Makino Play『モンローによろしく』が2022年2月3日(木)~2月13日(日)に東京・座・高円寺で上演される。
本作は脚本家・演出家マキノノゾミによる企画、Makino Playの第2弾公演。1993年にマキノ主宰の劇団M.O.P.にて上演された作品の再演となる。
物語の舞台は1941年のハリウッド。映画監督のビリーと、その親友である男優のキースは、ヒロイン役の女優が見つからず困っていた。しかし、そこに飛び込んできた女優志望のシェリーに、2人は才能を見出す。映画作りが始まるが、やがて日米開戦が起こり、終戦を迎えるものの今度はレッド・パージ(赤狩り)が起こる事態。世の中がエンターテインメントに求めるのも次第に変貌していき…。
ハリウッドスター男優キース役には財木琢磨、女優志望の娘シェリー役には那須凜が名を連ねた。そのほかに、石川湖太朗、岩男海史、鹿野真央、古河耕史、林大樹、菊池夏野、三上市朗が出演する。脚本・演出はマキノノゾミが務める。
この度、マキノのコメントが到着した。
マキノノゾミ コメント
私の原点『モンローによろしく』を書いたのは28年前で、私の作品中でもかなり初期のものです。初めて戯曲として賞をいただいたこともあって、個⼈的には格別な思い入れのある作品です。まだまだ戯曲の書き方といったものを、無手勝流に、手探りで模索していた時期でもありました。今となっては「翻訳劇調の台詞でハリウッドの赤狩りのことを書く」などという荒唐無稽なアイデアを⼀体どこから思いついたのかもよく覚えていません。ただ、この作品が、現在に至るわたしの戯曲スタイルの原型であり、演劇というものについての、私自身の考え方を決定したものであったことは事実です。かねてから、原点に戻る意味で、この作品をさらにブラシュアップしてみたい、それを新しい俳優たちと上演して、現代の観客に再び投げかけてみたいという思いを密かに抱いておりました。今回はその夢を実現しようと思います。
チケットは12月18日(土)10:00よりカンフェティにて発売開始予定。
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