8月18日(金)、ミュージカル「ヴィンチェンツォ」の東京公演が東京・日本青年館ホールにて開幕し、初日会見オフィシャルレポートが到着した。
本日、8月18日(金)より東京公演を迎えるにあたり、ミュージカル「ヴィンチェンツォ」東京公演・ 初日会見が行われ、主演の和田雅成、富田鈴花(日向坂46)、上田堪大、竹内將人、鈴木壮麻、佐藤仁美が登壇した。
本作は原作ドラマ20話分を約3時間半の舞台にギュッと凝縮、さらにミュージカルで描くという挑戦的ともいえる舞台。
実際に演じてみての感想を聞かれた主演の和田は、「3時間半という大作なんですが、それぞれが責任感を持って次の人につなげるという事をやっているので、演じている側としては長さを感じずに演じられていますね」と答え、ホン・チャヨン役の富田は「20話がギュッとされているので、どうしても抜けるシーンがあります。その中で残っているシーンに対してどうやって深みを出せるか、というのを意識しながら演じています」とコメントした。
そんな中、チェ・ミョンヒ役の佐藤は「そのシーンのつながりとつながりがどうなっているのか私たちは分からなくなっていますけどね(笑)」と鈴木に語りかけ、笑いを誘った。
次に、自身の好きなキャラクターや、キャラクターにハマっているなと思う人はいるかという質問には、和田が「ヴィンチェンツェオ・カサノはハマり役です! スタジオドラゴンさんに行かせていただいた際にソン・ジュンギさんに似ていると言っていただいたんです!」と自信満々に即答し、共演者から「自分で言うな!(笑)」とツッコミを受けた。
そして、神戸公演を終えての感想を聞かれると、和田は「お客さまがすごく集中してみてくださっているなと思っています。3時間半という長い舞台ではあるのですが、20話を凝縮しているので展開が早いんです。それに集中してお客さまがしっかりついてきていただいているなと思い、その熱量を感じました」とコメント。
鈴木と竹内も「お客さまがすごく温かくて客席のオーラに助けていただいていましたね」、「シリアスに見えて基本コメディだったりもするので、その笑い声に助けられました」と、同じく観客の温かさを感じたようだ。
また、富田は舞台に立つのが5年振りということで、「劇場によって音の環境とかがまったく違うので、土地によって舞台って生きるんだなとしみじみ思っています」と生の舞台ならではのポイントについてもコメントした。
さらに、ミュージカル版ならではの見どころは? という質問には和田が「ストレートだと場面展開に限界がある部分をミュージカルにすることでセット展開を曲中に行うなど出来るので、そこはやりやすいのかなと思っています」と語り、富田は「音楽が加わることでキャラ立ちがさらにくっきりする」、鈴木が「音楽が世界を広げてくれる」とそれぞれミュージカルならではの魅力を語った。
また、稽古場の雰囲気について聞かれた富田が、「佐藤仁美さんがパンとかコーヒーをくださったり、机に台本を置いているのを片付けてくださったりして、支えていただきました。役との落差がすごくて胸に刺さりました(笑)」とエピソードを披露し、皆が爆笑する場面も。
最後に、富田は「お客さまに心の底から来てよかったなと思っていただける公演にしていければと思っています」と挨拶、和田は残念ながら体調不良で東京公演初日に出演できなかった松井工に触れて「帰ってこれる場所を守りながら千秋楽まで走っていければと思います」と熱く語り、初日会見は終了した。
公演は、8月21日(月)まで東京・日本青年館ホール、8月25日(金)~27日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼで行われる。当日チケットと生配信チケットも発売中だ。
(C)2021 Studio Dragon Corporation/MUSICAL VINCENZO 2023
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