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朗読劇『イロコエ』上仁樹・平松可奈子ら4SHOTインタビュー 「皆さまに衝撃を与えられたら…」

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eeo Stage reading 朗読劇『この色、君の声で聞かせて』より、チームACTで伊吹翔太役の上仁樹、渡来夢役の平松可奈子、君塚俊斗役の中島礼貴、野中アミ役の一村すみれのインタビューが到着した。

――ご出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

上仁:僕は普段、舞台の方に出ることが多々ありまして。声で物語を届けるというのがあまりなかったので今回は新しい挑戦だなというのもあり、顔見知りの人と朗読劇を届けられるというのはすごい嬉しいなと思います。(『この色、君の声で聞かせて』は)ファンタジーではないんですけど結構群像劇というか、ストレートな程良い内容になっていますので、たとえば初めて僕らの公演にきて朗読劇を観るという方でも分かりやすくて良いと思いました。

平松:私は田邊さんの朗読劇に前回初めて出させていただいて、自分の中の朗読劇の概念がすごく変わりました。今回も同じ方の演出なので、皆さんが思っている朗読劇じゃないものを届けられるんじゃないかなってすごくうれしかったです。

中島:すごくシンプルに、トシくん(=演出:田邊俊喜)が演出する作品に出させていただけるというのはうれしかったです。前は舞台で演出していただいたんですけど、朗読劇だとどういう感じになるのかな。でも自分の中では「トシくんが演出したら自分の中で朗読劇のイメージが変わるんじゃないか」と思って、挑戦してみたいなという気持ちがあったので、意外と乗り切れるかもと(笑)。

一村:私はトシさんの演出する作品への出演が3本目になります。最初にトシさんにこの話の「こういうの作りたいんだよね」とうかがった時に「何を考えているんだこの人は」と思って(笑)。ワクワクが一番大きかったですね。

――初回の稽古を終えていかがでしたか? 実際に演じてみて意識しようと思ったポイントなどございましたら教えてください。

上仁:僕の『翔太』という役と『夢』だけ心情が書かれたモノローグが出てくるんですよね。それを読むと、普通の会話の時とモノローグの時の違いをちゃんと意識した方がいいかなと。あと僕は普段あまり朗読劇に出たことがなくて、今回の初回の稽古で『聞かせるセリフ』というのをちゃんと意識して、朗読劇だからこそ人に伝えるつもりで声を届けないといけないなと思いました。僕はセリフを早口で言ったりとか、一息でこれを言いたいとかよくあったので、その癖とかを朗読劇を通して直せたらなという気持ちはあります。

平松:普通に相手と話している舞台と違って、相手がいるという体で視線を目の前に向けて演技することが朗読劇では多いんですけど、その中でもあえて目線を合わせる瞬間だとか本を離す瞬間だとかに意味が生まれると思っていて。細かいところに意味付けをして演じていきたいなと思いました。

中島:実際やってみて朗読劇は本を読みながら相手に伝えつつ、観ているお客さんにも世界観が伝わらないといけないなと思いました。今日の稽古を通して、それぞれの役ができあがっていて、それぞれの特性を生かしながら役として抱えているものが自分の中にもあるんだと。それをお客さんにもわかってもらえるようにしっかり感情を込めて、リアリティを持ってやっていきたいと思いました。

一村:本を読んでいる時にはわからなかったのですが、思春期の高校生は人によって接する態度が大人よりも変わりやすいというか。だからトシさんの演出もあるのであんまり決めずに、逆に意識せずにやってみようかなと思いました。

チームVOICEもあわせて変化を楽しめる作品に


――今回出演される朗読劇『この色、君の声で聞かせて』はチームACT、チームVOICEに分かれ、同じ役を違う演出で演じるという新しい朗読劇となっております。今回の作品・朗読劇ならではの楽しさを教えてください。

上仁:2チームあるというのがまず難しいと思います。たぶん僕らが作るものとチームVOICEさんが作るものは別物になると思っていて、それは人が違うから当たり前だと思うんですけど解釈とか演出も変わる。今日、稽古初日を終えたばかりなのでどう変わるかはわからないです。ただ自分たちも本番を終えた後、もうひとつのチームを観てみたい気もするよね。自分たちも観てみたいし、お客さんもACTを観た後にVOICEを観てほしい。それでまたACTを観てみると色々変化を楽しめると思うので、2部構成くらいに思ってくれた方がいいのかなというのはあります。チームVOICEでもチームACTでも、役に対する熱意とかはたぶん各々同じくらいボルテージを持っていると思います。勝負でもなんでもないですけど、僕らチームACTとチームVOICEの2つが作る『この色、君の声で聞かせて』をちゃんと届けたいと思います。

平松:朗読劇は声に感情を乗せて演じるという認識でした。でも本作は演出がいつもと違って、すごい新しい朗読劇の形だなと思っていて。皆さまに衝撃を与えられるようなものを届けられたらいいなと。

中島:僕らチームACTは声でというよりは自分の感情で動いてお芝居することに重きを置いているんですけど、それこそチームVOICEの皆さんは声を中心にお仕事をされている方。でも全く違うものが観られるんじゃないかと。チームごとに違うと思いますし、そのあたりもすごくお客さんにも楽しんでもらえるんじゃないかと思います。

一村:今までダブルキャストといえば舞台をやっているなら舞台をやっている人同士、声優さんなら声優さん同士でしたので、舞台をやっている人と声優さんのダブルキャストというのはなかなか見たことがなかったです。作品が別物になるかもしれない。トシさんの演出もその人によって「あなたはこうだからこうやった方がいい」というものだから全然違うものになりそう。観るのがめっちゃ楽しみ!

『この色、君の声で聞かせて』の見どころは…?

――今回の朗読劇は高校が舞台となっていますが、もし高校時代に戻れるとしたらやりたいことはございますか?

中島:僕は共学と言いつつ工業高校で、女子もいたんですけど僕のクラスだけいなくて。そもそも女子と話すということがなかった。部活では野球をやっていたんですけど、ずっと部活を真っ直ぐやっていた感じだったので、改めて青春っていいなと感じましたね。

上仁:僕はサッカーをやっていて、ケガしてやめたんですよ。僕はそこから引きこもって帰宅部になり、アニメを観たりゲームしたりしていました。友達とカラオケ行くみたいな、そういう高校生っぽいことはしていたんですけど、高校生のうちからもっと色んなことを見ることができていればなと。たとえば絵を描くとか文学など、芸術に触れておきたかったです。

平松:高校と大学の時はずっとアイドルとして活動していて、共学ではあったんですけど男の人と歩いたりするとかはありませんでした。青春とかも本当になくて、たとえば制服を着て好きな人とデートするとか、屋上での思い出とかないまま大人になってしまった。だから制服デートとか放課後デートとかすごい憧れます。

一村:私も制服デートとかしてみたかったです。縛りとか一切なかったんですけど部活とかもやってなくて、家に帰ってアルバイトをしていました。逆にスポーツをやってこなかったので、それこそ部活でめっちゃ頑張ってたとか「うらやましいな」と思います。

――最後に公演を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いいたします。

一村:チームACTを観にくるお客さんは舞台を観ることが多いと思うんですけど、朗読劇ならではの演出とかまた違った体感を劇場で味わうことができる…。そのワクワク感を楽しみにきてもらえたらなと思います!

中島:あっという間の1時間半になると思います。キュッと濃縮された物語を観ていただいて一瞬で終わるというか、すごく作品にのめり込められるように僕らもしっかり表現していきたいと思います。だから楽しみにしていてほしいです。

平松:朗読劇は稽古が1日というイメージがあるかもしれないんですけど、しっかり稽古もしますし、朗読劇は声で届けるものだけれどキレイな声で届けたくないと私は思っています。役者の自分が声で届けることに意味を見出したいので、自分の格好悪い姿だとか思わず聞くのが堪えられないような声でも、役として苦しい思いや悲しい思いがダイレクトに伝わればいいなという気持ちで稽古を一生懸命頑張ります。なので朗読劇が好きな皆さんの概念が壊れたらいいなという思いで頑張っていきたいと思います。

上仁:僕らは朗読劇で表現にするにあたって、等身大の彼らを演じないとファンの皆さんも入ってこないと思う。本当に僕らが高校生になって、高校生として本を持ってようが持ってなかろうが、僕らは僕らなりの表現の仕方で皆さんにこの物語をちゃんと僕たちの声に乗せて届けられればと思っています。どうぞお楽しみに!

* * *

公演は5月25日(水)~5月29日(日)に東京・シアター・アルファ東京で行われる。なお、チームVOICE公演の渡来夢役である会沢紗弥から一村すみれにキャスト変更がされた。

(C)2022 朗読劇『この色、君の声で聞かせて』 /eeo Stage

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公演情報

タイトル

eeo Stage reading 朗読劇『この色、君の声で聞かせて』

日程・会場

2022年5月25日(水)~5月29日(日)
シアター・アルファ東京

キャスト

【チームACT】
上仁樹、平松可奈子、中島礼貴、一村すみれ、井坂仁美、榊原徹士、鵜飼主水

【チームVOICE】
汐谷文康、会沢紗弥、狩野翔、吉岡茉祐、松田彩希、入江玲於奈、笠間淳
※2022年5月24日更新
会沢紗弥→一村すみれ

スタッフ

演出:田邊俊喜
脚本:平野杏奈

公式ホームページ

https://eeo.today/stage/title/irokoe

eeo Stage公式Twitter

https://mobile.twitter.com/eeo_stage

(C)2022 朗読劇『この色、君の声で聞かせて』 /eeo Stage

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