横井翔二郎が3月20日、自身のカレンダーリリース記念トークイベントを都内で開催。軽快なトークでファンを魅了した。(主催:ステラリリープロデュース)
東京・渋谷で行われた同イベント。スタート前、「どこからしゃべっているか…聞こえているよね?」と、どこからともなく声が聞こえたかと思うと、「あと10分くらいで始まります」「こんな時代にこうやって集まれる。この奇跡に乾杯しよう、みんなで!」とファンに向けて呼びかけ、会場の士気を高める。
ーそして、イベント開始の定刻に。
「皆さん、こんにちは」と白い歯を見せながら登場した横井。「横井翔二郎2022年カレンダー発売記念イベントにお越しいただきありがとうございます」と丁寧に挨拶。
学校の教室のような会場の作りに「なんか授業っぽい」と語り、「せっかくなので、起立、礼やりましょうかね。はい、起立。はい、礼。はい、着席」とさながら“先生”を演じる。
ステージには横井のための椅子が用意されていたが、「座ると見えづらいかな?立ったままやりましょうかね」と気配りも欠かさない。約1時間のイベントにもかかわらず、ほぼ立ちながら進行していった。
イベントでは、今回発売される壁掛け・卓上の2種類の4月始まりのカレンダーについて、撮影秘話が明かされていく。
横井のカレンダーは、2021年に続き2回目の発売。「去年カレンダーを初めて出しまして…僕の癖というか、僕自身が面白がれるように、非常に凝りました。僕の心に正直なものを作るように心がけています」とこだわりを告白。
「各ページで作品になればいいなと思って。衣装も背景も小道具も全部込みで、1ページ1ページがアルバムの1曲1曲みたいな。そんな感じにできればいいなと思って作っています」
そんな中、2021年を振り返ることになった横井。
「より好きな方向に向かえているかなという感じで。去年の1年、今年もなんだけど、僕だけしか歩めない道を今、歩いていて。去年そのスタートの一歩目がきれたなと個人的に思っています。今年も攻めるとかじゃないですけど、『こいつ、何やってるんだ』ってたまに思われるかもしれません。毎日レコードの写真あげるとか意味不明すぎるからね(笑)」と自嘲気味。
だが、語気を強めながら「おかげで『レコード・コレクターズ』に載ったからね!」と趣味が奏功して雑誌「レココレ」の連載に掲載されたことを回顧。会場からは割れんばかりの拍手が送られた。
「好きを大声で言い続ける。それを周りにね。今はネット社会ですから。そうやって毎日を進んでいく1年に今年はしていきたいなと思います」と改めて今年の意気込みを語った。
* * *
トークは再びカレンダーの話に。
今回はスタンダードなタイプと雰囲気のある作品タイプの2種類を用意したそうで、「両極をやろうと思って。それで表紙2パターンが完成したんですけど。どうですかね、表紙。良かったでしょ?」と自信をのぞかせる。
「(撮影したスタジオでは)セッションみたいな感じなんです。本当に。ある意味ノリなんだけど、もっと洗練されていて、お互いのセンスが絡み合ってできました」とカレンダーに関わったクリエイターたちを称賛した。
途中、イベントの開始に間に合わず、遅れて会場に入ったファンを見つけると「あっ、どうぞ」と声をかけ、「じゃあ、もう1回頭からやりますか」と冗談を交えながら笑顔で出迎え。会場の一人一人にナチュラルに目配せをしてみせ、穏やかな雰囲気づくりにも余念がない。
カレンダーには、横井いわく「パール男子」「袖の長さ3メートル」「ヴィジュアル系」「ダークスチームパンク」「いわゆる年相応」「ピンク・フロイドの『The Dark Side of the Moon』感」「おもしろメイク」「世界一かわいいね」「ラグジュアリー」「いつも通り」などなど…多彩なジャンルやイメージのカットが収録されている。
横井は「MIYAVIとかデヴィッド・ボウイとか、死ぬほど影響されている」そうで、「『それやめてください』って言われることあるんですけど、僕、結構こうやって撮るんですよ」と内股で少し腰をかがめたポーズを披露。「2000年代初頭のビジュアル系って感じがするでしょ。いかに僕が影響受けたかって分かると思うんですけど。まっ、なるべく今回は我慢させていただきました」と音楽に傾倒する横井らしいエピソードも飛び出した。
一番のお気に入りのカットは「僕が言わずとも、皆さんが決めるかな」とのことなので、どのような仕上がりになっているのかは、実際にカレンダーを手にとって確かめよう。
なお、一番ノリノリで撮影したのは「パール男子」だそうで、「変身する瞬間っていいですよね。普段、自分で絶対やらないんで」と理由を説明。「(メークで)キラキラいろいろつけて。これがさ、片付けが大変だったんさ。(メイクが)落ちない、落ちない」と苦労話も明かした。
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また、カレンダーの撮影を務めたカメラマン・渡部実加子さんからのコメントが紹介された。
横井の魅力について「顔が小さい」と渡部さんからのシンプルな答えがスクリーンに映し出され、会場は笑いに包まれる。
「1番お気に入りのカットは?」という質問に、渡部さんは「表紙の赤いのが好きです。横井さんは、見た目は中性的だけど、わりと男らしいんでそれが出ている気がします」とコメント。
これを受け、横井は「よく言われます。見た目と中身のギャップ。言い方を変えたら、入り口はちょっとチャラい。けど、稽古1週間もしたら『こいつ頑張るやん』ってなるタイプです」と自身を分析した。
渡部さんが次回撮りたいシチュエーションは「普通の横井くんを撮りたい。日常の音楽を聴いている横井くん。今回とは間逆なやつ」だそうで、横井も「撮りましょう」と前のめり。
横井は「叶うなら来年も(カレンダーを)出したいと思っています」と熱を帯び、2年前に出した写真集の撮影で、「自然にいい顔しているなって思ったのが、レコードショップに行ったときに、僕がターンテーブルでノイズとかチェックしているんですけど、あの瞬間が一番いい顔をしていた」と振り返りながら、次回作の構想について「逆にもう、一切キメない感じ」と語る。
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終盤には、本人も知らされていなかったサプライズが。
突如として登場した横井のマネージャーからサプライズプレゼント。横井はアコースティックギターが手渡され、会場からは「おお」という歓声と共に拍手が送られる。なお、ピックはブルーだ。
笑顔がこぼれ落ち、喜びを隠せない様子の横井は、「アコギがきちゃったので、どこかで弾きます!」と宣言。2021年末はキング・クリムゾンのコピーもしたそうで、「最近、めちゃめちゃ練習していて、おかげでようやく小指まで固くなってきたところなんで、頑張りたいと思います。よろしくお願いします」と呼びかけた。お披露目の場はどこになるのか…YouTubeチャンネルやニコ生をチェックしておこう。
最後に横井は、今回のイベントへの思いをこう語る。
「時代がどうこう、とかじゃないですね。皆さんの人生の一部を使っていただいて、こうやってこのイベントに来て、カレンダーも買ってくださって…本当に感謝しています。輪廻転生があるとして、自分が自覚できる唯一のターンが今だとしたら、この今の人生を生きることができて良かったなって思える何かを、プレゼント…共有できればいいなと思います。
僕も、この横井翔二郎の身体で、この意識で、こうやって人前に立ててよかったなって思えるし、皆さん一人一人にとっても『この世界線の私で良かった』と思えるようなことを今後もできればいいなと思います。僕は僕にしかできない道を大きく手を振って、歩いていけたらいいなと思う。皆さんも遠くからでも近くからでも、声を掛けてもいいし、一緒に歩んでくれたらなと思います」
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ステラリリーストアでは横井のカレンダーをはじめ、ブロマイドやオリジナルグッズが販売中だ。
横井翔二郎 出演情報
■ミュージカル『ピオフィオーレの晩鐘』
東京・サンシャイン劇場
2022年5月5日(木・祝)〜15日(日)
https://srotastage.jp/piofiore_musical/■DisGOONie Presents Vol.11 舞台「Little Fandango」
https://disgoonie.jp/stage/vol11/
東京・EX THEATER ROPPONGI
2022年6月10日(金)~19日(日)
大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
2022年7月2日(土)~3日(日)
■オフィシャルグッズ(ステラリリーストア)
https://store.stellalily-p.com/categories/3265467■レコード・コレクターズ(2022年4月号)
http://musicmagazine.jp/rc/
■ニコ生「横井翔二郎のAnotherPerfectDay」
https://nicochannel.jp/shojiro_yokoi/■YouTubeチャンネル「横井翔二郎のCROSSTOWN TRAFFIC」
https://www.youtube.com/channel/UCO931qR_l9B7RxZTKJc67Hg■公式Twitter
https://twitter.com/shojiro_yokoi■公式Instagram
https://www.instagram.com/shojiro_yokoi_/■オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/shojiro-yokoi/■俳優とファンが一緒に愛を育むコミュニティ「OSIRU」
https://osiru.25jigen.jp/
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