舞台『アーモンド』が3月9日(水)に東京・シアタートラムで開幕した。長江崚行、眞嶋秀斗、智順、伊藤裕一、佐藤彩香、神農直隆、今井朋彦のコメントと舞台写真が到着した。
長江崚行
初日を迎えられることに幸せを感じてます。今できることを全力で努めつつ、見に来てくださる皆さまに、大きな意味で楽しんでもらえるように頑張りたいです。緊張と不安を楽しんで乗りこなしたいです。よろしくお願いします!
眞嶋秀斗
人と人の出会いが引き起こすこと、その無限の可能性など、「失感情症」の少年・ユンジェを通して様々なことを考えました。演劇にあまり触れたことのない方にも、ぜひ観ていただきたいと思う作品です。今回、2役を回替わりで演じます。生演奏の楽器もチェロとバイオリンで替わるので、どちらの回も、『アーモンド』の世界をしっかり面白くお届けできるよう頑張ります。
智順
いよいよ幕が開きます。小説を読んだ時から、この物語がどのような舞台になるのかとても楽しみにしていました。稽古を重ねるうち、小説では見えなかったもの、また生身の人間が演じるからこそ見えてくるものがありました。小説を読んだ方も読んでいない方もきっと何か“感じる”ものがあると思います。ぜひ劇場で堪能していただければ幸いです。
伊藤裕一
「アーモンド」を皆さまにお届けできる日がやっと訪れました。舞台版の魅力は、様々な事象が二重写しになっていることだと思います。ある時は、Aに見えていたものが、ひょっとしたらBなのではないか? いや、そのどちらも混在しているのだと、あらゆる場面で気がつかれると思います。俳優としてこの複数のレイヤーを同時進行させることはとても難しいことですが、抗酸化作用のあるこの作品が、必ずや皆さまの心の健康を維持してくれることと思います。
佐藤彩香
舞台『アーモンド』いよいよ開幕いたします。こうして無事に初日を迎えることができ、お客さまにこの作品をお届けできることを心から嬉しく思います! 感情を感じられないユンジェが愛を知っていく、その一つ一つの過程が、音楽・振付・舞台装置、全てを通して瑞々しく感じていただけると思います。千秋楽まで無事に駆け抜けられることを祈りながら、この作品のメッセージをお客さまにお届けできますよう、精一杯努めてまいります! 劇場で、お待ちしております!
神農直隆
いよいよ舞台「アーモンド」の初日を迎えるところまできました。稽古初日から本日に至るまで他団体の舞台公演の中止の知らせを見たり聞いたりして来た中、胸が痛い思いをしてきました。そんな中、このような日を迎えられた事、千穐楽まで務め果たすことのできることを感謝し、一日一日、一回一回を大切に臨んで参りたいと思います。
今井朋彦
「初日の幕を開ける」ことがどれほど大変なことなのか、わかっていたつもりがあらためて思い知らされました。それくらい今はさまざまな条件に恵まれないと難しい状況です。とはいえわたしたちは、少し遅れたとはいえ初日を迎えられた「恵まれたカンパニー」なのですから、この恵みを客席の皆さんと分かち合いながら、なんとか最後までやり遂げたいと願っています。
同舞台は、2020年本屋大賞翻訳小説部門の第1位となった韓国発の同名小説が原作。怒りや恐怖といった感情をうまく感じることができない高校生・ユンジェ。彼を“かわいい怪物”と呼んだ母親が、感情をわからないユンジェに感情を丸暗記させた。あるとき、ユンジェの母と祖母が、ユンジェの目の前で通り魔に襲われたが、ユンジェは黙ってその光景を見てるだけだった。事件によって母親は植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちになったが、激しい感情をもつもう一人の“怪物”ゴニが現れ…。
公演は3月13日(日)まで行われる。
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