人気BLゲームを舞台化した『THE STAGE ラッキードッグ1 Break Through』が2019年7月31日(水)、東京・草月ホールで開幕した。同日、行われたゲネプロの様子をお届けする。
原作は2009年にTennenoujiからPCゲームとしてリリースされた『ラッキードッグ1』。強運の持ち主、ジャン・カルロ(高橋翔平)を中心に物語が展開する。2018年の初演、再演に続き、本作は原作序盤のストーリー「脱獄編」を軸に描かれる。
以下、ネタバレを含みます。
▲「ラッキードッグ」の異名を持つ脱獄の天才、ジャン・カルロ(堂本翔平)
舞台は1930年代のアメリカ合衆国デイバン。裏社会の二大勢力、マフィア組織CR:5とギャング組織GDが抗争を始めた。
マジソン刑務所でムショライフを楽しんでいたCR:5ヒラ構成員のジャンは、ボスからミッションを与えられる。幹部全員を脱獄させて、デイバンまで帰還せよ。その成功報酬はボスの椅子だった――。
▲ジャンがボスになることに納得がいかないイヴァン・フィオーレ(佐藤慎亮)は度々衝突する
▲幹部の一人、ルキーノ・グレゴレッティ(山内圭輔)。ジャンは幹部たちと協力しながら入念に脱獄計画を企てる
▲ジャンを優しく包み込むベルナルド・オルトラーニ(杉江優篤)
▲ジャンに密かな思いを寄せるジュリオ・ディ・ボンドーネ(輝海)
▲CR:5と敵対するGDの幹部、バクシー・クリステンセン(馬庭良介)
▲看守のロイド・ロンブローゾ(中島一博)とジョシュア・ハミルトン(萩原匠)。新キャラクターが物語に彩りを添える
▲脱獄できたものの、帰還中に村人たちに見つかったジャンたちは奇策で乗り切ろうとする
▲「情報が漏れているのでは」。5人の中で不信感が募る。果たしてジャンたちの運命は
▲ラグトリフ・フェルフーフェン(松本旭平)がストーリーテラーとして観客を物語に引き込む
キャストコメント
堂本翔平(ジャン・カルロ役)
初演、再演とやってきて、(今回は)脱獄編を切りとって演じることができる。この作品が好きで、今回は狭く深くできるってなって、嬉しく思っています。同じキャストで迎えられたのも幸せなことでした。
Break Throughでは、お互いの距離感が縮まっていないところの関係性に注目してくれたらなと思います。
杉江優篤(ベルナルド・オルトラーニ役)
お芝居としての間を見てほしいです。
初演、再演とやってきて、お客さんにある程度楽しんでもらえた。そこに演出もキャストも甘えず、新たに『ラキステ』を作っていこうというのが、今回のみんなの意気込み。それが完成されたんじゃないかなと思います。
お客さんにどう届くのか楽しみで仕方ありません。頑張ります!
山内圭輔(ルキーノ・グレゴレッティ役)
また新しいものを作るにあたって、一度積み上げてきたものを崩して、また作ったという作品。お客さんに楽しんでもらえるんじゃないのかなと思います。
輝海(ジュリオ・ディ・ボンドーネ役)
『THE STAGE ラッキードッグ1』の作品を出演者一堂、大好きで、このステージを表現できることが幸せです。
以前は作品の前編を表現したが、今回は脱獄に特化した内容。その分、ジャンさん、ほかのキャラクターを細かく描いていけたらと思っています。初めての方でも楽しめる内容にしていきたいです。
佐藤慎亮(イヴァン・フィオーレ役)
初演、再演ではお見せできなかったシーンを舞台で表現させてもらっています。
前回はCR:5 vs. GEでしたが、今回は看守とCR:5の脱獄での関係を見てもらえたら幸いです。
馬庭良介(バクシー・クリステンセン役)
この作品が好きだから、みんなが作り上げてきました。舞台の360度いきたキャラクターを存分に楽しんでいただける作品になっています。
バクシー関しては、どういう人なのか説明されているシーンがあるので、グッと聞いてほしいです。
松本旭平(ラグトリフ・フェルフーフェン役)
今回新キャストが投入されました。新しいラッキードッグという形が見せられたらいいなと思っています。
10周年のタイミングで、ラッキードッグを見たことがない方にも楽しんでいただける作品。原作には出てなかったキャラクターがメインキャストとどう絡んでいくかが見どころです。
萩原匠(ジョシュア・ハミルトン役)
新キャストとして、先輩方がこれまで作り上げてきた素晴らしい世界に色を添えられるように精いっぱい頑張らせていただきたいです。
新キャラクターのシーンがたくさん出てくるので、いままで見られなかったラキステを楽しみにしてほしいです。
中島一博(ロイド・ロンブローゾ役)
初演、再演と先輩方が作り上げてきたものを、新キャスト3名、囚人チームで、いままでのキャスト含めて全員で、ラッキードッグ1をパワーアップしたものを見せられるように稽古してきました。
刑務所の看守として象徴的な人物になるので、脱獄のハラハラドキドキ感を手助けできるのか、日々模索中です。
ジャン・カルロとあんなシーンやこんなシーンがあったりするので、そこは原作ファンを含めて、初めて見る人にもドキドキしてほしい。ご期待ください。
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