「蟻地獄」が6月4日(金)、東京・よみうり大手町ホールで開幕。初日公演に先立ち公開ゲネプロが行われた。
お笑いコンビ・インパルスの板倉俊之が自身の小説を原作に、舞台脚本・演出に初挑戦する同舞台。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初より約1年の準備期間を経て、復活公演として今回の上演に至った。
孝次郎(髙橋祐理)は、謎の男・杉田(迫英雄)の口車に乗り、親友・修平(近藤廉)と共に裏カジノでイカサマを企むが、あえなく失敗。裏カジノのオーナー・カシワギ(山口大地)は、修平は人質に取ると、5日間で300万円を用意するようにと孝次郎に要求する。
しかし孝次郎は300万円という大金になすすべがなく、タイムリミットは刻一刻と迫ってくる。
そんな中、1個40万円で売買されるという人間の眼球を目当てに、集団自殺を図るグループへ接触を試みることに。
孝次郎は、それぞれ悩みを抱える宮内(天野浩成)、マフユ(乃木坂46・向井葉月)、ケイタ(古賀瑠)、フジシロ(向清太朗)と落ち合う。だがそこにはさらなる罠が待ち受けていて…。
300万円を手に入れるために足掻く孝次郎を中心に物語は展開。親友・修平のために手段を選ばない孝次郎だが、思わぬ結末が待ち受ける。後半の怒涛の展開と頭脳戦に注目だ。
舞台「蟻地獄」は6月10日(木)まで東京・よみうり大手町ホールで上演。6月9日(水)18:30公演と6月10日(木)13:00公演はアーカイブ付きで「PIA LIVE STREAM」でライブ配信される。
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