舞台「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」が2022年2月2日(水)、東京・あうるすぽっとで開幕した。開幕に先立ち、ゲネプロが公開された。
テレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台化作品。仲良し6人組の超平和バスターズは、宿海仁太(じんたん)役は鳥越裕貴、本間芽衣子(めんま)役は市川美織、安城鳴子(あなる)役は桃月なしこ、松雪集(ゆきあつ)役は佐香智久(少年T)、鶴見知利子(つるこ)役は椿梨央、久川鉄道(ぽっぽ)役は伊勢大貴が務めた。
物語は、高校へ行かずに引きこもりぎみの、じんたんの前に、めんまが突如現れるところから始まる。小学生のとき、亡くなったはずの、めんま。その姿が見えるのは、じんたんだけだった。そして、じんたんは、めんまから「お願いをかなえてほしい」と頼まれる。ただ、肝心の「お願い」が何なのかが分からない。
めんまの死後、仲の良かった超平和バスターズの5人は疎遠になっていた。誰もが、めんまが亡くなった「あの日」に、葛藤、複雑な思いを抱えていたからだ。それでも、「お願い」が何かを探し、実現するため、5人が協力し合う。その中で、それぞれが抱えていた思いを告白し、そして、最後に、じんたんが涙を見せると…。
何度も舞台上で表現された幼少期の回想シーン。幼少期の役を、それぞれ別のキャストが演じたため、回想シーンを、高校生になった超平和バスターズが見る場面も。過去と現在の対比が鮮明に描かれた。
次々と場面が転換し、テンポの良さが際立つ。休憩をはさんで、2時間余。一気に、物語の世界観を表現した。
舞台「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は2月6日(日)まで東京・あうるすぽっとで上演される。
(C)ANOHANA PROJECT
(C)舞台「あの花」製作委員会
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