「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…THE STAGE」が6月30日(木)に東京・サンシャイン劇場で開幕し、ゲネプロレポートが到着した。
本作はTVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」の舞台化。主人公カタリナ・クラエス役の太田夢莉、カタリナの婚約者ジオルド・スティアート役のTAKA(CUBERS)、義弟のキース・クラエス役の三浦海里、オルドの双子の弟であるアラン・スティアート役の安里勇哉、魔性の魅力の持ち主であるニコル・アスカルト役の市川慶一郎(9bic)をはじめ、小泉萌香、高橋果鈴、本西彩希帆、椎名鯛造、中西彩加、春咲暖が出演。
舞台はTVアニメの第1期をもとにしたストーリーを展開。さらに、全10公演中2公演ずつ、ジオルドルート、キースルート、アランルート、ニコルルート、シリウスルートが用意されており、ルートによって本編途中のエピソードとエンディングが異なる。
ゲネプロではジオルドルートを上演。前世の記憶により悪役令嬢に転生したことに気付いたカタリナは、ファンにはすっかりおなじみの“脳内会議”を招集すると、舞台には「議長」「弱気」「強気」「真面目」「ハッピー」の5人のカタリナが登場。議論の末、破滅ルートしかないという結果に、「こんな結末は絶対に、嫌―――!」と雄叫びをあげる。
次々に起こる破滅フラグに右往左往しながらも、明るく元気に周囲の人たちと接する太田演じるカタリナは、まさにアニメのカタリナそのもの。カタリナを取り巻くキャラクターたちも、カタリナへの思いがあふれて空回りしたり、ライバル同士けん制し合ったりと、舞台ならではの空気感で彼らの関係性をよりリアルに感じさせてくれる。
魔力の実技試験として“魔力を宿す石”を探す場面では、カタリナが一時行方不明に。その後、学園では突如カタリナへの不自然な“断罪イベント”が勃発。そして、何者かによってマリアがさらわれ、さらにはカタリナが闇の魔力の手にかかり…。これまでの楽しい雰囲気から一転、会場中が緊迫した雰囲気に。カタリナを想うジオルドやキースらの切ないセリフや、みんなを助けたいというカタリナの思いに会場はどんどん引き込まれていく。そして、前世の親友・“あっちゃん”との熱い友情シーンも舞台で再現。あっちゃんとカタリナが時を超えて助け合うシーンは涙を誘う。
ストーリーの途中とエンディングには、ジオルドルートならではの、とっておきの場面も。また、angelaが歌う大人気のオープニング曲「乙女のルートはひとつじゃない!」に合わせてキャスト全員が踊るシーンは圧巻。
公演は7月5日(火)まで行われる。
(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
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