舞台『血の婚礼』が9月15日(木)に東京・Bunkamuraシアターコクーンで開幕し、演出の杉原邦生、木村達成、須賀健太、早見あかり、安蘭けいからのコメント、舞台写真、映像が到着した。
演出:杉原邦生
ゲネプロを観ていて、自分の中で何かがたぎっていく感覚を覚えました。素晴らしい俳優とスタッフによって劇場にいま立ち現れた『血の婚礼』の世界は、遠いようで確かに目の前にあり、わからないようで確実に自分の中にもある。そんな作品になっていると思います。人と人とがどうしようもなく生身でぶつかり合うさまを、ぜひ劇場でともに体感していただきたいです。皆さまのご来場をお待ちしております!
レオナルド役:木村達成
杉原邦生大将の下、約5週間の稽古を経て、つい先ほど最終舞台稽古を無事に終えることができました。みなさまに、美しく、よごれた、けがれのない魂を堪能していただきたいと心から願っています。劇場でお待ちしてますね。
花婿役:須賀健太
まず、無事初日を迎えられることをなにより嬉しく思っています。この作品の根本にあるのは、人間の持つ様々な感情や、人と人が作用し合うことの面白味だと感じています。この戯曲が書かれた時代から変わらず人間の奥底にある気持ちの高まりを客観的に感じていただけたら嬉しいです。大変な状況が続いていますが、ぜひ劇場にお越しください。
花嫁役:早見あかり
まずは無事にゲネプロが終わり、明日の初日を迎えられることに一安心です。こんなに悩んで考えて、台本が見辛くなるほど文字を書き込んだのは初めてでした。その度に助けてくれた杉原さん、カンパニーの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。正直お客さまにどう届くか、楽しみであり少し不安です。でもあとはやるしかない。とにかく観にきてください。全力のエネルギーをお届けします。
母親役:安蘭けい
劇場入りして、衣裳を着てセットを組んでいる舞台に立つと、緊張感と集中力が高まり、稽古場ではできなかったことがゲネプロでできました。初日に向けてとても手答えを感じています。『血の婚礼』という作品の、また新しい形の舞台ができあがっていると思うので、ぜひ期待を膨らませて劇場にきていただきたいです。その期待に応えられるような舞台ができてると思いますので、楽しみにしてください。
舞台『血の婚礼』ダイジェスト映像
同舞台は、実際に起きた事件を元に1932年に執筆され、翌年にスペインで初演、同年にアルゼンチンでも上演された、ロルカの3大悲劇の1作。“生身の人間のむき出しの熱情”を舞台上から浴びることができる、情熱的な演劇作品だ。スペインの劇作家、フェデリコ・ガルシーア・ロルカによる官能的な愛の悲劇が描かれる。
公演は9月15日(木)~10月2日(日)に東京・Bunkamuraシアターコクーン、10月15日(土)~10月16日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われる。
撮影:宮川舞子、サギサカユウマ
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