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室龍太、エチュードも即興も「ゴン攻めで頑張りたい」 主演コメディ「コムサ de マンボ!」開幕

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室龍太が主演する「コムサ de マンボ!」が8月5日、大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで開幕。初日公演に先駆けて行われたゲネプロのレポートと室のコメントが到着した。

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「コムサ de マンボ!」は、2019年に好評を博した舞台「どれミゼラブル!」の2年後を描く続編。バラエティ番組のスタッフルームで起こるドタバタ爆笑コメディが、脚本・可児理華、演出・水田伸生によって描かれ、前作にも登場したコムサ真二を、再び室が演じている。

芸人兼見習い放送作家から、晴れて地上波バラエティ番組の作家としてデビューした室演じるコムサ真二は、番組作りに奮闘しながらテレビの世界に馴染んでいる様子を、軽やかな演技で見せていく。ツッコミが得意な自身の持ち味を活かした場面では、個性的な番組スタッフに自然体で絡み、何度も笑いが起こる。

特にジャニーズ事務所の後輩である、関西ジャニーズJr.の古謝那伊留が演じるADの三宅騎士は、かなり天然なキャラクターで、ツッコミのコムサに、ボケの騎士というバディぶりは見もの。キレのあるダンスも披露して舞台を熱く盛り上げる。

コムサが関わっているバラエティ番組『まかないマンボ!』のスタッフルームでは、夜に放送するはずの番組データが届かないというハプニングが起こり、急きょ生放送で番組を作ることに。デスクの森茉莉花(演:田中真琴)、大御所作家の高田雄三(演:酒井敏也)、プロデューサーの越野仁(演:川久保拓司)、総合演出の山本伴明(演:六角慎司)たちが、会議に参加するが、いっこうに話がまとまらない。

コムサの友人である、売れないアクション俳優のジャッキ・チェーン(演:金田哲)や売れないミュージカル俳優でコロナ禍にデリバリーのアルバイトをしている市河マサチカ(演:石垣佑磨)も騒動に巻き込みながら、スタッフたちは必死に「バズル」番組案をひねりだそうとするのだが…。

物語が進むにつれて、それぞれの役のバックボーンや仕事への想いなどが見えてきて、観客とキャラクターたちとの距離感がグッと縮まる展開に。コロナ禍ならではのメッセージも込められ、「爆笑コメディ」だけの枠に収まらない心温まる舞台。ラストはキャスト全員がマラカスを持って歌い踊るショーアップされた楽しい場面で、最高潮に盛り上がった。

大阪公演は8月8日(日)まで。その後、8月11日(水)~22日(日)に東京・博品館劇場、8月24日(火)・25日(水)に京都劇場、8月27日(金)に静岡市民文化会館中ホールで上演される。


室龍太 コメント

こうして初日の幕を上げられそうで、喜びとともにホッとしております。色々な役者の方たち、素晴らしいスタッフ、そして何よりも演出してくださった水田(伸生)監督。みんなで作った作品を、一人でも多くのお客様に観ていただきたいですし、(この状況下で)観に来られない方もいると思うのですが、そういった方々にも「何か」が届くようにと思いながら、一生懸命この板の上で頑張りたいです。

やはりエチュードが最大の笑いのポイントやと思うんですけど、即興劇と言いますか、そこが日によってテーマが違いますので、そういったところが見どころになっています。世の中はオリンピックに熱狂していますが、金メダルと言わず、金・銀・銅と 3種類のメダルを取りたいなと思いますし、感染予防対策をしっかりしながらお客様をお迎えし、ゴン攻めで頑張りたいです!


撮影:木村直軌

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