ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』5~鉄路にラブソングをが6月15日(木)に東京・天王洲 銀河劇場で開幕し、永山たかし、鯨井康介、高崎翔太、橋本汰斗、田中涼星、牧田哲也、伊崎龍次郎、皆木一舞、脚本・演出・作詞の川尻恵太からのコメントと舞台写真が到着した。
東海新幹線 役:永山たかし
久しぶりに乗客のみなさまと(コロナ禍の只中ではできなかった)掛け合いができるということで、とても楽しみです。個人的には全力で“LOVE(ラブ)”を歌いたいと思います。こうして1つの作品を長くやらせていただけるのはなかなか珍しいことなので、毎回、「次がある!」という喜びを感じてやらせていただいてきました。今回は東京公演・神戸公演と予定されており、皆で行けることを楽しみにしています。これからも続くであろう新しい景色を乗客のみなさまと作っていけたらいいなと思います。
東海道本線 役:鯨井康介
ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』も“5”。ここまで走ってきた道のりを感じております。みんなと力を合わせつつも、東海道本線としては兄さん(=東海道新幹線)のことだけを考えていきたいと思います! 東海道本線は150年以上走っている最古の路線なので、その変化は原作の中でも描かれています。簡単に言うと最初は始祖としてのプライドなどが大きかったのですが、兄さんの登場でどこか肩の荷が降り、今や兄さんへの愛情一本でわけの分からないキャラクターになっている感じもあります(笑)。しかしながら自分もこの7年半で同じような流れを辿っている気がします。余計なことを考えず、「僕は兄さんのことを愛するだけだ!」と。自分の中からいろいろなことが良い意味で抜けていっている感覚が心地良いです。長く続けさせていただけることは本当にありがたいことだと感じています。(今作も)兄さんを楽しんでください!!
東武東上線・信越本線 役:高崎翔太
今回は客席降りなどもありますので、ぜひ近くでお楽しみいただけたらと思います。“鉄ミュ”の初演は先輩方に囲まれて、「尊敬するレジェンドたちと共演できる!」と緊張しながらやっていました。それから後輩がどんどん入ってくるようになり、「先輩らしく頑張らないと!」と思ってやってきていたのですが、ここへきてまたキャストの年齢層が上がり……。「どうしてまた緊張しないといけないんだ!?」と思いながらやっています(笑)。“鉄ミュ”は永山さんが走り続ける限り、ずっと続いていくんだろうなと。キャストもどんどん増えていくでしょうし、今後も楽しみにしています。東京、神戸と誰一人かけることなく全力で駆け抜けたいと思っております。応援のほどよろしくお願いします!
函館本線・西武新宿線 役:橋本汰斗
“鉄ミュ”に入ったばかりの頃は難しいテーマだと思っていましたし、稽古場もまだ試行錯誤していたように思います。今はそれがどんどん研ぎ澄まされていったような感じです。通し稽古のときも、場面を見ているキャストたちがすごい勢いでレスポンスしていて! 「良い現場やな」と思いました(笑)。稽古場の雰囲気を大切にしながら本番に臨みたいです。新路線も濃いキャラクターばかりですし、“西武組”としては「万歳!」をみなさんと一緒にできることを楽しみにしています。ぜひぜひ楽しみましょう!
上越新幹線 役:田中涼星
ようやく日常が戻りつつあり、今回の“鉄ミュ”も十二分にお楽しみいただける作品になっていると思います。僕は“鉄ミュ”で裸を解禁し、根性がつきました(笑)。そしてありがたいことに、新潟県でお仕事をやらせていただくときには“新潟の星”とご紹介いただいたりもしています。新潟県出身として上越新幹線役を演じさせていただき、とても感謝しています。お祭りみたいな要素がある作品だと思いますので、長くご覧いただいている方には、「久しぶりだな」と思いながらお楽しみいただければ。最後まで精一杯頑張ります!
北陸本線 役:牧田哲也
新しく加わった路線として新しい風を吹き込めるように頑張っていきたいですし、客席からの掛け声なども楽しみにしています。“鉄ミュ”のキャストは知り合いばかりだったので、稽古場では僕も7年半やってきたかのように居させていただき、とても楽しかったです。一緒に歩んできたというか役者としての歴も同じメンバーと、これまでの現場でさまざまなことを重ねてきた同士として、今この現場でセッションできることがとても楽しかったです! 日頃は悩むことや大変なことがたくさんあるかと思いますが、劇場にいる間だけは忘れて無心で“鉄ミュ”をお楽しみいただければと思います。
総武線(総武本線) 役:伊崎龍次郎
初登場ということで新しい風を吹かせたい……と言おうと思ったのですが、まっきーさん(=牧田)と被ってしまいました(笑)。良い意味で何も考えずにお楽しみいただける作品だと思いますので、熱量高く頑張りたいと思います!“鉄ミュ”のことは先輩や知り合いのメンバーから、「あんなに楽しい作品はないよ!」と聞いていましたし、出演することになったときも周りから「いいな~! 俺も出たい」と言われていました。「そこまで言わしめる理由とは!?」と気になっていたのですが、稽古場に入った瞬間に「こんなに和やかな空気、初めて……」となって理解できました(笑)。みなさんすごく大きな器で受け入れてくださって、とてもアットホーム。驚くほど穏やかな気持ちで初日を迎えられています。“鉄ミュ”の一員になれたことがこんなにもうれしいので、本番でこのうれしさ、楽しさをお客さまに届けられたらどんなに素敵だろうと思っています。劇場を後にするときには笑顔になれるエネルギーのある作品です。後悔することのないよう、2時間20分を存分にお楽しみください!
中央線(中央本線) 役:皆木一舞
劇場で声出しなどもできるようになってきましたのでそれを楽しみつつ、みなさまが笑顔で帰れるように僕ら自身も楽しみながらやっていきたいと思います。“鉄ミュ”の稽古場は本当に和気あいあいとした雰囲気で、誰かが絶対に笑いを取りに行くんです(笑)。それがこの作品のおもしろさにつながっているのだとしみじみ感じました。日々楽しく稽古させていただきましたので、本番がとても楽しみです! 原作から飛び出してきたようなキャラクターに仕上がっていると思います。よろしくお願いします!
脚本・演出・作詞:川尻恵太
“鉄ミュ”の座組も7年半。最初から走っているメンバーも途中乗車のメンバーも、今回から乗車するメンバーもいます。こうして長くやっていると鉄道の歴史と座組がリンクしてくるようなところがあって楽しいです。みんなの演技も円熟味が出てきましたので、フレッシュさと円熟味のミックスをお楽しみいただければと思います。今回は、みんなに「初演みたいなことをやりたい」と伝えました。時に何をやっているのか分からないようなシーンが目まぐるしく展開されていく。まったく意味がなさそうなシーンや、考えさせられたり、感動的なシーンもある。それらがスピーディーに続くおもちゃ箱のような作品を作れたらいいなと。それともうひとつ、今回のテーマは“受け継がれていくもの”。みんなの職業柄、役を受け継ぐということを経験している人も多いので、(鉄道路線たちの)気持ちがよく分かる物語になったと思っています。乗客のみなさまには笑うところは大いに笑い、感動するところは感動していただけたら。コール&レスポンスもできるようになりましたので、キャストのみんなが誘いにきたらぜひ乗ってあげてください。声を出すところは思い切り出していただき、出してはいけないところでは出さないようにお願いします(笑)。
同作は、鉄道路線を擬人化した鉄道トリビアコメディコミック『青春鉄道』の舞台化。
公演は6月25日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、6月30日(金)~7月2日(日)まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで行われる。
(C)青春 (C)ミュージカル『青春鉄道』製作委員会
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