舞台「プロパガンダゲーム」が8月11日(木・祝)~28日(日)に東京・サンモールスタジオで上演される。
本作は、根本聡一郎の同名小説『プロパガンダゲーム』の舞台化。大手広告代理店の最終就職試験で行われる、国民を戦争に導くためのゲーム“プロパガンダゲーム”を通し、学生たちが2時間後に行われる国民投票に向けて宣伝を利用し、国民を煽動(せんどう)していく姿が描かれる。
舞台では、国民を戦争賛成に導こうとする政府サイド「side: Government」と、戦争反対に導こうとする反政府サイド「side: Resistance」の2つの物語に分けて上演される。
「side: Government」である後藤正志役には松島勇之介、椎名瑞樹役には松田昇大、香坂優花役には宮崎理奈、織笠藍役には及川詩乃、「side: Resistance」である今井貴也役には白又敦、国友幹夫役には白柏寿大、越智小夜香役には出口亜梨沙、樫本成美役には高嶋菜七が名を連ねた。そのほか、窪田道聡(劇団5454)、榊木並(同)、森島縁(同)が出演する。
後藤正志役:松島勇之介 コメント
舞台「プロパガンダゲーム」に出演させていただきます、松島勇之介です。僕個人としては就職活動を経験していないので、今回、お芝居の力を借りて挑戦できるというのは非常に楽しみにしています。社会に出る一歩目に与えられた課題が、広告の力を使って戦争を正当化する。あまりに難しい課題ですが、その中でどのように考え、試行錯誤を繰り返していくのか。僕自身も演じながら感じていけたらなと思っております。ぜひ劇場でご覧ください!
椎名瑞樹役:松田昇大 コメント
まず、少人数での舞台に出演することが初めてで緊張しておりますが、プロパガンダゲームという作品に出演させていただくことが決まり光栄です。この時期に就職試験の課題として戦争を題材とする舞台に出演するということで、世の中の情勢や自身の心情も踏まえて、見てくださる皆さんにとっても考えさせられるタイミングとなる作品になればいいなと思っております。一つ一つ大切に演じれるように頑張ります。
香坂優花役:宮崎理奈 コメント
まるで就活とは思えない衝撃的な目まぐるしい展開に、読む手が止まらないあの小説を舞台で再現出来るなんて夢のようです。常に絶望と緊張の繰り返し。緻密で大胆なこの作品を優花ちゃんとして最後まで責任を持ってお届けします。
織笠藍役:及川詩乃 コメント
夢中になって読んだ小説の舞台化に出演が決まり非常に嬉しく思います。私は、Governmentサイドの一人、「戦争を正しいと思わせる」というミッションに挑む学生を演じます。小説の出版当時よりも戦争が身近であり、そして情報に溢れているこの時代。今だからこそ感じる危機感や意識を伝えられるよう、今作と向き合っていきたいと思います。そして、私にとっては同世代の出演者の皆さんと共演できる貴重な機会です。物語の中で、役もチームも私自身も、成長していけるような作品になったらいいなと思っております。ぜひ劇場まで足を運んで、2チームの戦いを見届けてください。
今井貴也役:白又敦 コメント
あらすじを読んで出演をすぐに決めました。俳優としてお芝居を通してたくさんのことを伝えたいと日々思っています。今回の作品は観劇してくだされば必ず何かを持ち帰れる作品になると思います。レジスタンスチームの一員として響く作品を作っていきたいです。
国友幹夫役:白柏寿大 コメント
初めまして。国友幹夫役として出演させていただくことになりました白柏寿大です。出演が決まってすぐに原作を読ませていただきました。ストーリーが純粋にすごく面白く、そして深いこのプロパガンダゲームを舞台としてどう表現できるのか、自分自身もその世界をどう生きられるのか、とても楽しみです。お会いできること、楽しみにしています
越智小夜香役:出口亜梨沙 コメント
今回、舞台プロパガンダゲームに出演させていただくことになりました出口亜梨沙です! 舞台はなんと! 2年ぶりということで緊張もしていますが、ワクワクの方が大きいです。題材が今の時代と重なることが多く、皆さんの心になにか残せたらすごく意義のある舞台になるのではないかと思っています。どうぞよろしくお願いします!
樫本成美役:高嶋菜七 コメント
この度およそ1年ぶりとなる舞台の出演が決まりました! 初めての就活生の役ですし、役じゃなくても人生の中で就活を経験していないので今からワクワクしています。チケット先行が5月21日(土)から始まり、私も皆さまにお会いできることをとても楽しみにしております!! 劇場でお待ちしております!
窪田道聡 コメント
根本聡一郎氏の人気小説の舞台化、2作品同時上演、劇団5454劇団員全員での参加、そして劇団員以外は初共演の方々ばかりの座組。私にとって刺激的で興奮することばかりの作品に関われること、大変嬉しく思います。政府チーム、レジスタンスチーム、それぞれの視点から語られていくこの物語が舞台化にあたり、ダブルステージでそれぞれ一つの作品として描かれます。舞台上でどう展開されていくのか私も楽しみで仕方がありません。小説のファンの方にも、まだこの物語を知らない方にも、舞台『プロパガンダゲーム』を楽しんでもらえるよう励みますので観にきていただけたら幸いです。
榊木並 コメント
原作がある作品に出演させていただくのは初めてなので、とても嬉しく思います。原作が醸し出す緊張感とスピード感に一気に惹きつけられ、これが舞台上でどのように仕上がるのか今から楽しみにしております。Governmentサイド・Resistanceサイドの2作同時上演となりますので、ぜひそれぞれのチームのエンドを目撃していただきたいです。原作の持つ世界観と魅力を大切にしつつ、舞台ならではの面白さをお届けできるよう尽力したいと思います。
森島縁 コメント
私は、電央堂の社員として、Governmentサイド・Resistanceサイド計8名の学生たちの最終試験を見届ける立場の役柄です。緊張感漂う原作の世界観を大切にしつつ、試験に奮励努力する学生たちとお客さまを繋ぐパイプとなれるように努めたいと思います。今見聞きしているものが、果たして本当なのか、事実なのか、真実なのかそれとも…。原作の初版は2016年とのことですが、当時よりもさらにSNSやインターネット上での活動や取引が盛んになった2022年。現在のこの情報社会で上演する意味というものをしっかりと考えて作品を創作していきたいです。
脚本・演出家 春陽漁介(劇団5454) コメント
——小説『プロパガンダゲーム』を演劇にしたいんです。そのお話を最初にうかがったのは4年ほど前だったと思います。それからすぐ小説を読みました。ほぼ会議室シーンで進む閉鎖的なフィクションなのに、読み手それぞれのノンフィクションに大きく広がる面白さに衝撃を受けました。原作者であられる根本聡一郎先生の作品は、現実社会の中に潜む闇を垣間見る怖さや、登場人物それぞれが持つ人間味への共感があり、それはフィクションとして消費するだけには収まらないという、読み手にとってこの上ない喜びがあります。舞台『プロパガンダゲーム』でもそれらの魅力を維持することが任務です。ぜひ小劇場という閉鎖的な空間にいらして、皆さまにこの世界を広げていただきたいです。
チケットは5月21日(土)から先行販売、6月15日(水)から一般発売。
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