舞台『夜鳥 翔べ~夜を生きる~歌舞伎町ホスト手塚マキ物語』が11月17日(木)に東京・新宿シアターモリエールで開幕し、舞台写真が到着した。
本作は、歌舞伎町のカリスマホストの草分けで、新潟県中越地震へのチャリティーや早朝の街頭でのゴミ拾い活動などで知られる手塚マキの半生が描かれる。
本番を前に関係者向けの公開稽古を行い、主演で手塚マキ役の黒木文貴は「最終リハーサル、引き締まる思いで臨めたので修正点などをしっかり修正して、みんなでディスカッションしたい。初日を開けてしまうとその時点でみなさんに届くので、最高のものをお届けしたい」。先輩ホスト役を演じる小栗諒は「僕たち自身も楽しんでホストの世界を盛り上げていけたら」と気合を込めた。
今年5月にお笑いコンビ「ピスタチオ」を解散。ピン芸人として活動する伊地知大樹は芸人になる前に歌舞伎町でナンバーワンホストだったことも。本公演では実在のカリスマホスト頼朝役を演じ、「(原作の)倉科先生からは自分の出番のところは自由にやっていいといただいたので、目いっぱいやらせていただいた」と、アドリブでおなじみの白目をむく“ギャグ”を入れたが「イマイチ受け入れられなかった…」。それでも会場に訪れた頼朝本人からは「すごくよかった。僕のことはどんだけいじってくれてもいいから」と言われ、「みなさんの足を引っ張らないように、精一杯エンジンをかけていきたい」と話していた。
原案は手塚マキの著書「新宿・歌舞伎町 人はなぜ〈夜の街〉を求めるのか」(幻冬舎)。今月9日、倉科遼原案による漫画「夜を生きる 歌舞伎町ホスト・手塚マキ物語」(幻冬舎)が発売された。公演は11月27日(日)まで。同日の公演には手塚も駆けつけ、終演後にトークショーも実施される。
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