朗読劇「したいとか、したくないとかの話じゃない」の劇中オリジナルドラマが上映される。
舞台上では浮気相手に捨てられた売れない脚本家の夫・孝志と、その夫に内緒で応募したシナリオコンクールで優秀賞を受賞し、これまでの家事育児だけの生活から外の世界に飛びだそうとしている妻・恭子の往年の夫婦ストーリーが描かれるが、劇中のオリジナルドラマでは若かりし頃の孝志と恭子の出逢いから、やがて夫婦になっていく初々しい2人が描かれる。
若かりし頃の恭子役には早川聖来(乃木坂46)、若かりし頃の孝志役にはゆうたろうが出演。
早川聖来(乃木坂46) コメント
心理学者のフロイトの言葉で「大人になるということは、曖昧さを受け入れる能力を持つことだ」というものがあります。一見、この朗読劇のフライヤーを見れば少し大人な話に見えるかもしれません。ですが、この作品は大人になってもなかなか曖昧なものを受け入れられない、大人の仮面を被った男女の物語なのかなと私は感じました。
ゆうたろう コメント
僕からしたらずっと大人なはずが大人になりきれない若者2人の甘くもほろ苦い物語。早川さんとは初めましてだったのですが役を通して接しているといつの間にかずっと一緒に居るような感覚に浸りました。世の中とリアルに闘う2人を朗読劇に出てくるスパイスとしてぜひお楽しみください。
監督:熊坂出 コメント
劇中スマホを使ったカットがあるのですが、ゆうたろうさんに撮影していただきました。ゆうたろうさんが早川さんから素敵な表情を引き出しつつ「カメラ回りました!」とか「マイクちょっと入りましたけど、リサイズすれば大丈夫ですかね?」とか言ってくださる斬新な現場でした。撮影の日の最後のカットも彼が回したもの。演じ回す2役の負荷に最後まで耐えてくれました。早川さんは劇中、子から親へと変化していくのですが、子どもを身篭ったことを彼に告白する場面で、まだ若い彼女が母としての振る舞いを説得力を持って演じきるのを見て、うち震えました。2人の生き様、息遣いをぜひ、劇場で体感してください。ご来場を腹の底からお待ちしています。
プロデューサー・黒澤優介(AOI Pro.) コメント
映像制作会社が演劇公演を行う意味を考え、映像演出をふんだんに取り入れた朗読劇を行うこととなりました。舞台上では別れ間際のぎくしゃくとした夫婦の会話劇がテンポ良く繰り広げられますが、劇中ドラマ内では出逢った当初のラブラブな2人が対照的に描かれます。そしてなぜか劇中はとっても美男美女な2人で…果たしてこれは、2人の脳内で変換された妄想なのか!? 『在りし日の己を愛するために 思い出は美しくあるのさ』サザン好きな私としては「茅ヶ崎物語~MY LITTLE HOMETOWN~」の熊坂監督と茅ヶ崎ロケができたこと、感無量です。ぜひ劇場でしか味わえない劇中映像を、朗読劇の掛け合わせとともにお楽しみください…!
本作は、足立紳原作作品「したいとか、したくないとかの話じゃない」の朗読劇化。夫婦の「セックスレス」をきっかけに夫婦のあり方、子育てのあり方を問いかける。
公演は4月20日(木)~23日(日)に東京・俳優座劇場で行われる。キャストは、篠原涼子、山崎樹範、荒木宏文、佐藤仁美のWキャスト。チケットは4月8日(土)10:00より一般発売開始。
(C)AOI Pro.
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