「陳内将2023.04-2024.03カレンダーブック」の発売記念イベントが12月25日(日)に東京・SHIBUYA TSUTAYAで開催した。
会見に登場した陳内は、「前回の2022年に続き、今回も2023年のカレンダーブックを出させていただいたのですけど、前回のものとは、肌触りが全然違い、またカメラマンの方も変わったことで僕の撮り方というのが、違っているなと思いました。今作だけでももちろん楽しんでいただけますし、そういった点で、以前のカレンダーと肌触りや僕の表情、コンセプトの違いなどを比べて楽しんでもらうのもいいのかなと思っています」と、完成したカレンダーブックを手に取った感想を教えてくれた。
今作は、バックパッカーが主人公の物語テイストで1冊を構成。旅する陳内が、道中でさまざまな職業に就いて働いたり、時には休んだりしながら、1年を巡るイメージとなっている。そんな今回のカレンダーのコンセプトについては、「まだコロナ禍も抜け切れていなく、どことなく憂鬱(ゆううつ)で会社へと向かう一歩が重いと感じる人も多いと思います。そんな人たちがこのカレンダーを見たときに、陳内もこうやって頑張っているんだな、といったようなことを思ってもらえたら、お仕事が1日楽しくできるかなと思ってさまざまな職業に扮しました。それに加えて、例えば、居酒屋さんやボルダリングをしている姿といった仕事だけじゃない息抜きのページも用意していて、皆さんがそんな僕の姿を見て日々を楽しんでもらえればいいなと思ってこのコンセプトにしました」と語った。
そんなお仕事だけではなく息抜きをしている表情も捉えられているのも、このカレンダーブックの見どころと語る陳内。「居酒屋さんのカットでは、僕が19歳の時に上京して、アルバイトをしていたお店をお借りしました。実際に僕にその時、料理を教えてくれた人がどこか我が子を見守るようなまなざしで撮影を見守ってくれていて、現場にいらっしゃったことがとても印象的でした。その当時の上京したてのアルバイト生活のことも思い出したりして、個人的にはとても至福のひとときでした。」と撮影を振り返った。
お気に入りのページには、白衣姿に身を包み医師に扮したカットを挙げ、その理由について問われると「役者として1度やってみたい役柄が、お医者さんでして、というのも、日頃絶対に使わないようなカタカナの難しい用語の羅列みたいなものを、4、50代とかになってちゃんと覚えられるのかなというのもあったりするので、若いうちにそういったお医者さんの難しい台詞とかに挑戦したいなということは、20代の頃から持っていた夢のひとつなんです。このカットを見て、陳内に医者役をやらせようと思ってくださる方、よろしくお願いいたします(笑)」と自らをアピールした。
このカットでは、メガネをかけた陳内のメガネ男子姿を披露しているが、そこに関してつっこまれると「衣装合わせの時に、たまたま置いてあって(笑)。“そこにメガネがあったから”というように、自然なアイテムの1つとしてかけちゃったという感じなのですが、ただそのおかげでとてもお気に入りのカットになりました」とはにかんだ。
さらに、あと残り1週間ほどということで今年はどんな年だったかと尋ねると、「お芝居で言うと、突っ走らせていただいた1年だったなと思います。主演作であったり、シリーズものの続編であったりで、座長のような他の演者さんを引っ張る立場を経験させていただいた1年だったなと。その中でもコロナの影響で、一部中止になったりした作品もあり、お客さまには寂しい思い、辛い思いをさせてしまったと感じることもあります。一方で、このようなカレンダーを通してのイベントを、僕の誕生日の1月16日に前回のカレンダーのイベントをやらせていただいて、今年の締めくくりのクリスマスイブ、クリスマスに今回のカレンダーイベントでファンの皆さまにお会いできるといったように、寂しい思いをさせた分、イベントではお互い楽しい思い出を作れた1年だったかなと思います」とファンとの関係を大事にする彼らしい答えが返ってきた。
さらに、そんな今年を踏まえて来年はどんな年にしたいかと聞かれると、「来年は、35歳と区切りがいい歳にもなるので、お芝居ではもちろん全力を注ぎつつも、ただただ突っ走るだけではなくて、ちょっとしたオフの日はもう少し肩の力を抜いて、35歳らしくと言いますか、休みの日の向き合い方を考え、立ち止まることによって見えるものや生まれるものなども大事に探せたらなと思います」と締めくくった。来年もそんな陳内将の活躍に期待したい。
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