校條拳太朗「大事なのは自分で得て、判断すること」　「WORLD ～Run for the Sun～」開幕

「WORLD ～Run for the Sun～」が9月3日（土）に東京・こくみん共済 coop ホール／スペース・ゼロで開幕し、校條拳太朗、杉江大志、佐々木優佳里、田中稔彦、金山一彦からのコメントと舞台写真が到着した。

無事に初日を迎えることができます。サポートして下さったスタッフの皆さま、応援してくださった皆さまのおかげで作品を作り上げることができました。感謝しています。千秋楽までこの作品を届け続けられるよう座組み一同更に気を引き締めていきます！ 今までの普通が普通ではなくなってきている昨今、当たり前のように存在すると信じていたものが無くなったり、色んなものが変わっていく中で分かっていた気になっていたと思わされたりします。答えが無いものもあるし、あっても本当に答えなのか分からない。大事なのは自分で得て、判断すること。そんな時代だからこそ現世と違えどリンクするWORLDを見ていただきたいです。この作品をご覧いただいてどう感じるかは、その人次第で良いですし、世の中をどう見るかを改めて考える機会になったり、その方にとって良い刺激になれればと思います。

相沢顕示役の杉江大志です！ いよいよ初日の幕が上がります。この作品が持つメッセージを伝える為に顕示の思いを繊細に演じます。彼が持つ葛藤と選択とそこに至る感情の変化、彼の抱える思いを全部背負って、各シーンでの変化を日々新鮮に感じたまま演じたいです。前作の続きではありますが、今作から観ていただいても楽しんでいただけます！ 前作よりもよりスピーディで、観やすくなっているのではないかなと思います！ 『WORLD』の〝世界〟を感じにきてください。

飯島久留美役の佐々木優佳里です。稽古も無事に終わり、初日を迎えることができました！ 前作から1年後。また新たな世界がそこにあると思います。わたしも演じる中で今までにない感情が生まれました。そして今作はリアルに感じられる部分があり、皆さんの中できっと重なる所があるかもしれません。それぞれの正義、生きる意味とは。どの瞬間も深く考えさせられますし、闇の中から光を。希望が見つかることを願っています。是非劇場でお待ちしています！

あれから1年経ちました。私たちの世界も、そしてWORLDの物語も。1年で様々なことが変わりますね。僕を取り巻く環境もまた変化してきました。しかし、WORLDの世界は変わらず待っていてくれました。前作と、全くもって地続き。「続編」と呼ぶにふさわしい内容になっています。前作を観られた方は、それぞれのキャラクターが背負ってきたものを頭の片隅に置いて観ていただけると物語への没入感を得られるように思います。ほとんどが前作から続投のキャラクターです。懐古しながらも、新たに龍司が直面する真実の世界を私・浅沼と共に見ていきましょう。

初日を迎えるにあたり、いつもと変わらない良い緊張感に包まれています。後は本番を1人でも多くの方々に観ていただけることを願っております。トンネルの中でただひたすら復讐にむけて歩み続ける国立。今回のサブタイトル「Run for the Sun」。国立はどの様に光に向かって走り出すのか。劇場でお確かめください。「WORLD」のWorldへようこそ。どうぞ楽しんでください。

同舞台は、2013年に初演、2016年に再演を行い、2021年には再々演を行ったジェットコースターサスペンス。今作は2021年に上演された「WORLD ～Change The Sky～」の続編だ。

公演は9月11日（日）まで東京・こくみん共済 coop ホール／スペース・ゼロで行われる。