劇団アレン座「ホウム。」の続編、舞台「ホウム。2 ―野田河家の人々―(仮)」が9月に上演されることが決定した。
「ホウム。」は、劇団員の磯野大、栗田学武、來河侑希が、「野田河家」の3兄弟を演じるホームコメディ。少し抜けているが責任感の強い長男・のぞみ(來河侑希)、父に似てその日暮らしでいい加減なバツ2の次男・たけし(栗田学武)、真面目で神経質な三男・まさる(磯野大)。まるでバラバラな三人に、新たな事件が待ち受ける…。
前作では、アドリブを元に構成された内容を台本に仕上げていくという手法がとられた。本作でも劇団アレン座の3人が演じる3兄弟がどのような成長を遂げるか、そして翻弄されていくのか注目される。
脚本・演出は劇団アレン座の全ての公演を担当している鈴木茉美。先行チケット販売は8月5日(木)19:00~受付開始。
プロデューサー・キタガワユウキ コメント
早くも『ホウム。』の続編公演が決まりました!ひとえに応援して下さる皆様のおかげです。というのも本当にありがたい感想を沢山いただき、これは劇団として続けていくべき作品だと強く感じました。大変なご時世の中でAllenが必要だと思ったことは、帰れる家があるということを感じてもらうことでした。家の定義は僕らの中では沢山あります。それぞれ感じる居場所は違うと思いますが、共通して安らげる場所の必要性、信じてくれる、頼ってくれる、助けてくれる人達が近くにいることを演劇を通して真剣に伝えていきたいと思い本シリーズを続けていくことを決断しました。また、この物語はある過疎化した地方都市の家族の物語ですが、失われていく文化に再度目を向けていく、価値をつけていくことをこのシリーズを通してやっていきたいと思っています。その展開はまた、今後発表して参りますが忘れてはいけない日本独自の文化、価値を見つめ直すものになればと思います。
プロデューサー・栗田学武 コメント
こんなにも早く「ホウム。」の続編を皆様にお届けできること感謝いたします。前作を通して、僕自身たくさんの人に支えられて生きている人生なんだと強く強く感じることができました。そして出来ることなら僕もたくさんの人を支えられる人間になりたいと強く強く強く感じました。そしてその感情こそが、僕が「ホウム。」という作品で感じたかったこと、伝えたかったことでもあります。もともと赤の他人だった劇団員が、私生活や稽古を通して一つの家族となり、舞台に立ち、そして観てくださった皆様と同じ空間で同じ物語を共にする。互いに支えあいながら生きていく時間を共有できたらこれ以上の幸せはありません。
前作で驚いたのは、アドリブを元に作ったにも関わらず、僕が言って欲しい言葉が劇団員の來河、磯野、そして脚本の鈴木茉美さんから次々と生まれてきたこと。心強いメンバーと改めて、新しいホウム。を作れること、とても楽しみです。ぜひお気軽に、野田河家の「ホウム。」に遊びにきてください。
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