『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Bad Ass Temple VS 麻天狼》-Cinema Edit-の公開記念舞台挨拶が3月28日(火)に東京・丸の内ピカデリーで開催された。
本作は、2022年冬に上演された《Bad Ass Temple VS 麻天狼》を-Cinema Edit-として再編集し、映画館の大迫力のスクリーンと臨場感ある音響設備に合わせて、舞台映像を再編集した映画館限定の-Cinema Edit-シリーズの第2弾。
舞台挨拶ではキャストの廣野凌大、加藤大悟、青柳塁斗、鮎川太陽、荒木宏文、井出卓也の6人が登場しトークを繰り広げました。
いち早く実際に3面スクリーンで作品を観た鮎川と井出に感想をうかがうと「音の迫力もすごいです。本当の舞台を観ているかのような感覚になります」と言う鮎川に対し井出は「僕は四つん這いになる芝居をやってたんですけど、(スクリーン)1面まるまる使って僕のお尻が映るんですよ(笑)」と細かい部分までフォーカスが当たることが恥ずかしかったと照れ笑いを浮かべました。
さらに台詞がないところまで抜かれているかもしれない、という話題になり司会者から「皆さんもいつ抜かれているかわからなかったですか?」との質問に対し、荒木は「それを考えないのが演劇なんですよ! だから演劇が3画面の映画館にはすごく相性がいいと思うんですよ!」と、続けて「(マスコミの皆さん)ぜひ使ってください!」と会場の笑いを誘いました。
「キャスト同士で新たな一面の発見や、気づきなどはありましたか?」という質問を受け、荒木は「(青柳)塁斗とは17年ぶりの再共演です。初共演をしたときは16歳の頃で、細マッチョだった。17年ぶりに会ったときはゴリマッチョだった」と懐かしそうに語りました。廣野も続けて「(ライダースジャケット着たとき)肩パット入れてないのに入れてるかのよう」と言い、荒木は「肩がメロンパンってよく言うけど……」と述べた。それを受け青柳は「肩がメロンはよく言うけど“パン”はいらない」と事実を伝えると、少し恥ずかしそうな荒木。記事の見出しは「肩がメロンパンでお願いします」(井出)と仲のよさがうかがえる掛け合いを披露してくれました。また、ヒプステが初舞台で「すべてを教えてもらった舞台です」と話す加藤に対し、5人は成長がうれしかったと心の内を述べました。
また本作品は全28公演の大千秋楽を撮影したもの。大千秋楽を迎えたときの心境を聞くと、「無事に終わってくれ。怒涛のスケジュールの中で体調を崩さずとにかく終わってくれでした」(青柳)、「初舞台がヒプステだった。周りの人たちにお前はすごいよって言われて泣かせられました」(加藤)と感慨深く当時を振り返るお2人に対し、「いつクビになるかわからなかったです……(笑)」と廣野。さらに、千秋楽を終えて鮎川、荒木と忘年会で高級“すき焼き”を食べたエピソードも披露しました。
最後に6人を代表して廣野さんから「みなさまの感想が本当に僕らに直に届くので、すごい励みになるし、それが直接仕事になるので惜しみなく言ってくれたらと思います。そして本当に僕らが注いできた熱量を感じていただき、僕たちが作る舞台ヒプノシスマイクを、そしてヒプノシスマイクのコンテンツを、これからも愛していただけると幸いです」と、これまでの漫才のような掛け合いを綺麗にまとめて、本イベントを締めました。
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