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石丸幹二・安蘭けい・相葉裕樹・村井良大ら出演、ミュージカル『蜘蛛女のキス』上演決定

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ミュージカル『蜘蛛女のキス』が11月26日(金)~12月12日(日)に池袋・東京芸術劇場プレイハウスで上演される。

同作は、1976年に出版されたマヌエル・プイグの小説が原作。1990年代にミュージカル化され、1993年にはトニー賞ミュージカル作品賞などを受賞した。音楽と歌詞は、『キャバレー』や『シカゴ』などのヒット作を生み出してきたコンビ、ジョン・カンダーとフレッド・エブが手掛ける。

今回、演出は日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)が担当。キャストには石丸幹二(モリーナ役)、安蘭けい(蜘蛛女・オーロラ役)、相葉裕樹・村井良大(バレンティン役ダブルキャスト)らが名を連ねる。5人からのコメントも到着した。


演出:日澤雄介

『蜘蛛女のキス』演出のお話を頂いた時、大変光栄に思うと同時に正直戸惑いました。こんな名作を僕が演出させてもらえるとは微塵も思ってなかったから(笑)。しかしその戸惑いは台本や原作に触れるうちに吹っ飛び、どんどん作品の持つ魅力に支配されていきました。多様性が叫ばれている現代において、モリーナとバレンティンの変化や価値観がどんな風に皆さまに映るのかとても楽しみです。その辺りを丁寧に演出できればと思っております。そして何よりバラエティに富んだ素晴らしい楽曲。これを、石丸幹二さん、安蘭けいさん、相葉裕樹さん、村井良大さんをはじめ、素晴らしいキャスト陣が歌い上げます。夢の様な劇空間を皆様にお届けしたい、そう思っております。ご期待ください。


モリーナ役:石丸幹二

「蜘蛛女のキス」は、映画で知りました。密室での話でありながら、奥の深いストーリーにぐいぐいと引き込まれ、モリーナ役のウィリアム・ハートの演技に射抜かれました。その後、ミュージカル版の音楽を聴き、作詞・作曲コンビのカンダー&ウェッブの音楽の美しさ、ラテンのリズムに酔いました。そんな作品に向き合えるとは! しかもモリーナ役で! 興奮しました。が、すぐさま、あまりに高い頂に怖れを抱いています。私ならばどんなモリーナになるのか。過去に数々の名優が演じてこられたキャラクター。その人物像を模索する日々が始まります。社会派の作品を多く手掛ける演出家日澤さんの手を借りながら、この名作の世界観を一緒に描いていければと願っています。


蜘蛛女/オーロラ役:安蘭けい

蜘蛛女のキスを最初に観たのは、同期の朝海ひかるが蜘蛛女を演じ、荻田(浩一)先生が演出されていたバージョンでした。とてもダークで、心にヒリヒリした感覚が残る作品でした。オーロラはモリーナにとって永遠の憧れで絶対的存在ですが、彼女の演じる蜘蛛女は、モリーナにとっては死の象徴なのだと思います。だからオーロラには絶対的なカリスマ性が必要だと思っています。そんなオーロラを演じることができるのか、私にとって大きな挑戦になると思いますが、是非挑んでみたいと思いました! モリーナの永遠の憧れ、生きる象徴、あるいは死の象徴として、モリーナと共に舞台に存在したいと思います。ある時は味方で、ある時は敵で、客観的にモリーナたちを見つめるスクリーンの中の女優として、色んな面が出せればいいな、と思っています。愛とは何か、愛するとはどういうことなのか。我々人間にとって永遠のテーマかもしれませんが、モリーナからその答えのヒントが得られると思います。軽い気持ちで観られる作品ではないかもしれませんが、根底にあるテーマは皆さん誰もが身近に感じているものだと思うので、是非劇場で、我々と一緒に共感してください!


バレンティン役(ダブルキャスト):相葉裕樹

この度バレンティン役を務めせていただくことになりました、相葉裕樹です。歴史ある素晴らしい戯曲に参加できることに心から光栄に思います。そして石丸幹二さん、安蘭けいさんとまたご一緒できること、今からとても楽しみです。演じる上で作品自体のテーマの深さや革命家バレンティンの葛藤をどこまで表現できるか、新たな挑戦になると思います。非常に難解だと感じていますが稽古を通して想像力や感情を使い一つ一つ課題を乗り越えていけたらと思います。見る人それぞれの価値観で様々な感じ方を楽しんでいただけると思います。劇場でお待ちしております。


バレンティン役(ダブルキャスト):村井良大

出演のお話しをいただけた時は、素直に嬉しかったです。そして素晴らしいキャスト・スタッフの皆さまとご一緒させていただけるということがなによりも嬉しかったです。自分にあまりないタイプのキャラクターなので役の声探しが今から楽しみです。この作品の持つエンターテイメント性とリアルな心理描写とのバランスを見つつ、自分の立てる場所を探していきたいと思います。ミュージカル『蜘蛛女のキス』は、90年代初めにロンドンで初演を迎えたとは思えないほど今の時代にピタリとハマる作品です。観た人の心を笑いで温め、歌とダンスパフォーマンスで魅了し、最後心に突き刺さるラストを迎えます。長年愛される理由が分かるミュージカルです。劇場でお会いできる事を楽しみにしております。


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公演情報

タイトル

ミュージカル『蜘蛛女のキス』

日程・会場

2021年11月26日(金)~12月12日(日)
東京芸術劇場プレイハウス

キャスト

モリーナ:石丸幹二
蜘蛛女/オーロラ:安蘭けい
バレンティン:相葉裕樹/村井良大(ダブルキャスト)

刑務所長:木場勝己
モリーナの母親:香寿たつき
マルタ:小南満佑子
マルコス:間宮啓行
エステバン:櫻井章喜

囚人:藤浦功一、佐々木誠、俵和也、伊藤広祥、半澤昇

オーロラの男たち:当銀大輔、荒木啓佑、矢内康洋、橋田康

スタッフ

脚本:テレンス・マクナリー(マヌエル・プイグの小説に基づく)
音楽:ジョン・カンダ―
歌詞:フレッド・エブ

演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)
翻訳:徐賀世子
訳詞:高橋亜子

主催

ホリプロ

共催

公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場

企画制作

ホリプロ

公式HP

https://horipro-stage.jp/stage/spiderwoman2021

公式Twitter

https://twitter.com/@spiderwoman2021
#蜘蛛女のキス

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