ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が9月9日(木)、東京・日生劇場で開幕。舞台写真と出演者・演出家コメントが到着した。
19世紀末にロンドンで起こった猟奇的連続殺人事件とその犯人像をモチーフに、2007年にチェコで制作されたミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』。2年後、大幅な脚色がなされて韓国の大ヒットミュージカルとして発展した。今回、演出・白井晃によって新たに日本演出版として上演される。
キャストはダニエル役の木村達成・小野賢章(ダブルキャスト)、アンダーソン役の加藤和樹・松下優也(ダブルキャスト)、ジャック役の加藤和樹・堂珍嘉邦(ダブルキャスト)をはじめ、グロリア役のMay’n、ポリー役のエリアンナ、モンロー役の田代万里生ら。
上演時間は、休憩20分を含めて約2時間30分。東京公演は9月29日(水)まで日生劇場で。10月8日(金)~10日(日)に大阪・フェニーチェ堺 大ホールで上演される。
演出:白井晃 コメント
韓国で大ヒットしたミュージカルということもあり、それなりの重圧はありましたが、余りその事に囚われない様に、台本と楽曲から想起されるイメージを丁寧に積み重ねてきました。19世紀末のロンドン・ホワイトチャペルに想いを馳せながら、作品の中にある人間ドラマに重きを置いて創作を続けてきました。そして、ようやく日本版としてのオリジナルな世界が浮かび上がってきたように思います。このような状況下でのリハーサルは、決してたやすいものではありませんでしたが、キャスト・スタッフの献身的な努力によって、より濃密な世界を作り上げることができたと思います。控えめに言っても、かなり手応えのある作品になっていると思います。どうぞ楽しみにしていただければと思います。
ダニエル役:木村達成 コメント
初日が開幕します。この状況下、無事に幕が上がること、本当に嬉しく思います。やはり舞台はお客さまがいて成立するものです! このカンパニーに関わってくださっている全ての方に感謝し、舞台に立てている喜びをこの作品にぶつけていきたいと思います。皆さま千穐楽まで応援よろしくお願いします!
ダニエル役:小野賢章 コメント
皆さんに安心して観ていただけるよう感染予防対策も徹底しつつ、稽古してきたことを舞台上でしっかりお見せできるよう頑張りたいと思います。物語が進んでいくにつれてダニエルが変わっていく様というか、一つの出会いをきっかけに物語がどんどんエスカレートしていって気が付いたらとんでもないところに来ている、そんな様子を見ていただけたらなと思います。
アンダーソン役/ジャック役:加藤和樹 コメント
予想通りアンダーソンとジャックの切り替えがなかなか難しいなと思いつつも、全く違った魅力のある二役ですし、この『ジャック・ザ・リッパー』という作品においてはものすごく重要な役どころなので、改めてこの役のやりがいを感じております。もちろん僕の役だけじゃなくてこの世界の中に生きる人間たちの姿、模様というものを感じていただけるよう、とにかく全力で、最後まで演じ切りたいと思います。
アンダーソン役:松下優也 コメント
日本のキャストでは初演ということで、キャスト・スタッフ一同気合いが入っています。感染防止対策もしっかりやってきたので、無事に初日を迎えることができとても嬉しいです。コロナ禍ではありますが、少しでも皆さんに元気になってもらえるように、僕らも一生懸命精一杯、この『ジャック・ザ・リッパー』の世界を演じたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。とにかくジャックがめちゃくちゃかっこいい! ライブ感のあるナンバーもあるので、ぜひそちらも楽しみにしていてください!
ジャック役:堂珍嘉邦 コメント
日本版『ジャック・ザ・リッパー』の初演でタイトルロールを演じさせていただき、このダークファンタジーの世界に参加することができて、非常に光栄です。フィクションとノンフィクションが交錯し、謎解きを含んだ事件簿のような要素もあるので、ぜひそこを楽しんでいただきたいです。キャストも皆さん個性的で、ダブルキャストの組み合わせでまた違った『ジャック・ザ・リッパー』をお楽しみいただけると思います。ぜひご覧いただき、この作品を大好きになっていただけたら嬉しいです!
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