ミュージカル『The View Upstairs-君が見た、あの日-』のメインビジュアル、公演詳細が発表された。
メインビジュアルにはウェス(演:平間壮一)、パトリック(演:小関裕太)らが集結。写真家レスリー・キーによって撮影された、妖艶に絡み合うビジュアルとなっている。
公演は2022年2月1日(火)~2月13日(日)に東京・日本青年館ホール、2022年2月24日(木)~2月27日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールで行われる。チケットは東京公演が12月4日(土)10:00から、大阪公演が2022年1月8日(土)10:00から販売。
本作は、ニューオリンズに実在した「アップステアーズ・ラウンジ」という同性愛者クラブで、1973年に実際に起きた同性愛者に対する事件の1つアップステアーズ・ラウンジ放火事件”を題材にしている。
この度、作・作詞・作曲を務めるMax Vernonらのコメントが到着した。
作・作詞・作曲:Max Vernon コメント
現在のデジタル社会の中で、人と出会うのにバーに行く必要はありません。しかし、1973年当時、アメリカの多くの地域では同性愛者であることが違法であり非常に危険であったため、「アップステアーズラウンジ」のようなバーは、彼らが自分のコミュニティを見つけられる唯一の場所でした。私はこのミュージカルをクィア・コミュニティを称えたい、様々な世代の観客がそれについて会話して欲しいという思いで作りました。この50年間で、私たちの世界は良くも悪くもどのように変化したのでしょうか? どうすれば、歴史から学んだことを、世界に美しさと生命力を取り戻すためのインスピレーションにすることができるでしょうか? これまで『The View Upstairs』は世界中の20以上のプロダクションで上演されてきましたが、初めての翻訳版が日本で上演されることになり、とても光栄に思っています。私は5年間日本語を学び、和歌山県新宮市にホームステイをしていたこともあるので、個人的にも非常に嬉しいです。あなたがどんな人間であっても、私たちの「アップステアーズラウンジ」はあなたを歓迎します。私のアートとこのストーリーを皆さんと共有できる機会を頂き、本当に感謝しています。
演出・翻訳・訳詞・振付:市川洋二郎 コメント
憎しみを超えるのは、愛の力。人の歴史は、憎しみの歴史。常に誰かが誰かを傷付けてきました。けれど、その憎しみの連鎖を超えられる力も、きっと人間は持っているはず。この演目は、70年代に実際に起こったヘイトクライムを題材に、人が自分らしく生きることの美しさと、愛し愛されることの尊さを描いた作品です。皆さまの心に少しでも愛と勇気の炎を灯せるよう、大切に演出・翻訳させていただきます。舞台の上で繰り広げられる一瞬一瞬に魂を込めて、紡ぎ出す台詞と歌詞の一言一言に言霊を託して。ご来場、心よりお待ちしております。
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