レポート

「透と成長していく皆を見届けて」 舞台「フルーツバスケット」囲み会見レポート

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舞台「フルーツバスケット」が3月4日(金)に初日を迎える。名作少女漫画として本編完結後も長く愛されている高屋奈月による漫画「フルーツバスケット」は、2019年から2021年にかけて新作アニメとして放送された。ファンの裾野を広げた新アニメを原作として、人気2.5次元俳優陣が集結し舞台化されたのが本作だ。

2.5ジゲン!!では初日に先立ち実施された囲み取材の様子をレポート。登壇者は、本田透役の吉田綾乃クリスティー、草摩由希役の北川尚弥、草摩夾役の橋本祥平、草摩綾女役の仲田博喜、草摩はとり役の伊万里有、草摩紫呉役の安里勇哉の6名。本番を控えたキャスト陣の意気込みを感じ取ってもらえたらと思う。

――まずは意気込みをお願いします。

吉田綾乃クリスティー(本田透役):このお話をいただいたときは世界中で愛された作品の主役がなんで私なんだろうってずっと考えていて、不安やプレッシャーが大きかったんですが、原作を観たり稽古を重ねるなかで楽しみな気持ちが生まれてきて。いざこうしてステージに立ってお芝居をしているともっと楽しみになってきて、いろんな人にこの作品の世界を知ってもらいたいと改めて思いました。千秋楽まで本当に頑張りたいと思います。

北川尚弥(草摩由希役):アニメから出てきたような世界観を、透からいろんなものを受け取りながら物語として紡いでいきたいと思います。最後までよろしくお願いいたします。

橋本祥平(草摩 夾役):気持ち的にはいよいよお届けできるという嬉しさがあります。なかなか全員が集まる稽古はできなかったんですが、草摩一族で一丸となって取り組めたので、それがお客さまに伝わるんじゃないかと思います。主人公が成長していく作品が多いと思うんですけど、この作品では主人公の透から僕たち周りの登場人物たちが受け取って成長していく過程を楽しんでいただけたらと思います。

安里勇哉(草摩紫呉役):このご時世のなか今日という初日を迎えられることを嬉しく思います。この真のマブダチトリオで、透たち3人に負けないように物語を繰り広げていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

伊万里有(草摩はとり役):紫呉ちゃんが言ってくれたんですけど、僕たちマブダチトリオの役者陣は本当に同じ年なんですよ。めったにないことなので、他愛のないシーンでも楽しんでもらえたらと思います。はとりは辰なので、今日は気合を入れようとタツノオトシゴの勝負下着を履いてきました。気合は入っていますのでよろしくお願いいたします!

仲田博喜(草摩綾女役):どのキャラクターも中心人物といっても過言ではないくらいすごい濃いキャラクターが集まっています。楽しいシーンや重たいシーンもありますが、僕個人としては空気を一変できるような明るい楽しい綾女を演じたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

――役作りで難しいと感じた部分はありますか。また原作アニメで参考にした部分があれば教えてください。

吉田:透くんは誰が観ても本当にいい人で、自分ではなく誰かのために生きられる女の子だなと思っています。素の私がそういう感じではないので、私自身から透くんらしい雰囲気が出せるのかな?っていう気持ちがあって。この期間は優しい気持ちでいようと心がけました。

北川:会話するときに相手によっていろんな顔を見せてくれる由希なので、それは意識していました。あとは狙わずに王子さまっぽいセリフをいうシーンが多いので、そういうところはアニメを観て研究していました。

橋本:夾と由希は目が合うだけで喧嘩してしまう間柄なんですけど、普段の尚弥くんと僕はそんなことはなくて、むしろ彼を笑わせたいなっていう気持ちで日々接しているくらいで。その仲の悪さを役としては壊さなきゃいけないので、そこのオンオフをしっかりすることを意識しましたね。夾は過去で本当に可愛そうなことがあって。ありがたいことに僕の生まれた環境は恵まれていて彼とは真逆だったので、どこまで理解できるのかなって悩みました。もちろんすべてを理解をしたいんですが、すべては理解できないかもしれません。それでも全力で寄り添おうと思ってこの1ヶ月間過ごしてきました。それをどう表現しているのかは、ぜひ皆さまの目でご覧いただけたらと思います。

安里:僕自身がアニメをFINALまで観て、紫呉に関して「まじか」と思った部分があって。舞台でもその怪しげな雰囲気をどこまで出せるかっていうのを考えましたね。この舞台で「なぜこうなったのか」っていうのはすべてお届けできるわけではないのですが、どうやってお届けするのかっていうのは、今も考え続けていますね。

伊万里:役作りに関して難しいなって思ったことはまったくなくてスッと入ってきたんですけど、難しいのは綾女との絡みですね。アニメに関して言うと、はとりには大切な人との思い出を自分の手で消さなくてはいけないっていうシーンがあります。普段滅多に泣かないんですが、アニメのそのシーンでツーっと涙が出たんです。その感情は大切にしようと思いました。

仲田:作品全体でいうと、アニメの1期をぎゅぎゅっと3時間に凝縮しているので、それぞれのドラマをどこまで濃くしていけるのかなっていうところを、カンパニー全体で向き合って試行錯誤してきた稽古期間でした。個人としては僕が破天荒なキャラを演じます。素の僕からはかけ離れた役どころなので、綾女に近づけるのは今もまだ模索中です。本番を通して彼に寄り添って、彼の心を知っていけたらなと思います。

――ご自身以外で気になるキャラクターを教えてください。

吉田:夾くんと杞紗ちゃんがすごく好きです。

安里:祥平、嬉しいっしょ。

橋本:べ、別ににうれしくねーし!

安里:役に入るの早いよ。

一同:

吉田:夾くんは私自身が猫が好きなのと、内に秘めた優しさと言うときはズバッと言ってくれるところが好きです。杞紗ちゃんは見た目がタイプです(笑)。

北川:僕は草摩潑春が好きです。ギャップがあって魅力的で、ずっと観ていたくなるキャラクターだなと思うので、彼が好きです。

橋本:今回の舞台でいうと花島咲ちゃんとか。つかみどころがなくって、演じている中村さんが本当に原作から出てきたような花島さんなので、そこはぜひ期待していてください。

安里:僕はキャラじゃないんですけど、あだっちゃん(安達勇人)です。あだっちゃん演じる利津がドーンと出てきますので、けっこうなインパクトを残すんじゃないかと思います。お客さまもついていけないんじゃないかと思うから、そのシーン客席から観たいくらい(笑)

伊万里:透役がいいなって思うんですよね。透だとみんなと接することができるので、僕が透になって小悪魔キャラの透で夾を弄びたいですね。

仲田:全部のキャラクターが濃くて魅力的なので甲乙つけがたいんですが、綾女としては由希が気になりますね。

――注目シーンを教えてください。
吉田:お母さんがくれた言葉を皆さんに伝えるシーンが多いので、そこはグッとくるシーンとして注目してもらえたら嬉しいです。

北川:僕はそうですね…顎クイです。顎クイやっているので観てください!

橋本:自分にプレッシャーをかけるという意味で、本作のラストに登場するシーンには注目してほしいなと思います。物語としてだいぶ重要な部分を担わせてもらっているので、自分を鼓舞する意味でも最後のシーンを選びます。

安里:日常を描くシーンが多いので、人の家を覗いているような感覚で楽しんでもらえたら嬉しいです。

伊万里:注目してほしいのは僕が出てくる全シーンです!以上です!そんな多い登場ではないんですが、ぜひ脚の長いところと併せて注目してください。

仲田:綾女としては人類の規格から外れた姿をお届けできればと思っているのでそこに注目してほしいですし、兄としては由希のかっこいい姿、凛々しい姿をまばたきなしで観ていただきたいですね。

――最後にメッセージをお願いします。

吉田:幸運にもこのご時世の中で初日を迎えることができたので、各方面に感謝をしながら全員で千秋楽まで走りきりたいと思いますので、最後まで応援よろしくお願いいたします。

舞台「フルーツバスケット」は2022年3月4日から13日まで、日本橋三井ホールにて上演予定。

取材・文・撮影:双海しお

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公演情報

タイトル

舞台「フルーツバスケット」

日程・会場

2022年3月4日(金)~13日(日)
東京・日本橋三井ホール

スタッフ

原作:高屋奈月「フルーツバスケット」(白泉社・花とゆめCOMICS)
脚本・総合演出:毛利亘宏 (少年社中)
演出:長谷川太郎 (少年社中)
ほか

キャスト

本田 透:吉田綾乃クリスティー
草摩由希:北川尚弥
草摩 夾:橋本祥平

草摩綾女:仲田博喜
草摩潑春:田村升吾

草摩紅葉:古賀 瑠
草摩楽羅:関根優那
草摩利津:安達勇人
草摩杞紗:鎌田英怜奈
草摩燈路:陣 慶昭
魚谷ありさ:南 千紗登
花島 咲:中村裕香里

本田今日子:芳賀優里亜
草摩藉真:稲垣成弥

草摩はとり:伊万里有

草摩紫呉:安里勇哉
ほか

主催

舞台「フルーツバスケット」製作委員会2022

舞台「フルーツバスケット」公式サイト

https://fruba-stage.jp/ 

公式Twitter

@fruba_stage

(C)高屋奈月・白泉社/舞台フルーツバスケット製作委員会2022

WRITER

双海 しお
 
							双海 しお
						

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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