『ヒロステSMASH!!』より、メインキャストを演じる緑谷出久役の田村心、爆豪勝己役の小林亮太、オールマイト役の岩永洋昭のインタビューが到着した。
スマートフォン視聴に特化した、短尺・縦型が特徴のバーティカルシアターアプリ「smash.」が2021年9月23日から『「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” SMASH!!』を独占配信中となっている。
”ヒロステ”の愛称で親しまれている「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageは、漫画『僕のヒーローアカデミア』の舞台化作品。主人公・緑谷出久が最高のヒーローを目指して成長していく物語となっている。
――世界を見ても様々なヒーローが存在しますが、数々のヒーローと比較し、『ヒロステ』に出演するヒーローたちの魅力はどこにあると思いますか。
田村心(以下、田村):外のヒーロー作品に登場するヒーローの大半は実は大人なんです。なのでヒーローになってからの話に重点を置くことが多いのですが、『ヒロアカ』(原作漫画『僕のヒーローアカデミア』)はヒーローがヒーローになるまでのストーリーを描く作品。その過程ってとてもワクワクするんですよ。エネルギッシュだし。それこそ『ヒロアカ』の魅力ですよね。そしてその『ヒロアカ』の魅力が『ヒロステ』にもしっかりと反映されているなと思っています。
――田村さん演じるデクがまっすぐにヒーローを目指す姿に、勇気をもらえる人も多いように思います。
田村:漫画というフィクションの世界で、デクは現実味があって、読者が感情移入しやすいキャラクターだなと思っています。そんなデクがあんなにも真っ直ぐにヒーローを目指す姿って、やはり勇気をもらえますよね。
実は、自分も役者を目指したきっかけはヒーローになりたかったからなんです。今もヒーローが好きだし、憧れるので、そこはデクと共通するのかなと思います。
――勝己は、「最も強いヒーロー」になることへの確固たる自信があり、上昇意欲の高いキャラクターですが、小林さん自身、勝己と似ている部分、共感する部分はありますか。
小林亮太(以下、小林):相当の負けず嫌いなところは、勝己と似ていると思います。当初オーディションに参加させていただいた時も、表側は自分とはかけ離れているかもしれないけれど、内側で抱く感情の強さや一途なところにとても惹かれました。彼が高校生なりに葛藤し、己と闘い、男として逞しくなっていく姿に感銘を受けたんです。
彼を演じさせてもらうことで、自分自身がこれまで蓋をしていた感情に出会えたりもしました。彼が周りに影響を与え続けるように、自分もそう在るべく努力し続けたいと思います。
――岩永さんは、これまでに数々のヒーローを演じてこられました。今回は最前線を退き、ネクストヒーローを育成する「オールマイト」という役柄ですが、演じるうえで気を付けた点、こだわった点などございますか。
岩永洋昭(以下、岩永):オールマイト役を演じるために…っていうのは特にないのですが、”笑顔”を見せること。これは意識して演じましたね。
――『ヒロステ』には、様々な”個性”を持つヒーローたちが登場し、切磋琢磨しています。デクの”個性”は、「ワン・フォー・オール」ですが、田村さんがもし何か一つ”個性”を選べるとしたら、誰のどんな“個性”を手に入れたいですか。
田村:八百万の「創造」とか、ホークスの「剛翼」とか純粋に憧れていましたけど、物語が進んで「ワン・フォー・オール」の個性因子に歴代継承者の意識が宿っていると分かった今、「ワン・フォー・オール」がいいなって思っています。いつだって1人じゃないと思えるのは素敵ですよね。
――勝己には、掌の汗腺からニトロのような汗を出し爆発させる「爆破」という”個性”があります。小林さんなら誰のどんな“個性”を手に入れたいですか。
小林:この世界に飛び込めるなら、迷わず勝己の“個性”である爆破を選びますね。僕はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズをずっと追っていて、『アイアンマン』のトニースタークが特に好きなんです。人間性の魅力さもさることながら、パワードスーツを装着して、空を飛んだり、ビームを打ち闘う姿に男心をくすぐられます。それに近いことが勝己は出来るんです。『ヒロステ』の演出で、実際に手から火を出させてもらった時は最高に嬉しかったです。
岩永:私自身は、率直に言うと、誰のどの”個性”も自分には必要ないかなって思っているんです。性格的に、努力なくして手に入れたモノは、価値がないと思ってしまうんですよね。
――皆さんは、「本当の強さ」とは何だと思われますか。ご自身のプチ”ヒーロー”エピソードなどもあればあわせえ教えてください。
田村:自分の初舞台がまさに「本当の強さとは何か?」を問う作品だったんです。その作品での答えは「自分のことを顧みず、みんなのために身を投げ出す強さと優しさを持っていること」でした。以降、自分の中でも「本当の強さ」の定義はそれになっていますね。日頃からヒーロー志して生活しているので書ききれないくらいヒーロー活動しまくりです(笑)!
小林:”どんな状況でも人への思いやりを捨てないこと”でしょうか。僕の人生は、人に恵まれてるなと日々感じるんです。両親も、友達も、仕事で出逢った方も、応援してくれてる方も。昨今の状況下において尚、1人じゃ生きていけないし、そういった人たちに救われていることを実感しました。だからこそ、疎かにはしていけないと思うんです。ヒーローエピソードは浮かばないんですけど…(笑)。周りの人を大事に思うことがそこに繋がればいいなと思って生きています。
岩永:私は正解がわからなくて、教えてほしいくらいです(笑)。
――『ヒロステSMASH!!』では、作品の舞台裏を覗くショートドラマを披露しています。キャラクターたちの裏話や強さの秘密をユニークに描いていますが、『ヒロステSMAH!!』の注目ポイントがあれば教えてください。
田村:舞台を上演してデクというキャラクターが体に染み付いているので、『ヒロステSMASH!!』で、大きく気をつけたことはなかったです。ただ撮影の数日前まで別作品でデクとは全く真逆の役を演じていたので少しデクのスイッチに切り替わるのに時間がかかりました(笑)。
舞台では表現できない、映像だからこそできる表現がたくさんあるので、そこに注目していただきたいです! ワン・フォー・オールを使った時の光が自分の体に入っているのをはじめて映像で見たとき、本当に感動しました! いち「ヒロアカ」ファンでもあるのでとっても嬉しかったです!!!
小林:舞台の仲間達とは初演から共にやってきたので、信頼感の下、自由に演じさせてもらいました。勝己なら、劇場にお客さまがいてくださる感覚も、カメラの奥で見てもらう感覚も、変わらぬダイナミックさがあるだろうなと感じたので、その辺りを大事にしつつ。『ヒロアカ』のアニメ等でも、時折、原作にないエピソードが放送されたりするので、それに近いオリジナルエピソードが今回描かれたのは嬉しかったです。
『ヒロステSMASH!!』#3にありますが、勝己が調理実習をしている様子を演じるなんてあり得ないと思っていました。演じていて楽しかったですし、その場面全体を楽しんでいただけたら嬉しいです。勢いをつけすぎて、現場で卵液をぶちまけてしまったことは申し訳なく思っています(笑)。
岩永:『ヒロステSMASH!!』には、原作にも舞台にもないシチュエーションがつめこまれているので、会話などは、楽しんでいただけるポイントかな、と思います。
――最後にsmash.視聴者の皆さんに向けて、ひと言メッセージをお願いします。
田村:『ヒロステ』を見たことがある人もない人もsmash.の映像を見て、12月の公演への楽しみな気持ちを膨らませておいてください!! 次は劇場で会いましょう!!!!
小林:今年冬には、「僕のヒーローアカデミア」The ”Ultra” Stage 本物の英雄(※上にルビで「ヒーロー」) PLUS ULTRA ver.が上演されます。ジャンプで連載中の原作も熱を帯びていますし、僕もその熱をもって届けたい一心です。映像ならではの繊細さだったり、それぞれのフィーチャーもsmash.で楽しんでいただきつつ、是非劇場で『ヒロステ』がもつパワーを体感していただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします!!
岩永:ここ数年、世界的に大変な御時世ではありますが、そんな中でも皆さんの元へ、ほんの少しでも『笑顔』を届けられる事が出来ると幸いです。
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「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 本物の英雄 PLUS ULTRA ver.は12月3日(金)〜12日(日)に東京・TOKYO DOME CITY HALL、12月24日(金)〜26日(日)に京都・京都劇場で上演される。
「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” SMASH!!
バーティカルシアターアプリ「smash.」にて独占配信中。
(C)堀越耕平/集英社・「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage製作委員会
「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” SMASH!!
■配信スケジュール
2021年9月23日よりショートドラマの配信スタート。以後、毎週木曜日の正午に新エピソード更新中
■視聴URL
https://sharesmash.page.link/HtnV
■配信プラットフォーム
smash.
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