舞台『鋼の錬金術師』が3月8日(水)に大阪・新歌舞伎座で開幕し、一色洋平、廣野凌大、眞嶋秀斗、岡部麟(AKB48)、蒼木陣、和田琢磨、吉田メタル、阿部裕、大石継太、辰巳琢郎、脚本・演出の石丸さち子からのコメントと舞台写真が到着した。
エドワード・エルリック 役:一色洋平
①オーディションから開幕までの期間で印象的だったエピソード、もしくはエドとしての役作りに影響があったエピソード
「エドの明るさを、彼の“強さ”からくるものにしてほしい」「たくさん“回り道”をして、エドに辿り着こう」稽古の終盤に、脚本・演出の石丸さち子さんからいただいた、今ではお守りにしている言葉たちです。舞台ハガレン世界初演へ向け、1年かけてこのチームの中で創らせてもらった一色エド。自信持たなきゃ嘘でしょう。いざ、出発です。
②お客さまへのメッセージ
演劇は「総合芸術」と言われますが、その「総合」には、客席に座られる「あなた」が含まれます。むしろそれが最後のピースなのです。それだけは揺らぎません。劇場で待ち合わせましょう。そしてご一緒に、アメストリス中を大冒険しましょう。旅へのご参加、チーム全員で心の底よりお待ちいたしております。
エドワード・エルリック 役:廣野凌大
①オーディションから開幕までの期間で印象的だったエピソード、もしくはエドとしての役作りに影響があったエピソード
稽古の段階から、邪気を消せ、邪気を消せと言われてきました。今になって最初の稽古動画を見返したら邪気に塗れていたので、エドワード・エルリックという人間に100万回土下座をしました。邪気はもうありません。やるだけです。
②お客さまへのメッセージ
冗談はさておき、僕が、こんなにも演劇というものに素直に向き合っているのは初めてのような気がしています。この素敵な作品が皆さまに届きますよう、そして、なによりも皆さまと一緒に旅ができるよう、座組一同願っています。ぜひ「鋼の錬金術師」の世界を一緒に生きてください。よろしくお願いします。
アルフォンス・エルリック 役:眞嶋秀斗
①約2カ月間の稽古を経ての意気込み/見どころ
ふとした時に誰かが声をかけてくれる、世代が違ってもみんなで笑い合えるカンパニーで、ひとつのホームのようだなと感じています。エドワードを演じる(一色)洋平さんと(廣野)凌大くんの希望に満ちた力強さに、役としても俳優としてもいつも助けられました。アルフォンスのスーツアクターの(桜田)航成さんと、気持ちを1つにして挑みます。
②お客さまへのメッセージ
生の呼吸、生の演奏、そして劇場に広がるさまざまな景色を皆さまと一緒に感じられるんだと思うと、ワクワクが止まりません。心が先に走り出しているような気持ちです。大人の方にも、エドワードと同じくらいの年の子どもたちにも、この舞台が届くことを願っています。
ウィンリィ・ロックベル 役:岡部麟(AKB48)
①約2カ月間の稽古を経ての意気込み/見どころ
さまざまな作品を生きてきた方たちに囲まれながら過ごしたこの期間はとても刺激的でした! 稽古初日の本読みから、もうそこに、たくさんのキャラクターが存在していたキャラクターがたくさんいたので、あの日からどれだけ進化しているのか…私自身も楽しみです! 石丸さんに与えられた課題に真摯に向き合いました。稽古期間中、労い、讃え合いの意味で稽古期間中、自分たちに向けてみんなで何度か拍手をしました! 石丸さんに与えられた課題に真摯に向き合い、開幕直前の今は、みんなで稽古期間を乗り越えたことにホッとしたり、早く幕が上がらないかと胸がときめいています!
②お客さまへのメッセージ
みなさんがこの舞台を楽しみにしてくれているのと同じくらいに、私たちもドキドキしています! 私は機械鎧(オートメイル)技師としてエルリック兄弟を支えながら…みなさんもエド・アルを応援しながら! 一緒に旅に出ましょう~!! まずは、大阪で! みなさんのことを待っています!
ロイ・マスタング 役:蒼木陣
①約2カ月間の稽古を経ての意気込み/見どころ
②お客さまへのメッセージ
『言葉の持つ力と可能性』『人が生身の身体を使い演じる演劇のおもしろさ』脚本・演出の石丸さち子さんと過ごす中で感じたものです。これからの役者人生の中で成長して恩返ししたいと思える出会いとなりました。座組、役、作品、すべての出会いに感謝して。今作が皆さまのお心に残るものとなりますように。
ロイ・マスタング 役:和田琢磨
①約2カ月間の稽古を経ての意気込み/見どころ
②お客さまへのメッセージ
脚本・演出の石丸さち子さんを先頭に約2カ月間の稽古が終わり、ようやくここから舞台『鋼の錬金術師』の旅が始まります。大阪公演ではロイ・マスタングは蒼木陣さんにお任せし、私は東京公演からの参戦となりますが、大阪で創り上げた熱量を充分に感じてしっかり努めたいと思います。多くの方に愛されているエルリック兄弟の物語、ハガレンの世界観にどっぷり浸かり、観客の皆さまとこの旅を楽しめたらと思います。どうか千穐楽まで見届けていただけたら幸いです。
アレックス・ルイ・アームストロング 役:吉田メタル
①約2カ月間の稽古を経ての意気込み/見どころ
いや~長かった(笑)芝居全部の当たりをつけたのがもうかなり昔のことのよう。でもその分、寝かせて熟成させた仕上がりになってるはず!? とにもかくにもようやくここまで来ました。あとはみんなで楽しむで!
②お客さまへのメッセージ
そんなこんなで長い稽古期間。稽古の中身はもちろんのこと、長いこと舞台をやっているおいらでも経験したことのないことがいろいろ起こり、その都度みんなで乗り越えました。そんなみんなで築き上げた“愛と生命と絆と筋肉(?)の物語”。引き続き、お客さんも巻き込んでの“一は全、全は一”で頑張りまっする! みなさんのお口に合いますように。
ティム・マルコー/ナンバー48(兄・声)/イシュヴァールの老人 役:阿部裕
①約2カ月間の稽古を経ての意気込み/見どころ
普段の芝居の約2倍の稽古期間を費やして作り上げてきましたが、率直な所、まだまだ稽古したい! そう思えるのが不思議に思っています。それほどこの作品の抱える本質が、深い物だということなのだと思います。どこまで深く抉る(えぐる)ことができるか? 最後まで若者たちと足掻き続けたいと思います。
②お客さまへのメッセージ
「鋼の錬金術師」の1つのテーマでもある“旅”に出てから2カ月が経ちました。この間、怒涛の日々を過ごし、諦めない演出家の元、正しくmanpowerで物語を紡いでまいりました。さて、ここからは照明が入り、映像が入り、音響、生バンド演奏と全てを集結しての仕上げ作業です…どんな新たなる旅になるのか、私自身、楽しみで仕方ありません。皆さん、愛や憎しみ、夢や欲望といった人間の本質を鋭く抉る(えぐる)“旅”に、3月8日、一緒に旅立ちましょう!
ショウ・タッカー役:大石継太
①約2カ月間の稽古を経ての意気込み/見どころ
年明けから季節1つ越える2カ月という稽古期間。トップギアで走り続け、闘い続けたチームハガレンのエネルギーは素晴らしい実を結び、笑顔で初日を迎えます。必ず。
②お客さまへのメッセージ
本にはない、アニメにはない、生の役者の身体表現や言葉は、驚くほどお客さまの心に届くと思います。
キング・ブラッドレイ 役:辰巳琢郎
①約2カ月間の稽古を経ての意気込み/見どころ
真冬なのに、大変熱い稽古場でした。その中でも、2カ月間トップギアで走り続けたのが、石丸さち子さん。キャスト、スタッフ一同、ついて行くのに必死でした。彼女の演出は、まさに錬金術そのもの。みるみる1つひとつのシーンが立ち上がっていくさまは、官能的ですらありました。見てるだけでこんなに楽しい稽古は、長い役者人生でも初めてのこと。この歳になって、演劇というものの新しい魅力を発見した思いです。
②お客さまへのメッセージ
お客さまへのお願いは1つだけ。この舞台『鋼の錬金術師』は、漫画原作をベースにしていることをご理解ください。アニメとも、映画とも違うところがあるかもしれません。でも、ここまで原作をリスペクトした舞台化は、なかなかないはず。先入観抜きに、お楽しみいただければありがたいです。
脚本・演出:石丸さち子
①一色洋平の演じるエドワード・エルリック、廣野凌大の演じるエドワード・エルリックそれぞれの魅力
舞台『鋼の錬金術師』開幕とともに、2人のエドワード・エルリックが誕生します。小さめの体いっぱいに詰め込んだ弟への大きな愛、世界を切り拓く勇気や洞察力を、長い稽古の時間でそれぞれに育ててきました。一色エドは、高い身体能力に強靭な愛、振れ幅の大きな感情が見る者の心を動かし、廣野エドは、しなやかな獣のように自由で勇敢、柔らかな愛の深さが魅力です。両者とも、生き生きと旅をし、爽やかな感動を呼んでくれると確信しています。
②演出の観点での作品の見どころ
たくさんの方に愛されてきた名シーンや名台詞に、俳優たちが命を吹き込みました。ハガレンの描く命の重さ、ハガレンならではの軽妙な笑い、どちらもたっぷり詰め込んで。演劇ならではの創意工夫と美学を、ライブで演奏される音楽が彩ります。原作の持つ揺るがない魅力とともに、今この瞬間にしか味わえない演劇ならではの生の魅力を楽しんでいただけたら! 次々と展開される風景に驚き目を見張る時間、心揺さぶる少年の成長の旅に、ぜひ同伴してください。汽笛の合図で旅が始まりました。ご来場お待ちしております。
同作は、荒川弘による漫画「鋼の錬金術師」の舞台化。錬金術の盛んな国家・アメストリスに「鋼の錬金術師」と呼ばれる国家錬金術師がいた。彼の名はエドワード・エルリック。かつて亡き母を生き返らせるために、弟のアルフォンスと「人体錬成」という禁忌を犯し、代償としてエドワードは左足と右腕を、アルフォンスは肉体の全てを失いからっぽの鎧に魂を宿す。兄弟は失った身体を取り戻すことを決意し…。
公演は3月8日(水)~12日(日)に大阪・新歌舞伎座、3月17日(金)~26日(日)に東京・日本青年館ホールで行われる。
(C)荒川弘/SQUARE ENIX・舞台「鋼の錬金術師」製作委員会
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