刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』の特別映像「刀剣乱舞 剣奉納プロジェクト『はじまりのうた はじまりの剣』〜刀剣文化と願いを未来へ〜」が8月11日(水)、「刀剣乱舞」公式YouTubeチャンネルDMM.com特設ページで公開される。
同プロジェクトは、松任谷由実が書き下ろした『刀剣乱舞-ONLINE-』の新主題歌「あなたと 私と」から着想を得て始動。刀鍛冶・宮入法廣氏が「天」「地」「人・天長地久」と銘を切った三振りの剣を作刀、最初の二振りを「陰陽の剣」として展示され、最後の一振りは未来を切り開く「奉献の剣」として世界中の平和と健康を願い、石上神宮へ奉納した。
奉納には、松任谷由実、鈴木拡樹、黒羽麻璃央が参加。3人はそれぞれ願いを込めて神前に手を合わせ、玉串を納めた。久しぶりに「刀剣乱舞」の世界に触れたという黒羽は、「懐かしい感じはせず、いつも守ってくれている刀剣の力を改めて感じました」と思いを巡らせ、鈴木さんは、「早くマスクを外して、皆さんの満面の笑みが見られる世の中になってほしいです」とし、会を締めくくった。
なお、奉納の様子は、鳥海浩輔をナビゲーターに約30分の動画にまとめられ、8月11日(水)19:00に公開される。動画公開に先駆けて、予告動画も公開された。
刀剣乱舞 剣奉納プロジェクト 『はじまりのうた はじまりの剣』~刀剣文化と願いを未来へ~
予告動画
本編動画(※8月11日(水)19:00公開)
参加者コメント
――今日はどのような願いを込めて奉納されたのでしょうか?
黒羽:今は厳しい世の中ではありますが、作っていただいた剣に微力ながら我々も願いを込めて奉納させていただきました。何かに守ってもらっているような、そんな気持ちになりました。
松任谷:今までに感じたことのないような安らかさや清らかさを感じ、この先へ、生きていく勇気を感じました。
――剣を実際に目にしてみていかがですか?
黒羽:実際に見ただけではわからないような、手に取ってみてはじめて感じる、物質的な重さだけでなく、作られた時の想いや奉納に込めた願いがのせられた、重さ・目には見えない力をすごく感じました。
松任谷:刀鍛冶の宮入先生とお会いできたことがとても貴重な体験でした。実際にお会いしないとわからないオーラや透明感が、このような美しい剣を作るんだということがわかりました。そして私たちはその剣に守ってもらえて、多くの人に何かを届ける立場として、コロナに負けずに突き進める気がしています。
――松任谷さん、今日の衣装のポイントはありますか?
松任谷:お話をいただいて、あれがぴったりかもしれないとすぐに思い浮かびました。剣には宇宙を感じるのですが、宇宙のように見える吹き寄せという柄や、闇夜を切り裂くパワーの象徴と言われている龍が描かれた珊瑚の帯留めを選び、「刀剣乱舞」の世界観にぴったりと合う衣装になりました。
――主題歌の「あなたと 私と」についてお伺いします。歌詞の中に「はじまりのうた」というフレーズがありますが、このコロナ禍で、奉納を通して「はじまり」の瞬間に立ち会い感じることはありますか?
松任谷:大サビにある、宇宙の時間がゆっくりと高速で流れていく様、そしてふと止まった時の夜明けになっている様子は、コロナ禍の前に制作した歌ですが、まるで今の混沌が収束したときを表しているようで、自分でも不思議です。私は、いつがはじまりかというのは、自分が決めることだと思っています。私たちは今日がはじまりだと確信しました。今は闇の中にいるけれど、今日より遅いことはない、という気持ちで一歩踏み出したら世界が変わるんじゃないかと思います。
9月からの全国ツアーでも、「刀剣乱舞」の世界に触れたことで私の中に生まれた日本の心・強さを、全63ステージで手渡していけるという自信が生まれました。リモートでは伝えられない何かをもって、各地に伺いたいと思っています。
――鈴木さん、黒羽さんが改めて感じる刀剣の力とはどのようなものですか?
鈴木:不思議なもので、剣を間近で見るまでは、実際に使われた剣もあるので恐ろしく感じるのではないかと思っていましたが、目の前で見ると、温かく守られているような気持ちになれました。
黒羽:5年間演じさせていただいた三日月宗近という役は、自分の役者人生の中でとても特別な存在で、常に自分とともにあるので、懐かしいという気持ちがないことに自分でも驚き、三日月宗近という刀剣に守られているように感じます。
――お互いの三日月宗近の印象を教えてください。
鈴木:ミュージカルと舞台で全然カラーの違う三日月宗近だね、と言われたことがあります。ミュージカルは舞うように美しく、三日月宗近が本来持っている美しい所作・歌い・居ずまいがすごいと聞いていました。こちらも負けてはいられないので、戦いの迫力、そして刀剣であるということを大事にして演じています。
黒羽:拡樹さんの三日月を見たとき、正直言って僕は挫折してしまったんです。僕が思い描いていた三日月を演じていて、敵わないなと思いつつ、同時に自信も与えてくれたんです。自分なりの三日月を演じればいいんだと感じさせてくれ、少し大口叩くかもしれませんが、今では自信をもって横に並べると思っています。
――最後に、この未曾有の世の中で願うことを教えてください。
鈴木:舞台をやっているので特に思うのですが、皆さんの笑顔が見たいですね。マスクが外れるときが来たら、満面の笑顔が見られるのかなと思いますので、そういう時代が早く戻ってくることを願っています。
松任谷:私は来年50周年を迎えます。ずっとシンガーソングライターをやってきましたが、いずれ自分のキャリアは終わるし、この世からいなくなります。ですが歌はひょっとしたらずっと残って時を超えてくれるのではと思うんです。愛してくれる人がいてこそですが、松任谷由実という存在や名前を知らなくても、だれもが知ってくれているような歌になって、たくさんの人の心に残ったらなと思います。そのためには、世界平和が大事。皆が安寧に暮らせる世界になってほしいと願います。
刀鍛冶 宮入法廣さんコメント
刀剣の歴史は振り返るとものすごく古いもので、日本人にとって刀剣は、武器以上に、精神的なバックボーンとしての存在になっています。単なる武器としてだけではなく、昔から神に納めるものとして存在してきました。刀剣は、作刀の技術がとても難しく、特に焼き入れの工程は自分で技術を開発していかなければならず、3振をそろえるのに命を削るような思いでとても苦労しました。この技術を後世に持ち寄って、後継者につないでいくことで、刀剣の歴史もつなげていけたらと思っています。
撮影:田中聖太郎
■「刀剣乱舞-ONLINE-」公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC56x–_QtyaWD1QptYrPMqA
■DMM.com特設ページ(公開日時になり次第、アクセスが可能)
https://www.dmm.com/digital/stage/-/free/toukenranbu01/
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