TVアニメ「UniteUp!」第1話&第2話先行上映会が1月4日(水)に東京・Theater Mixaで行われ、オフィシャルレポートが到着した。
第1話冒頭のライブシーンで「掴みはバッチリだ!」
本編上映後、ステージに集結したのはグループ11名のキャスト陣。「PROTOSTAR」の清瀬明良役・戸谷菊之介、直江万里役・山口諒太郎、五十鈴川千紘役・平井亜門、「LEGIT」の高尾大毅役・助川真蔵、二条瑛士郎役・森蔭晨之介、東郷楓雅役・坂田隆一郎、そして「JAXX/JAXX」の春賀楽翔役・masa、桂ほまれ役・下前祐貴、香椎一澄役・馬越琢己、若桜潤役・坪倉康晴、森ノ宮奏太役・高本学です。
実は11人が公の場で揃うのは、2022年9月に行われた『Aniplex Online Fest 2022』以来のこと。ただその間も、「アフレコやダンスレッスンで会っていた」と語る戸谷。その言葉から分かるとおり、トーク中も終始ツッコミやフォローを入れ合う姿が見られ、11人のチームワークが深まっているのが感じ取れました。
何より気になるのは本編の感想。ということで、助川が世界最速視聴となった客席のファンへ「みなさん、いかがでしたか……?」と問いかけると、会場からは温かな拍手が。これにはキャスト一同ホッとした様子で、笑顔を浮かべます。masaによると、キャスト陣もこの日のイベント開幕直前、実際に客席に座って本編を鑑賞したのだそう。
第1話&第2話で描かれるのは、PROTOSTARが中心となった物語。PROTOSTARの3人が感想を聞かれると、戸谷は開口一番「まず1発目にあったAnelaのライブがスゴかった!」と熱弁。「特に凛の表情がよかったし、カメラワークも凝っていたし、ダンスも3Dを使った激しいもので。本物のライブ以上(の映像)だったかも。これが最初なら掴みはバッチリだ! という気持ちになりました」と語ります。
また第1話では、明良がアイドルになるキーマンとして、親友・小川由和ことかっちゃんとの関係性も描かれます。「かっちゃんの存在は大事。かっちゃんとのやりとりがすごく好きで」という戸谷。山口も登壇前に、下前と「泣ける」と話していたそうで、下前は「なんなら泣いたもんね」と、アツい友情に胸を打たれた様子です。そんなふたりがこれまでともに過ごしてきた時間は、第1話EDでも描写されていて、平井はハロウィンの一幕に明良のおじいちゃんまで映っていたことを指摘。「家族ぐるみで仲が良い感じがたまらないよね」というと、戸谷もこれに大きく同意していました。
第2話から話題に上がったのは、銭湯に浸かるPROTOSTARのシーン。ここで山口から収録秘話が明かされます。「3人での収録で、『せーの!』で歌い始めようと言っていたんです。でも実は台本には、そのセリフは入っていなくて。それなのにそんな僕らの掛け声まで、本編に入れてくださっていた」と、アドリブの声がカットされずに使われたことに驚いたのだそう。平井はPROTOSTARが収録時、「『せーの!』や『ハイ』など、掛け声を多用している」と教えてくれ、こうした部分も活かすことで、息を合わせて歌う3人の雰囲気がより伝わるシーンができあがっているのが分かりました。
ほかにも第1~2話の感想について、助川は「1話目からしっかり過去にも触れていて、人物のバックボーンを掘り下げているところがいいなって」と太鼓判。また馬越が「第1~2話から、けっこう激動ですよね?」とコメントすると、戸谷も「明良の気持ち的には、アップダウンが激しいかも」と、役柄目線のお話が挙がっていました。
喧嘩が日常風景なLEGITと、仲の良さが滲み出るJAXX/JAXX
第2話にはLEGITも登場したことに触れられると、「自分たちのキャラクターが動いていることに感動しました」と助川。また坂田は、「LEGITは3人ともアフレコが初めてで、不安も大きかった。自分たちで読み合わせをしたりして収録に臨んだけれど、時間も掛かってしまったし、できなかったことに対する悔しさもありました。でも完成した本編を観てみると、課題もありましたが、感動が大きかったです」と、初の声優参加作品に感慨深げ。森蔭は役と自身にギャップがあるとよく言われるそうで、「けっこう前にアフレコしたんですけど、いろいろ思い出しました。3年前くらいの感覚……」と振り返れば、両側の助川、坂田から「そんなに経ってないけどね!?」と即座にツッコミも入りつつ、助川も「懐かしさは感じますよね。準備期間が長かったので、その思い出も含め、込み上げてくるものがありました」と述べていました。
ちなみにLEGITは、大毅と瑛士郎の衝突も日常茶飯事なグループ。これについて助川は「感覚的で妥協したくない大毅と、論理的に物事を進めたい瑛士郎は、正反対な性格で、その部分にも苦労した」と語ります。坂田も、「ふたりが喧嘩すると言われてはいたものの、台本を開いた瞬間速攻していた。この先もずっと喧嘩してます(笑)」としつつ、自身の役柄である楓雅については「傍観しているような、間に入って仲裁しているような、でも実は……という不思議なキャラクター。そこが魅力であり、謎でもあります」とコメント。この3人は一体どんな雰囲気のグループなのか、アニメ本編でぜひチェックしてください!
一方JAXX/JAXXも、第2話に登場シーンが。下前は「短い時間のなかでも、イキイキしている様子が伝わったのでは? 基本的にユニットごとでアフレコしていて、現場での僕らのわちゃわちゃ具合、仲の良さが出ていました」と、グループの魅力をアピール。masaも「本当に仲が良すぎて」と同意し、さらに高本が「普段からみんなでコミュニケーションをよく取るようにしています。masaはお芝居自体が初めてなのが本当にスゴいし、みんなそれぞれ尊敬できるところがある」とまとめると、masaも「そうだ、それが言いたかった!」と納得顔。そんなメインボーカルの愛らしさに、4人も思わず笑顔がこぼれていました。
PROTOSTARの3人で初めて歌った、第2話ED
次に今後の見どころについて聞かれたPROTOSTARの3人。すると戸谷が、「じゃあ僕ら(PROTOSTAR)のライブシーンはあるのかな? せ~の……」と言い出し、ほかのふたりが乗り切れないまま「あります!」とひとりで宣言する一幕も。思わず山口から「突然打ち合わせにないことするな!(笑)」とツッコミが入り、平井も「僕だけ何も聞かされてなかったのかと思った!(笑)」と慌てた声をあげ、その場が笑いに包まれました。
改めて戸谷が「僕らのライブ映像があるのか、お楽しみに」と今後を匂わせれば、平井は「あるでしょ! 僕らアイドルだから! 僕らのユニット曲も」と自信あり気な様子。さらに第2話EDの話題に移ると、この曲がYouTubeにてKIKUNOYUこと、明良がひとりで歌っていた“ある曲”が、PROTOSTARの3人バージョンになって使われていることが公表されました。PROTOSTARの3人で歌う初めての曲と明かされ、masaは「めっちゃよかった」と大満足。「『UniteUp!』の曲って、1回耳に入ると離れないの。だから夢でもずっと歌われてて、悔しいの。良すぎて(笑)」と、シンガーソングライターとして活動するmasaならではのコメントで、本作の楽曲が持つ力が確かなことが伝わってきました。ちなみに戸谷はアニメーションの面では楽曲をバックに、万里と千紘のこれまでが描かれるとともに、ラストで第2話冒頭につながっているところが印象的だった様子。ふたりの過去が知れる映像となっているので、どうぞお見逃しなく。
第1話、第2話とED楽曲が違うということで、第3話からは一体どんな曲が流れるのか、楽しみにしてほしいとキャスト一同。そこでやはり気になるのが、アニメには欠かせないOP楽曲です。こちらは初めて11人で歌う楽曲ということで、普段メイン歌唱がボーカルの楽翔だけになるJAXX/JAXXも、ほかの4人が参加していることから、馬越も坪倉も仕上がりが楽しみと笑顔。下前は「すごくカッコいい。テンションが上がるから、僕らも普段から聴いています。みんなで口ずさんでいる」といい、OPへの期待もますます高まりました。
このほかにも、アニメ本編でどんな楽曲が流れるのかが、『UniteUp!』の大きな見どころ。第2話ではLEGITのアニメ初出し楽曲が使われているシーンがあったことも明かされ、「どんなふうに本編で披露されるのか、楽しみにしていてください」と、坂田が期待を膨らませてくれました。
ちなみにYouTubeの公式チャンネルでは、楽曲以外にもグループの雰囲気が垣間見えるミニドラマを配信中。これについて高本は、「JAXX/JAXXをもっと知りたいなと思う方におすすめです。メンバーの個性が出ていて分かりやすい紹介になっていますし、特に僕らは家族感が強いので、そこを味わえるんじゃないかと」とアピール。
また山口が、各キャラクターに公式Twitterアカウントがあること、さらに PROTOSTARの3人は現在アイコンが歌い手時代のもののため、少し探しにくいかもと話すと、坂田からは「3人がいつアー写に変わるのかも楽しみだね」とTwitterの動向も見逃せない発言が。ぜひsMiLeaプロダクションの面々のTwitterアカウントをフォローし、アニメ放送と一緒にチェックしてください!
役とキャストが重なり、ともに成長していくのも見どころ。「楽曲も一緒に愛してください!」
毎週放送直後に開催されるキャスト登壇のふりかえり上映会や、Twitterにてスペシャル待受画像がプレゼントされるプレイリストシェアキャンペーンなど、アニメ放送以外も見逃せないイベントが多数用意されている『UniteUp!』。1月7日(土)の初回放送当日は、グループごと「アニメイト大阪日本橋」「アニメイト秋葉原1号館」「ソフマップAKIBAアミューズメント館」の3カ所に分かれ、キャスト自ら特製カイロを配布する“TVアニメ『UniteUp!』をよろしくお願いします”店頭作戦を実施します。手渡しする際のコツを聞かれた坂田は、馬越と福岡でグループ活動をしていた過去にも触れながら「目が合ったら絶対逸らさないこと」とアドバイス。残念ながら今回不参加となる坂田の想いも背負って、馬越は「頑張らせていただきます! 温まりにきてね!」と会場に呼びかけ、短いやりとりにもかかわらずキャスト陣の絆が見て取れました。
約50分のステージもあっという間にエンディングを迎え、各グループの代表者がファンへメッセージを贈ります。
劇中同様、常に和気藹々(わきあいあい)とした活発な雰囲気で場を盛り上げてくれたJAXX/JAXX。masaは「キャラクターたちとキャストが重なっているところも、『UniteUp!』の魅力のひとつ。僕らのことも、一緒に応援していただけたらと思います!」と挨拶。その言葉通り、「これからも応援してくれるという方、拍手ちょうだい~!」と客席に投げかける姿は、まさに演じる楽翔と重なって見えました。
作中ではぶつかる姿が多いLEGITですが、そのイメージから一転、しっかり者の助川とリーダーシップがある坂田が、一歩引いてしまいがちな森蔭をフォローしながらまとまっているチームワークを見せてくれた3人。「このプロジェクトに誠心誠意、頑張っております」と、助川は役柄である大毅さながらのアツい想いを滲ませ(にじませ)つつ、「アニメと一緒に僕らも成長していければと思いますので、たくさん曲を聴いていただいて、アニメも観ていただいて、ツイートもしていただけたら。今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします」と客席に投げかけていました。
名前通り、新星グループとして結成されるPROTOSTARの3人は、トーク中も笑い合ったり自然と肩を組んだりと、フレッシュでほんわかした雰囲気。戸谷は「YouTubeで聴いていた曲が本編にも出てきますので、楽曲も一緒に愛していただけると、本編をより楽しめるはずです」と、『UniteUp!』ならではの魅力をプッシュし、「第1~2話はPROTOSTARをピックアップしたお話になっていましたが、LEGITもJAXX/JAXXもこれからたくさん出てきます。ぜひ第3話以降も、楽しみにお待ちください!」と、挨拶を締め括りました。
初回放送はTOKYO MXほかにて、1月7日(土)23:30~。第1話冒頭のライブシーンから、一気に引きつけられること間違いなしです。アニメ本編と楽曲、どちらも楽しみながら、引き続き『UniteUp!』をチェックしてください!
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