『映画刀剣乱舞-黎明-』完成報告会&点灯式が3月19日(日)に東京・東京スカイツリータウンで開催された。
イベントには、鈴木拡樹、荒牧慶彦、和田雅成、梅津瑞樹、佐藤たかみち、定本楓馬、小西詠斗、玉城裕規、耶雲哉治監督が参加。
実写映画第2弾となる本作だが、前作から続投となった三日月宗近を演じた鈴木は「第1弾が完成した時に、続編をやりたいねっという言葉がキャストのみならずスタッフサイドからも出ておりましたので、ようやく形にできたなぁという気持ちでいっぱいですね。皆さまのもとに届くまでに時間はかかりましたが、良いものが完成して皆さまのもとに届くと思うと、とても充実した良い時の経過だった」と前作から4年の歳月を振り返った。
同じく引き続き山姥切国広を演じた荒牧は「待ちに待った、という気持ちでした。次回作があると良いねっていうお話から結構な年数が経ってしまったので、まだかなとずっと待ち望んでいたんですけれども、いざ映画の第2弾をやるぞって時には震えましたね、今も震えてるんですけど(笑)」と、寒空の下での屋外イベントならではのジョークを挟み、会場を和ませた。
続けてへし切長谷部を演じた和田は「5年前ですかね、最初撮ったのが。それからコロナ禍などあったんですけど、スタッフさん含め、監督・キャストのみんなとまた一緒に集まれたのが本当にうれしいですね」とコメント。
骨喰藤四郎を演じた定本は「本当に前回、撮影している時間が幸せな空間だったので、また一緒に作品を作れるんだなっと思うとすごく楽しみで本当にうれしかったです」と振り返り、前作に引き続きメガホンを取った耶雲監督は「4年前の第1弾がすごく好評いただいたということで、第2弾を監督することができました、ありがとうございます」と喜びを語った。
続いて本作から『映画刀剣乱舞』への参加となった、山姥切長義を演じた梅津は「映画の方でも山姥切長義を演じさせていただけるというのは、こんなに光栄なことはないなと、物語もそうですけどアクションというのが刀剣乱舞の世界で重要になってくるので、そこが楽しみでしたね」とコメント。
堀川国広を演じた小西は「(舞台で演じた)この堀川国広という役が僕がこの業界に踏み込んだきっかけの作品だったので、映画で演じさせていただけるのがすごくうれしかったです。成長した姿を見てもらえたらいいなと思いました」と役に対しての思いも語った。
最後に小烏丸を演じた玉城は「第1弾を1人で映画館で観に行った時に、とてつもなく嫉妬して、なぜ僕はここにいないんだろうと…でも第2弾に出演が決まって幸せに思いますし、監督とお会いした時に『出演したいです! 第2弾があれば』って言ったことをずっと覚えていてくれたことが本当にうれしかったです」と監督とのエピソードを披露。
本作で「刀剣乱舞」への初参加となった髭切を演じた佐藤は「僕も第1弾を観た時に、次やるんだったら、“僕は絶対ここに入って戦える”と思っていたんですよ。それが叶って…オファーの連絡を受けた時には人間って本当に飛び跳ねて喜ぶんだなって思いました」と出演決定の知らせを受けた時の喜びを語った。
続けて今作にて初めて描かれた現代設定について、鈴木は「僕の中では最初に三日月宗近を演じさせていただいたくらいの時から妄想はしたことがあったんですよね」と語り「現代で三日月宗近としてやりたかったことが実は映画の中に含まれていて…そこがどこなのかは、実際に映画を観て予想をしてもらいたいところです」と注目ポイントについてもコメント。
荒牧は「僕は拡樹くんと違って現代に出陣することを考えていなかったんですよ。刀剣男士は過去に出陣して歴史を守るっていうものだと思っていたので、この現代も2205年の刀剣男士たちからすると現代も過去なんだというところで、僕は“あっ、アリなんだ! 現代に来るの”って思ったのをすごい覚えてますね」と脚本を読んだ時のことを振り返った。また、「実際に撮影してみて、アパートだったり、東京スカイツリーだったりとかいろいろな場所で戦うのですけど、戦いにくいんですよ…物理的に狭かったりとかして。ゲームの設定でも打刀は狭い部屋とか不利なのですが、本当にそのまま、作り込まれているなって感じました」と実際に演じてみて感じたことについて振り返った。
また監督は「最初に現代を舞台にしたいという話を聞いて、撮影がちょっと楽になるかなって思ったんですけど、逆に大変で…刀を持ってアクションするのを許可してくれる場所が少ないんですよ。今回、渋谷(スクランブル交差点)に出陣したり、今まで刀剣乱舞ではありえなかったシュチュエーションがいっぱい出てくるので簡単かと思いきや、本当に大変でした」と撮影場所について苦労した部分を語った。
撮影中に印象に残ったエピソードで、今作の見どころの1つのワイヤーアクションについて定本は「前回もやらせていただいたのですけれども、前回を超える高いところに吊るされて、早いスピードで下ろされているなって感覚がありましたね」と前作よりパワーアップした撮影だったと振り返り、それに対して監督からは「定本くんは前作ではレベルでいうと1から始まってるくらいだったのが、今作ではレベルが100に近いんじゃないかなくらいでアクションがすごいことになっていて、そのあたりはぜひ劇場で観てほしい」とコメント。
また玉城は「僕自身ワイヤーアクションは初めてだったんですけど、身体能力が高いせいか一発OKを出して、スムーズに撮影が終わってしまい、もっとやりたかったな」という自信満々なコメントにすかさず和田からの「あいつを誰かシバけッ!」とツッコミが入り、会場の笑いを誘った。小西は「殺陣が本当に激しくて、堀川国広は両耳に赤いピアスを付けているのですが、マグネットタイプのものを付けてたら真っ暗な森でのシーンで3回くらい落としちゃって…スタッフ総出で大捜索して毎回奇跡的に見つかって拍手が起きたのがすごい印象に残ってますね」と撮影中の裏話を披露。
またグリーンバックでの撮影について鈴木の「全面緑色の部屋に1日中いるっていう撮影日があって、目には優しいけどなかなかね」というコメントに対して荒牧から「あれを目に優しいって捉える人います!?」とツッコミが入った。
今回初めて登場した“仮の主”について聞かれると鈴木は「今作で初めて出た設定で、力を借りて戦っている相棒でもあって、モノ声が聞こえてしまうことに悩んでいる琴音という高校生が僕の“仮の主”になるんですけれども、刀である三日月宗近が現れて接することによって、心境が変化していったりというのが見どころ。また人と触れ合うことで三日月宗近の中にも新しいものが芽生えたりというのが今作のおもしろいポイントかなと思います」と本作の見どころについて語った。
また和田は「台本を最初読んだ時、“ギャル”って書いてて…『俺の“仮の主”はギャル!?』ってなって(笑)発表時にはトレンド入りするくらい皆さんにも衝撃的だったと思うんですけれども…僕、ギャルとともに高速バスで14時間かけて福岡から東京に来るんですよ、長谷部は走った方が早い! って常々思いながらバスに乗ってました」と“仮の主”である実弦との撮影について語り、梅津は「“仮の主”である各務を演じる飛永さんが、ものすごく窓際族的な雰囲気を出すのがうまくて(笑)さすがだなって思ったんですけど、本編ではあまり会話をすることがなくて、本編で描かれていない物語を想像できる関係性になってればいいなと思います」と語った。
最後に、本作の完成を記念して、東京スカイツリー®の“特別ライティング”がお披露目。鈴木の「映画刀剣乱舞-黎明-、はじめよう」カウントを合図に、点灯ボタンを押し、東京スカイツリーは美しい刀剣男士10振りのイメージカラーのライティングに輝いた。
最後に監督は「映画ならではのおもしろさを詰め込んだ、最高におもしろいエンターテイメントになったと思います。自信を持って皆さまにお届けできると確信しておりますのでぜひ、劇場で大きなスクリーンで良い音響のもと楽しんでいただけたらと思います」とコメントし、荒牧は「ファンの皆さま、もしくは「刀剣乱舞」を知らない人たちにもたくさん届けられる作品になればいいと思っております」と、最後に鈴木は「映画館でまた、舞い乱れる刀剣男士たちをお楽しみください。それでは、映画館でお待ちしております」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。
映画は3月31日(金) 全国ロードショー。
(C)2023 「映画刀剣乱舞」製作委員会/NITRO PLUS・EXNOA LLC
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