのショーで盛り上げたいという計画だ。もちろん労働者たちは反対の声をあげた。「なにがハワイだ!」
この町に生まれ育った早苗(山内瑞葵)は、毎日泥まみれの生活から抜け出すチャンスではないかと考えて友達の紀美子(樋口日奈)を誘ってダンサー募集に応募することを決意す る。しかし、集まった女の子達は「裸躍りさせるつもりか?」と、ほとんどの者が消えてゆ き、残ったのは、紀美子と早苗の数人だけ、本当にフラダンスのチームなど作れるのか不安 になる。
そんな田舎町にハワイアンセンターの企画部長は元SKDのダンサー・平山まどか(矢島舞美)を連れてくる。紀美子たちは、サングラスをかけ田舎者を下に見るまどかに、最初は不信感を持つが、その卓越したダンスの技術とその魅力に、やがて引き込まれていく。炭鉱の組合員の反対運動が激しくなる中で、紀美子は炭鉱で働く母親・千代(有森也実)に反対されながらも、家を出てフラガールになることを決意する。
「復興は少女たちの笑顔が作る!」
そんなフラガールたちの奮闘を描いた物語である。
公演情報
タイトル
「フラガール - dance for smile - 」作
羽原大介、李相日総合演出
河毛俊作構成演出
岡村俊一出演
樋口日奈(乃木坂46)、矢島舞美、山内瑞葵(AKB48)、安田愛里(ラストアイドル)/有森也実 ほか会場・日程
東京・Bunkamura シアターコクーン2021年4月3日(土)〜4月12日(月)
公式HP
http://www.rup.co.jp/協力
ジェイ・シネカノン制作
アール・ユー・ピー主催
舞台「フラガール」製作委員会