映画と演劇はそれぞれ独立した作品ながら物語が連動し、「ムービー(映画)とステージ(演劇) の挑戦的な融合」を目指す「ムビ×ステ」プロジェクトの第3弾として、映画『漆黒天 -終の語り-』、舞台『漆黒天 -始の語り-』の制作が決まった。映画『漆黒天 -終の語り-』は2022年初夏に公開、舞台『漆黒天 -始の語り-』は2022年8月に上演される予定だ。
『漆黒天』は本格派ミステリー時代劇。映画の主人公は、記憶をなくした流浪の男。記憶を追い求める中、数々の刺客たちが迫り来る。いったい彼はなぜ襲われるのか…。謎多き男をめぐるハードなミステリー時代劇が展開される。
映画・舞台ともに主演を務めるのは荒木宏文。映画の脚本、舞台の作・演出は末満健一が担当する。末満にとって初のオリジナル映画脚本となる。映画の監督は、「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」、「ウルトラマン」など特撮作品で著名な坂本浩一が担う。刀を手に持ち力強い目線を送る荒木演じる流浪の男の姿が印象的なティザービジュアルも公開された。
「ムビ×ステ」はこれまで、プロジェクト第1弾として、映画『GOZEN-純恋の剣-』(2019年7月公開)、舞台『GOZEN-狂乱の剣-』(2019年9月東京・大阪上演)を製作。第2弾は、映画『死神遣いの事件帖 – 傀儡夜曲-』(2020年6月公開)、舞台『死神遣いの事件帖 –鎮魂協曲-』(2020年7月・8月上演)が作られている。
荒木宏文、末満健一、坂本浩一のコメントは次の通り。
荒木宏文コメント
脚本家末満さんが書き下ろしてくれた台本を、坂本監督と話し合いながら、素敵なキャストと熱を帯び魂を宿した目を合わせて芝居をしました。表と裏、光と闇、正義と悪、静と動、陰陽。表裏一体になったものが、たくさん集まり、ぶつかり、混ざり、馴染みながら一つにまとまった作品になりました。そんな映画を、そして続く舞台を、楽しんでいただけたら幸いです。
末満健一コメント
舞台で一度ご一緒した荒木宏文くんと、またいつか別の形で創作を共にできる日が来れば良いなと願っておりました。それがムビ×ステという挑戦的な企画で実現したことを喜ばしく思います。裏と表、善と悪、幸と不幸、生と死、様々な二項対立がないまぜになった奇想時代劇。それをまず、エピローグから見せてしまおうというのが今回の映画『漆黒天 -終の語り-』です。荒木くんを筆頭に、素晴らしい俳優陣がそろってくださいました。闇鍋のような物語が、坂本浩一監督によってどのように料理されたのか。楽しみにしております。
坂本浩一コメント
新たな時代劇への挑戦!台本の打ち合わせを進めるうちにその実感が確実な物へとなりました。2.5次元をはじめ、舞台界のトップヒットメーカー末満さんの創り上げる魅力的な世界観と登場人物たちに引き込まれ、自分も気合が入りました! 新たな出会いや、気の知れた信頼できるキャストたちに刺激を受けて、時代劇の聖地京都で思いっきり暴れてきました! 謎とアクションに溢れた時代劇ノワール、是非ご期待ください!
(C)2022 movie-st
広告
広告