1月31日(木)、シアター1010にて舞台「夢王国と眠れる100人の王子様 On Stage」が開幕。今回は、開幕に先駆けて行われた囲み取材でのキャストコメントをお届けする。
登壇したのはアヴィ役の榊原徹士、キエル役の竹中凌平、ダグラス役の小沼将太、ロッソ役の古谷大和、マッドハッター役の吉澤翼、フロスト役の吉岡佑の6名。ツッコミとボケのやりとりが絶えず、一同爆笑の和気藹々とした囲み取材となった。
※本来、アヴィ役の榊原徹士さんの「さかき」は“ネ”ではなく“示”ですが、サイトの仕様上、“ネ”で掲載しております。
囲み取材コメント
ーーまずは自己紹介と、初日を迎えたお気持ちについてお答えください。
榊原徹士(アヴィ役):えー、初日を迎えるにあたって……
いきなり本題に入ろうとする榊原に、メンバーからは「いや自己紹介してないじゃん!」と総ツッコミ。
榊原:あ、すみません(笑)。アヴィ役の榊原徹士です。本日はありがとうございます。初日に迎えるにあたって、色々ハプニングもあったので、キャストが集中しないと当日を迎えられなかったと思いますが、プロフェッショナルとしての精神をもって、ここの舞台に立てたと思います。誰一人怪我なく千秋楽をむかえられるように頑張りたいと思っております。
竹中凌平(キエル役):キエル役の竹中凌平です。本日はお越しいただきありがとうございます。初日を迎えるにあたって本当に稽古期間はあっという間だったんだですけども、やるべきことは、自分のやれることはやったと思うので、あとはお客様が入ってキャストもどんどんあがっていくと思うので、それを楽しみに。
あとは怪我をしないように。いま風邪が流行っているので、風邪をひかないとかそういうところに気をつけていきたいと思います。
小沼将太(ダグラス役):ダグラス役の小沼将太です。来てくれる姫たちは色んな感情があると思うんですけども、なにかしらの感情を出させていくように、僕ら王子をしっかりやっていきますので何卒よろしくお願いします。
古谷大和(ロッソ役):ロッソ役の古谷大和です。初日、ようやくいろんな意味でスタートを切れそうな感じがしています。
物語の中にお姫様もでてくるのでまだ作品自体は完成してないものなのかなと思ってますし、我々がお客さんをお姫様としてむかえてようやく作品が完成するんじゃないかなと気持ちを込めて、やっと千秋楽までスタートが切れそうで今からワクワクしています。何卒最後までよろしくお願い致します。
吉澤翼(マッドハッター役):マッドハッター役の吉澤翼です。初日までまだ少し時間があるので最後まで気を抜かずに、時間が許すかぎりいかれて……いかれていきたいと……
コメントを少し噛んでしまった吉澤に、メンバーから笑いが起きる。思わず話していた内容を忘れてしまい「なんて言ってたっけ……」と可愛らしい一面を見せた。
吉澤:まだ時間があるので最後までキャストのみなさんとお客さんに最高のものをお届けできるように最後の最後までみんなで頑張っていきたいと思います。
吉岡佑(フロスト役):フロスト役の吉岡佑です。この中でいったら前回出てるの俺だけで、新キャラクター新キャストのみなさんもいるんですけど、一からまた全員で作りあげたカンパニーというかまた演出家さんも色々変わってですね、みんなで作り上げたので個性もありつつ、稽古場もわきわきあいで、けど、やるときやって、熱いときは熱く、遊ぶときは遊ぶ。みんなで仲良くやらせてもらったのでお客様に楽しく伝わっていただけたらなと思っております。
ーーそれぞれ役柄を演じる中で気をつけたことやこだわったことについて教えてください。
榊原:アヴィ役の榊原徹士です。
メンバー:いやもういいから!(笑)
榊原:そうですね。アヴィを演じるにあたって、一番意識していたのは、キエルと対象の性格をもっているところですね。声に関してですと、キエルの声が若干抜けたような声だとすると、アヴィはどっしりしたような声にするとか。
立ち振る舞いだとアヴィは腰をかけている描写をよくアニメやアプリの方で見かけていたので、そちらを随時に出せていけたらなと思います。
見てわかると思うんですけど、とんでもない懐剣をこしらえているのでこちらを振り回すにあたって、一番前に座ってるお客さんたちがビビらないようにやりたいと思います。
竹中:キエル役の竹中凌平です。
メンバー:シーン……
竹中:……はい。ツッコミ待ってた。えっと、キエル役は底抜けですごく明るい役なんですけども、反対に繊細な部分もあるので、そういった部分を別人にならないように、バランスよく感情の流れに沿って演じようと心がけました。以上です!
榊原:え、夏休みの感想?(笑)
小沼:ダグラスは海賊でもありながら王子なので、海賊の荒々しさと王子の高貴な感じをミスマッチなところを、稽古中どう絡めていけばいいのかと色々考えながらやっていたので、その辺をみてもらえればなと思います。
古谷:今回の物語はロッソの船のバレナロッサで起こる出来事なので、これは第2弾のステージになりますけど、1弾のよさ、王子様としてのキラキラした部分の良さを今回の第2弾にのせつつ、第2弾は更にキャストも変わって新しいキャラクターもでてきたということでドラマ性をすごく大事にしようと意識してました。
そのドラマ性を担う部分として、ロッソはどういう風に板の部分にたってストーリーを展開していけばいいのかと考えましたし、演出家のTETSUHARUさんとも結構ディスカッションして最終稽古にのぞめたのでそういうところも見所としてみていただければなと思います。
吉澤:そうですね。(見ての通り)とても貴族な方なんですよ。自分のプライベートではこんな感じではないので、結構正反対、年齢も不詳なんですけど、きっと高めで落ち着いているので、ちょっと難しかったです。でも自分なりに指先一つひとつだったりそういう美しさをだしてもっと色気を出せたらなと思ってます。
吉岡:前回からでているので気をつけることも色々多々あるんですが、一番気をつけるべきは今の時期インフルエンザなので、トロイメアのお姫様がインフルエンザにならぬよう僕たちが守ってあげるので是非劇場へ。
そんな吉岡さんのコメントに、メンバーからは「インフルエンザから守るの」「しかも雪で冷たいからね、風邪ひかせるじゃん」と、またも総ツッコミ。「いや本当にインフルエンザには気をつけてくださいね」とコメントを締めた。
ーー稽古中での何か印象に残るエピソードがあれば教えてください。
吉澤:アクションシーンがたくさんあるんですけど、ロッソ役の大和くんの動きが僕はすごい好きで、人間離れしてるので僕もそんな役者になりたいと思いました。ぜひそこに注目してみてもらいたいです。
古谷:殺陣でいうと、今回稽古場でオールキャストが揃ったことがスケジュールの都合とかでなかなかなくて、バタバタして劇場に入ったのでその辺もみんなで補ってチームワークができたかなと思います。
あ、あと稽古中に将太さんの家に泊まるって約束したんですけど。泊めてもらえなくて。約束守らなかったということだけ書いていただきたい。
小沼:伝えなくていいわ。いや、ちょ、ほらこんな感じになっちゃったじゃん。
メンバー:楽屋でやろう。うん(笑)。
ーーアクションが非常に多いということでしたけれども、具体的にどんなアクションが難しかったでしょうか。
古谷:敵が人間じゃないのがやっぱり難しかったというか、たぶん僕らというよりかは受け手のパフォーマーのみなさんが「ユメクイ」として現れるんですけどそれが人間じゃないので。
声を出す時もグハッとかじゃないね、とか、動きはどんなんだろうねとかみたいなところで、ある種普通の殺陣と違うところはみんな苦戦したんじゃないかなと思います。
吉岡:みんなチームワークがすごい良い。これはみてからのお楽しみですね。
ーー吉岡さんだけの質問になってしまうかもしれないんですが、第1弾の舞台はゲームが原作だった一方で、今回の第2弾はアニメが原作ということで、前回との違いがあったら教えていただければなと思います。
吉岡:今回はアニメに忠実なので、アニメを観てる方も楽しめると思いますし、また初めて「夢100」を観る方も楽しめる題材というか、舞台になっていますのでそこを注目していただければなと思います。
ーー衣装の気に入ってるポイントを教えてください。
小沼:あのー、この辺。ブーツの装飾の折り返しです。だってみんなないでしょ?(笑)
あと長いコート。なかなか着ないので。
吉澤:コートのこのおしゃれな裏地です。劇中ではちょい見せがあります。
吉岡:僕もコートの裏地がおしゃれなんです。雪の結晶があります。
榊原:えっと、僕は……(裏地を見る)。あんまり見せないほうがいいですね(笑)。
でも本当に衣装はこだわってますよね。アニメとかすごく忠実に再現されてる。アヴィが一番軽装なんで、みんなのつけてる装飾をみて、「すごくない?」と思います。(僕は)コートを脱いだら体操着みたいになっちゃう(笑)。
僕はこれなにか正確に知らないですけど、僕はこれが好きですね(腰につけたチェーンを指差す)。
ーーご自身以外で衣装に関して自分以外でかっこいいキャラクターがいたら教えてください。
小沼:フロッソがかっこいいかなと思います。衣装もゆうくんもかっこいいんですけど、スタイルがよくないと着れないし、俺も別に着れないわけじゃないかなと思って(笑)。だから着てみたいなと思います。
吉岡:俺は逆にダグラスの着てみたいけどね。
榊原:僕は完全にロッソの服を着たいですね。さっきも言ってたけどお2人とも海賊で、荒々しい部分とパッと見そうみえないかっこよく気品がある感じがするから。
古谷:それはちょっと意識したかもですね。ボロボロの船乗ってて服もちょっと破れてボロボロなんですけど、王子であることは忘れちゃいけないということは考えました。
ーー最後に一言ファンに向けてメッセージをお願いします。
吉岡:今日から初日がはじまりますが、本当に前回より、更に迫力が今回はあるとおもいます。それを観ていただければ、もっと観たいと思うのいっぱいあるだろうし、絶対楽しませることができますので。ぜひ劇場にお集まりください。よろしくお願いします。
吉澤:来てくれるお客さんが絶対にもう一回観たいと思うような、そんな舞台にしますので。ぜひみなさんうちわとか持って楽しんでいってください。
古谷:舞台はやはり個人だけではつくれなくて、原作があって、キャストがあって、スタッフさんがあってみんなで本当に団結して作り上げた作品だと思います。
スタッフさんやパフォーマーのみなさんとか僕らよりほんとにめちゃくちゃ汗かいて、すごい動くんですよ。
その辺なんかもすごいこだわり抜いて、キャラクターを忠実に再現しながらも、アニメでは描いてないというか、舞台版としてちゃんと作りあげた新しい物語なので、その辺なんかもお客さんが楽しんでいただければなと思います。
小沼:観に来ていただいたお姫様には、「いいものみたな」「あったかくなったな」「かっこよかったな」って色々思ってもらって、だけどそのかっこいいだけじゃなくてその熱量がある部分とかドラマ性がある部分とか観てもらって「いい舞台だったな」と思ってもらえるように、今日初日から千秋楽まで走っていきますので何卒よろしくお願いします。
竹中:今日からキエルsideなんですけども、アヴィsideもあって、殺陣もあってライブもあってすごい盛りだくさんで王子様も14人もでるので、どこをみていいかわからない、いわゆる“目が足りない現象”が起きると思うんですけれども、お時間がある方は是非何度でも足を運んでいただきたいなと思います。またそういうふうな舞台をつくれるように精一杯頑張りたいと思います。
榊原:舞台はお客さんが入って全て出来上がるものであって、舞台は、よく生ものといわれておりますけれども、今回ライブ感をぜひみなさんにも体感してもらいたいなと思っております。
来ていただくお姫様方が一人ひとり主人公となっていて、みなさんも参加して頂ける舞台になっております。
是非お越しの際には寒いなかお越しくださるとは思うんですけれども、体をあっためて来たほうが声がでます。「声が出るということが結構キーワードになっておりますので、ぜひそちらをふまえて劇場に足をお運びいただけると我々と更に素晴らしいものを体感できると思いますので、お楽しみにしていて下さい。
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