CLIEが贈るBOYSによるBOYSだけの“リアル男子会”『BOYS★TALK』第4弾が、2019年6月5日(水)に初日を迎えた。
同シリーズは、ほぼ本人!?なキャラクター設定が一応あるものの、内容はノンストップなアドリブ劇。
毎回異なるお題に妄想トークを繰り広げ、観客からの質問やお悩みに答えていく。
その回答からは俳優本人の本音も透けて見えるかも?
本音か演技か分からない、そんなドキドキも味わえる爆笑必至のハイテンション男子会のゲネプロの様子をお届けする。
本音がチラリ?BOYSのモテ活が赤裸々に
今回ゲネプロに登場したのは、宇佐卓真、近藤頌利、谷 佳樹、二葉 要、二葉 勇の5名のキャスト。
そこに初日公演の「日替わり BOYS」伊勢大貴を加えた6名。
前作と同様に、BOYSのうちの1人の部屋にみんなが久々に集まったところから男子会はスタートする。
▲ゴロゴロした姿は家飲みならでは
冒頭からエンジン全開。
5人のBOYSたちがくつろぎながら展開する他愛もないトークに思わずニヤついてしまう。
最初はいくつかの指定されたシチュエーションでの「モテ活」を披露し合った。
▲多様な組み合わせで「モテ活」を披露
ときどき暴走してお題から離れていくこともあったが、各BOYSたちの思い描く「かっこいいメンズ像」が垣間見える瞬間があり、なんとも興味深い。
イベントやバラエティ企画でエチュードを観る機会はあるが、これだけたっぷりとエチュードを観る機会もそうそうない。
文字通り「てんやわんや」しながら進んでいく雰囲気は、頭を空っぽにして楽しむことをおすすめする。
日替わりBOYSという起爆剤が生み出す奇跡の爆笑
汗だくになってエチュードを終えると、日替わりBOYSのイセディー(伊勢大貴)が登場。
ここからさらにBOYSのテンションが爆発的に上がっていく。
日替わりBOYSが登場後は、ロビーに設置されている「リアル質問郵便局」ポストに寄せられたお悩み相談にキャスト陣が回答する。
▲日替わりBOYSも交えお悩み相談の解決法を模索する
これはグッズで販売している便箋&ボールペンがセットになった「質問レター」を購入すると、投函できるポスト。
毎公演、開演前に投函されたお悩みのうちいくつかが劇中に登場する。
BOYSたちが真剣かつユーモアたっぷりにお悩み相談に乗ってくれるので、なにか相談事がある人はぜひ利用してみてほしい。
その後は、プチ運動会に大喜利とクライマックスへ。
6人はステージをところ狭しと駆け回り爆笑を生み出していった。
終盤では無茶振り続きのカニやん(谷佳樹)に爆笑スイッチが入ってしまい、大喜利のどんな回答にもひたすら爆笑していた。
ついには周りに心配されてしまう……というシーンも。
▲大喜利に挑んでいくカニやん(谷佳樹)
カーテンコールを迎える頃には、全員やりきったという清々しい表情をしていたのが印象的だ。
ここに観客の熱いリアクションが加わっていく本番では、BOYSのテンションもより一層高まることになるだろう。
▲やりきった雰囲気ただようゲネプロカーテンコール
毎公演、未知数の化学反応による大爆発が起こるのがこの『BOYS★TALK』の醍醐味である。
同じネタも同じ大喜利の回答もない。各回がオンリーワンの公演内容となる。
その日、そのキャストだからこそ生み出される奇跡の男子会を、あなたも覗き見してみよう。
爆笑に包まれた囲み会見レポート
ここからはゲネプロ前に行われた囲み会見の様子を紹介する。
登壇したのは、初日公演を控える宇佐卓真、近藤頌利、谷 佳樹、二葉 要、二葉 勇に加え、日替わりBOYSの伊勢大貴の計6名。
ーー初日を迎えるにあたり意気込みのコメントをお願いします。
と司会から最初に指定されたのは並び順の関係で伊勢大貴。
まさかの日替わりキャストからの回答にキャスト陣からは笑いが漏れ、「ボイト」らしい雰囲気が漂った。
伊勢大貴(日替わりBOYS):日替わりということで、僕は今日と明日だけなんですが……。
短期集中でしっかり爪痕を残してみんなと楽しい時間を過ごせればいいなと思っています。
宇野卓真(たくや役):このメンバーの中で最年少なんですけど、面白い先輩たちと一緒に初めてのアドリブ劇を楽しめたらいいなと思います。
二葉勇(ふう役):不思議なもので、ここにいるほとんどの人がはじめましてだったんですけど、こんなにも一瞬で仲良くなれるこの作品の設定、すごいな!と。
これに出ればもっともっと友達が増えるんだろうな、と(笑)
また友達を作りたいので、作品がずっと続いてまた呼ばれたらいいなと思います。
頑張っていきます!
兄のどこか論点のずれたコメントを受けて、「真面目にいきますね」と宣言してから二葉要は言葉を続けた。
二葉要(かなむ役):こういう演出の舞台は初めて出るので、初日どんな感じになるのか? お客さまを楽しませられるのか?
緊張していますけれど、僕たち自身が楽しめば楽しい舞台になるんじゃないかと思っていますので、精一杯楽しみながら頑張りたいと思います。
近藤頌利(劇団Patch)(しょりぞー役):この舞台はいわば「修行」みたいな感じで、稽古の時からそうなんですけど、段取りが無くアドリブで……。
全部自分のトーク力と発想力で勝負していくんで、修行の日々を経て内々では楽しくできました。
それをどこまでお客さんと共有できるのか、というのが今日からまた新たな修行として始まるので、みなさんと楽しめたらいいなと思います。
谷佳樹(カニやん役):去年僕は第3弾に出させて頂いたんですけど、そのときに思ったのは1年間を通して1番しんどかった……という思い出がありまして。
「もう2度とできればやりたくないな」というのが正直な感想でした。
でもまたこうやって1年越しで呼んでいただき、新たなボーイズメンバーとわちゃわちゃできる日々が楽しいです。
最初は本当は怖くて怖くて、稽古場に行くのも足が重かったんですけど、それが日々なぜか楽しくなり、(家に)帰っても「早くみんなと会って稽古したいな」ってなりまして。
なんていうか中毒的な感じでした。
本当にこの作品は不思議なもので、僕たちが楽しめば楽しむほど、みなさんに伝わるパワーがあるんじゃないかと思っていまして。
本当に舞台上で仲の良さや、僕たちが楽しんでいる姿が、まんまみなさんに届けばいいなと思っておりますので、楽しみにしていてください。
―今日ここにいないメンバーについてのエピソードを教えてください。
前田陸については「おもろい空気感を持っている」「焦ったら面白い」という評価。
TAKA(CUBERS)は「何しでかすんだろう!?っていう怖さがある」「普段クールな感じがある分、舞台上でギャップがあるよね」「自信満々に滑ってくれるから助かる(笑)」といった意見が飛び出た。
稽古では、滑った後に恥ずかしさを隠すようにドヤ顔をしていたようで、近藤は「滑ったあとのドヤ顔に注目してください」とTAKAの見どころを語った。
「変化球しか投げてこない」と谷に指摘されたのは彼と共演歴も長い輝山立。器用な性格で舞台上で焦るところをあまりみたことがないという谷だが、今作では焦る輝山の姿を観られるかもしれないとのこと。
――今日のメンバーについては?
初回のメンバーで行われたゲネプロだが、ここで意外にも二葉要が日替わりゲストの伊勢ディーこと伊勢大貴と今日が初対面であることが発覚。
ゲネプロ前に芝居を合わせた際に難しい絡まれ方をしたとのことで、伊勢大貴という起爆剤が不安でもあり楽しみでもあると語った。
1日目と2日目に登場する伊勢は、近藤からも「稽古で1番すごいことをしてきた」と評されていたので、この回を観るファンは彼のアクの強いアドリブにも注目してほしい。
二葉勇は、隣に並ぶ要に対し「こいつと息が合わないんで、どう合わせるか。いや、合わさなくてもいいんですけど……。もう(要とは)バトルですよ」と双子らしい(?)火花を散らした。
その仲睦まじいやり取りに対し、周りからは「この2人が1番楽しそうにやってます」とツッコまれる展開に。
最年少の宇佐は、谷について「普段頼りになるお兄さんって感じなんですけど、この舞台上では1番頼りにならないんです……まさしくポンコツで……」と控えめに密告。
これを受けて、谷も「僕の役はハイスペック男子っていう設定なんですけど、いっちばんハイスペックじゃないんです」と自らを低めに評価していた。
そんな谷の姿も今回見どころになるだろう。
――披露するエピソードには何%くらい本音が混ざっている?
いち早く反応したのは近藤。
声高らかに「2%です!」と答えた。
「そういうことにしておかないと変なこと言われへんやん」と2%の真意についてポロリ。
二葉要いわく、「この作品は繕って出来ない作品で、結果自分の人間性で戦うしかない」とのこと。
その分、BOYSたちの本音がファンが思っているよりもたくさん含まれているのかもしれない。
意外と本心を曝け出すことになるこの作品について、前回も出演している谷は「この作品ほんっと怖くて、これまで付いてきてくれたファンが一気に離れるかもしれなくて、賭けなんです」と、これまたどこまで本気か分からないコメントをして一同を笑わせた。
『BOYS★TALK』第4弾は6月5日(水)から9日(日)まで全労済ホール/スペース・ゼロにて上演される。
回によって出演するBOYSや日替わりBOYSが異なるので、様々な組み合わせの男子会を楽しんでみてほしい。
また、2019年12月25日(水)に同公演のDVDが発売決定!
6月6日(木)、6月9日(日)公演の様子が収録予定となっている。
劇場もしくはCLIE-TOWN(CLIE通販サイト)にて予約すると、予約特典として「メイキング&日替わりBOYS 映像Disc」が付くとのこと。
男子会を家でも堪能したいファンはお見逃しなく。
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