レポート

岸本勇太、自身初のカレンダーに手応え「皆さんの生活の一部になれたら」【イベントレポート】

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ファン待望の岸本勇太初となるカレンダー「岸本勇太 2022.4-2023.3カレンダー」発売を記念したリリースイベントが4月2日(土)に開催された。2.5ジゲン!!ではイベントの様子をレポート。記事後半にはイベント終了直後の岸本からの独占コメントもあるので、併せて読んでもらえたらと思う。

会場となった東京・池袋のHall Mixaでは、久々のトークイベントに期待を膨らませるファンが緊張の面持ちで岸本の登場を待った。

カレンダーのPVがスクリーンが映し出された後、ファンお待ちかねの岸本が登場。この日の衣装は、カレンダーPVでもトップを飾っていた白を基調としたコーディネート。気さくな笑顔を浮かべて会場のファンを見渡す岸本の様子に、ご時世柄、歓声は上げられないもののファンの心の声が聞こえてきそうなほど、会場が一気に色めきだったのを肌で感じた。

「僕自身も久々なのですごく楽しみ」と笑顔をこぼしながら、まずは近況についてのトークがスタート。先日独立してフリーとなったことに触れながら、今回のカレンダー発売もファンからの声に後押しされたことを明かし、改めてファンの応援のありがたさについてしみじみと語った。

また、このオープニングトークでは、母親から送られてきた画像を紹介。その画像は、高校生の岸本が10年後の自分に送った手紙の画像で、「せっかくの機会なので」と全文読み上げる会が突如スタートした。

「10年後の自分へ
美容師がんばってますか?日々努力していますか?
10年後のあなたが幸せであるように日々目標に向かって努力していきます。そして10年後に笑顔でまた会いましょう」

と、10年前の自分の手紙を朗読。母親が送ってくれた画像も客席にお披露目してくれるという、対面のイベントならではの双方向なやり取りが生まれていた。

▲手紙の画像を見せてくれるという貴重なワンシーン

なんともかわいらしい高校生の岸本の様子がうかがえるエピソードを挟み、再びカレンダーの話題へ。

岸本はプロフェッショナルなチームでのスピード感ある制作プロセスがすごかったと興奮気味に語った。「本当にこれでできるのか?」と思うようなスケジュールだったそうだが、同時に「このチームじゃなきゃ実現できなかったんじゃないか」と、この日初対面した完成版のカレンダーに自信をのぞかせた。

ここからは実際にカレンダーの中身を紹介しながら、撮影時のエピソードを披露。お渡し会前のトークということもあり、岸本は「ここからはガンガンネタバレします! 見たくない方も見てください!」と、いたずらっ子のような笑顔を見せた。

まずは表紙の写真を紹介しながら、岸本は今回のテーマを「白で行きたいです」と自ら決めたことを教えてくれた。「ざっくりすぎません?」と自嘲しながら、テーマを白にした理由として、新たな環境に身を置いて「一から何色にも染まっていないところからのスタート」という意味を込めたこと。また周りから黒のイメージを持たれることが多く、「ちょっとここは真逆の白い感じで爽やかに」と思って白をテーマに選んだそうだ。黒のイメージが強いという話に、ウンウンとうなずくファンも多く、それを見て「だよね」とはにかんで見せた姿が印象的だ。

卓上カレンダーの表紙は腕を見せたスタイル。役作りの一環でトレーニングをしていたこともあり、撮影時もかなり仕上がった身体をしていたという岸本。着替えの際にスタッフがその筋肉に着目したようで、「チラ見せしていこう」と、その場で決まったそうだ。

表紙だけでもこんなに事細かな撮影秘話を話してくれるの? と思うくらい、岸本は写真一枚一枚について、衣装のポイントや撮影時のちょっとしたエピソードを語ってくれた。

表紙に続き、オフな雰囲気をイメージした4月の写真が登場。初めてのカレンダーだからこそ、いつも見せているかっこいい姿とはまた違った表情を届けたいという彼の思いが込められた一枚だ。

次に登場した8月のショットでは、この日着用していた真っ白な衣装に身を包んだ爽やかなショットを披露。この衣装、じっくり見るとインナーのシャツがレース素材になっている。これはスタイリストが「価値観で括られることない自分らしいスタイル」をテーマにスタイリングしたとのこと。会場では担当スタイリストからのコメントも紹介され、洋服好きの岸本のテンションが心なしか上がったように感じられた。

1月の写真の紹介では、卓上カレンダーで着用したコートについて言及。この紫色のコートはかなり値の張る衣装だったとのことで、撮影時の動きにはかなり気を遣ったそう。緊張しながら腰掛ける様子を再現して、会場の笑いを誘っていた。

また紫色のコートの話題から、好きな色の話題へ。作品や演じたキャラクターを通して自然と好きな色が増えるという岸本。ヒプステ(『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage)で演じた堂庵和聖が紫のパーカーを着ていたことをきっかけに、紫のものをすごく好きになったと言う。また最近ではあんステ(『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』)で演じる漣ジュンに影響されて、クローゼットの中に自然と青いものが増えているとのこと。

▲空気椅子で緊張した瞬間を再現

カレンダーの中には、なぜかお皿を手に持っているショットも。撮影スタジオにたまたまあったお皿を、スタッフに言われて持ってみたという岸本だが、これが意外にも「激ムズでした」とのこと。舞台のビジュアル撮影では、事前にキャラクターのことを調べて表現を落とし込んで、小道具を持った際のキャラクターっぽさを表現することを大切にしていると言う。ところがカレンダー撮影での“お皿を持つ”というミッションは、正解が分からず不安な中ポージングをしたと撮影秘話を語ってくれた。岸本いわく「心なしか不安そうな顔」をしているショットは、ぜひカレンダーを購入して確かめてみてほしい。

約1時間のトークもいよいよ終盤に。「ネタバレしちゃいましたが、たくさん解説もさせていただきました。皆さんの(写真の)見方が変わったり、さらに楽しんでいただけると嬉しいなぁなんて思いでお話をさせていただきました」と胸の内を明かした。

またイベント前日に美容院や小顔矯正や鍼などの予定をぎゅうぎゅうに詰め込んで、当日を迎えたという岸本。そんな分刻みなスケジュールを組んでしまうほど、彼自身もこのイベント当日を楽しみにしていたことが言葉の端々から伝わってきた。

最後の最後まで繰り返しファンへの感謝の気持ちを述べて、和やかにイベントはエンディングを迎えた。足を運んだファンにとって、これ以上ないほど最高な新年度のスタートになったことだろう。

最後に、イベント終了直後の岸本からのメッセージを紹介する。

――イベントお疲れ様でした。イベントを終えてみての率直な感想を教えてください。

めちゃくちゃ楽しかったです! 普段から話すことがすごく好きなので、僕を応援してくださっている皆さまと僕のカレンダーについて話せる空間がただただもう幸せでしたね。本当は一人一人に感想聞きたいぐらいでした。

――4月始まりのカレンダーということで、新たなスタートを切る皆さんにメッセージをお願いします。

新しい環境に身を置く人もいると思います。僕もなんですけれど常に挑戦者でいますし、挑戦者でい続けたいって思っていて。本当に日々の積み重ねが大切だなと思っているので、別に大きな目標を持つことがすごいとか、目標がないからダメとか、そういうことではないと思うんです。日々を過ごしている事だけでも僕はすごいことだって思いますし。この4月で一つの節目を皆さんも迎えたと思いますので、頑張った自分に小さなご褒美を一つずつあげながら毎日を積み重ねていって、それが一人一人の未来になっていくと思いますので、肩肘をはらずに毎日を楽しんで過ごしてもらえたらなと思います。

――岸本さんのカレンダーがそばにいてくれるというのは、毎日のご褒美になるんじゃないでしょうか。

そうですね! 皆さんの生活の中の一部として、華を添えるじゃないですけど、毎日の中のちょっとしたポイントになって、朝「行ってきます」を言ってもらえるような、皆さんの生活の一部になれたらいいと思います。それも今回のテーマの一つでもあったので、このカレンダーが皆さんの日常の温度を1度上げるような存在になれば、このカレンダーの意味があるんじゃないかと思っていますので、ぜひ1年間一緒に過ごしてもらえればと思います。

新年度は始まったばかりだが、役者・岸本勇太のスケジュールは早くも次々と埋まっている。舞台上とはまた違った表情を堪能できる本カレンダーはファンにとっても新鮮な岸本が見られる貴重な1冊となるだろう。着実に活躍の場を広げている彼の未来を、このカレンダーとともに見守ってみてはどうだろうか。

取材・文・撮影:双海しお

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公演情報

WRITER

双海 しお
 
							双海 しお
						

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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