2.5次元ダンスライブ「S.Q.S」奥井翼役や舞台『アンフェアな月』第2弾～刑事 雪平夏見シリーズ～『殺してもいい命』神雅臣役などで活躍、さらに利家役で出演したTVドラマ「信長未満 -転生光秀が倒せない-」の舞台版への出演を控える瀬戸啓太さん。
昨年12月16日に28歳の誕生日を迎えた瀬戸さんは、誕生日当日にはファンとともに目標だったSNSのトレンド入りを果たし、幸先の良い28歳のスタートを切りました。
この記事では、1月21日（土）に開催された「瀬戸啓太 28th BIRTHDAY EVENT」第2部、Monkey Works Vol.09『憧れのサンパチマイク』で共演した坂井翔さんをゲストに迎えたイベントの様子をお届けします。
グッズビジュアルをふんだんに使ったOPムービー後、MCを務める星野卓也さんの呼び込みで登場した瀬戸さん。1部から衣装チェンジし、2部では薄いブルーの爽やかなスーツ姿で登場です。すかさず星野さんがスタイルのよさを絶賛すると、「僕なんでも着こなしちゃうんで」と答える瀬戸さんの様子はまるでいたずらっ子のようでした。
開始から5分もたたず、最初のコーナー「スペシャルゲストトーク」がスタート。早速、2部のゲストである坂井翔さんが登場します。自己紹介もそこそこに「5分のフリートークをどうぞ！」とほぼ丸投げ状態でステージに残されたお2人。瀬戸さんと坂井さんのトークは果たしてどんな様子になるのか!? ファンにとってもあまり想像のつかない組み合わせとあって、心なしか会場はソワソワとした雰囲気になっていました。
昨年10月に上演された共演舞台で知り合い、それ以来ぶりの再会となったお2人。瀬戸さんの「投げられちゃったけど、正直気まずいね（笑）」という素直なコメントに、緊張気味だった坂井さんの表情が心なしか和らぎます。
瀬戸さんにとって、後輩がイベントゲストとして遊びにきてくれるのは初めてとのこと。坂井さんにとっても、こういったイベントにゲストとして呼ばれるのは初めてとのことで、お互い初めて尽くしのどこか初々しい雰囲気が漂います。久々の再会から少しずつ距離を縮めていくお2人の様子を、ファンが微笑ましく見守るという構図が、はやくもこの時点ででき上がったようです。
この5分のフリートークでは、初めましてとなった共演時のお互いの印象や、舞台裏トークなどで大盛りあがり。ちなみに瀬戸さんから坂井さんへの第一印象は「今どきの人でどう接していいか分からなかった」、坂井さんから瀬戸さんへは「ちょっと怖そうな人」だったそう。そこから稽古・本番を経て、よい先輩後輩の関係を築けていることが、緊張する坂井さんへの瀬戸さんのちょっとしたフォローからうかがい知ることができました。
お2人の関係性は、瀬戸さんいわく「無言でも一緒にいられる関係」で2人の間には「空気さえあればいい」とのこと。お互いにあまり共通する趣味もないことがトークの中で発覚しますが、そんなお2人がこの後に用意されているコーナーでどんな化学反応を起こすのか、ファンの期待がふくらみます。
続く質問回答コーナーでも、初々しい坂井さんを優しく見守るお兄さん的雰囲気な瀬戸さんが印象的でした。勢いで回答していく瀬戸さんと、やや天然な回答をする坂井さんに、星野さんが的確なツッコミをする、まるで打ち合わせをしていたかのような見事な“トリオ芸”で会場は笑いに包まれます。
瀬戸さんの部屋のクロスがひび割れて貼り替えた話や、一緒に旅行をするなら京都がいい、美しい体型を保つ秘訣といった話題が登場。とくにファンも気になるであろう体型維持の秘訣については、瀬戸さんが共演者の田中尚輝さんから教わったという考え方を披露してくれました。それは「15分と考えるとしんどいけど、1日の1％（＝15分）だと考えると続けられる」というもので、それを聞いて以来、瀬戸さんも毎日、1日の0.5％を筋トレタイムに充（あ）てて頑張っているそうです。
3つ目のコーナーはテレビゲームを使った「ガチンコ対決」。コントローラーを握っても、わりとテンションが変わらずな坂井さんと、前傾姿勢で熱くなる瀬戸さんとの対比が印象的な時間でした。どちらもこのゲームはやり込んでいないとのことで、実力は五分五分。そんな勝負を僅差で制したのは、坂井さんでした！
提示された4つの罰ゲームから、ファンの拍手量と坂井さんセレクトで決まった内容は「シチュエーション即興劇チャレンジ」。坂井さんが控えめな声で、「瀬戸さんは演技が上手なので…」とこの罰ゲームをセレクトする姿がなんともキュートでした。
ところが、そんな坂井さんが設定したシチュエーションは「長年付き合った彼女に振られた男が、その前に付き合っていた元カノにヨリを戻したいと迫られるも、別れたばかりの彼女が忘れられないから振る」というなんともビターな設定。痴情のもつれに発展しかねない複雑な設定でしたが、瀬戸さん渾身の、傷つきながらも愛を貫き通す男の姿によって、ほろ苦くもどこか爽やかな即興劇となっていたのはさすがの一言です。まっすぐに前を見つめて変わらぬ愛を口にする瀬戸さんの姿を受けて、会場の温度が数度上がっていたのはきっと気のせいではないでしょう。
破壊力抜群の甘い雰囲気を会場に残したまま、イベントは次なる「プレゼント抽選コーナー」へ。瀬戸さんと坂井さんは、プレゼント増量を賭けた「意思疎通ゲーム」に挑みます。天然に天然をかけ合わせたような、掴みどころのないやり取りの多かったお2人ですが、先ほどのゲームを経てより心が近づいたのか、このコーナーではバッチリ息を合わせることに成功していました。
イベントラストは、ファンのサインライトをろうそくに見立てたお祝いタイムです。坂井さんが歌うバースデーソングに合わせてケーキが登場し、ステージ上から瀬戸さんが客席に息を吹きかけるとファンのみなさんが一斉にライトを消灯。会場が一体となって、瀬戸さんの誕生日をお祝いしました。
ここで改めて坂井さんから瀬戸さんへお祝いのメッセージを伝えると、瀬戸さんが「僕に憧れてくれてたら嬉しいな！」とはにかんだ表情で答えていたのが印象的でした。
ほのぼのとした幸せな空間も、まもなく終わりの時間に。
最後に坂井さんが「未熟な部分もまだまだある僕ですが、優しく盛り上げてくださってすごく勉強にもなりました。またご一緒する機会があれば、そのときもよろしくお願いします」とあいさつすると、瀬戸さんも小さくうなずきながら耳を澄ましていました。
最後は瀬戸さんが「2部からはゲストの方を迎えて、やっぱり楽しくてなんぼだと思うので、最後まで楽しくやっていきたいと思います。なにかに挑戦し続けている人って輝いていて素敵だと思います。1部でも言いましたが、僕は今歌に挑戦しているので、みなさんもなにかに挑戦して、ぜひもっともっと綺麗に輝いてください！ 本日はありがとうございました」とあいさつし、あっという間の約1時間のイベントを締めくくりました。
2部では、初々しい坂井さんを先輩として引っ張る姿が印象的だった瀬戸さん。共演機会の多い仲良し同士のイベントとはまた違った、瀬戸さんの新たな一面に触れられるイベントでした。
※続けて実施した、イベント終演後の瀬戸さんへのインタビューはOSIRU会員限定で公開中！ この機会にぜひOSIRUへご登録ください！
取材・文・撮影：双海しお
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