音楽劇『まほろばかなた』が3月18日(土)22:00から時代劇専門チャンネルでテレビ初放送される。
本作は、第二次長州征伐において、15万の幕府軍をわずか4000人で勝利した長州藩士の5人、山縣狂介・大村蔵六・伊藤春輔・桂小五郎、そして高杉晋作の生きざまが描かれる。
本編放送に合わせ、高杉晋作役の阪本奨悟と山縣狂介役の糸川耀士郎のスペシャルコメントも本編前後に放送。さらに、作品のキーワードである“籤”(くじ)にちなんだここでしか見られない特別企画「まほろば思い出くじ」も届けられる。
今回の放送に向けて、阪本奨悟・糸川耀士郎からコメントが到着。
Q1:本作で阪本さん・糸川さんが演じられた役どころについて教えてください。
阪本奨悟(高杉晋作役):一見掴みどころのない雰囲気を持っていて、突拍子もない言動もありますが、芯の部分では誰よりもまほろばを目指す志に溢れていて、その想いで長州の面々に大きな影響を与えていくという役どころかなと思います。
糸川耀士郎(山縣狂介役):長州一の喧嘩屋。真っ直ぐで絆を大切にする男です。
Q2:歴史上の人物を演じるうえで、意識した点や苦労した点があれば教えてください。
阪本:歴史上人物もそうですが、高杉晋作というこれまでにたくさんの作品で描かれてきたような人物は、多くの方々がその人物に対するイメージがもうすでにあるんだと思います。だからこそそのイメージや期待などから逸脱していないか、いい意味でそれを裏切れるか、自分なりのものにできるかなどの葛藤がありました。
糸川:この作品に限ったことではないですが、その時代背景を勉強すること。楽しくもあり、でも細かいところまで知りたいのでそこに時間を費やしました。
Q3:稽古中もしくは公演中で、阪本さん・糸川さんをはじめ共演者の方との思い出や印象的なエピソードがあれば教えてください。
阪本:稽古終盤は何度か通し稽古をしていたのですが、その時に皆さんが1つの作品のメッセージを背負ってワンシーンワンシーンをつないでいっているという感覚がすごくありました。スタッフさんも含め、皆さんのこの作品に対する想いを実感し、改めていい座組みで舞台ができているんだなと思えたのを覚えています。
糸川:狂介が文さんに手紙を書く蔵六とのシーンは、全体尺の関係で稽古中にカットになりかけました。でも、作中でも数少ないほっこりシーンだったのと、稽古中から笑いをとっていたのでなんとか本番まで生き残りました。和合くんに感謝です。
Q4:ミニコーナー「まほろば思い出くじ」の撮影はいかがでしたか?
阪本:くじを考えながら耀士郎と公演のことを思い出せて楽しかったです。あんなこともあったな、こんなこともあったなと思い出話が膨らみました。
糸川:奨悟との空気感がいい意味でのほほんとしていて、いつもの感じが出ていてよかったと思います。
Q5:本作は「くじ引き」がキーワードになりますが、ご自身の「運」にまつわるエピソードがあれば教えてください。
阪本:年始に初詣に行った時のおみくじで「半吉」を引いたのですが、初めて見る文字だったので調べたところ「大吉」よりも出る確率が低いみたいで、レアを引けたって喜んでいました! 物事に対して吉と取るか凶と取るかは詰まるところ、その人次第なんじゃないかなって思います。
糸川:昔から、ジェットコースターで大抵先頭が取れます。その時毎回「あ~俺持ってるな~」って思います。
Q6:今後挑戦したい役や物語などあれば、教えてください。
阪本:高杉晋作もそうですが、最近は普段の自分とはかけ離れた役をやらせてもらっていて、それはそれでやり甲斐もあり楽しいのですが、その反動からかごく普通の人間の役をやってみたいと思ったりもします。
糸川:思いっきりヒールな役がしてみたいです。あとはラスボス的なキャラ。
Q7:時代劇専門チャンネルで「まほろばかなた」+特別企画「まほろば思い出くじ」をご覧になる方に、見どころを教えてください。
阪本:すばらしいカンパニーで作り上げることができた音楽劇『まほろばかなた』がTVでも放送されること、本当にうれしく思います。劇場にお越しくださった方々も、今回初めてご覧になられる方も楽しんで観ていただけたらなと思います。スタジオでは耀士郎とも楽しくトークさせていただいたのでお楽しみに!
糸川:奨悟との、いつものほんわかとした雰囲気が出ていると思いますし、キャスト同士だからこそ話せる裏話もたくさん喋りました! ぜひ見ていただけるとうれしいです。
公演は2022年10月28日(金)~11月6日(日)に東京・天王洲 銀河劇場に行われ、主演の阪本奨悟をはじめ、糸川耀士郎、和合真一、廣野凌大、松田凌らが出演していた。
放送概要
■日時
2023年3月18日(土) 22:00/4月7日(金)23:00
■放送チャンネル
時代劇専門チャンネル(CS292)
■特設HP
https://www.jidaigeki.com/osusume/mahoroba/
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