ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が東京・TBS赤坂ACTシアターで5月21日(金)〜6月13日(日)、大阪・梅田芸術劇場メインホールで7月3日(土)〜11日(日)に上演される。
ウィリアム・シェイクスピア原作で、日本では2010年に宝塚歌劇団によって初演。その後、2011年に日本オリジナル版として誕生した。記念すべき10周年を迎える今年、2019年以来2年ぶりに上演。小池修一郎が潤色・演出を務める。
黒羽麻璃央と甲斐翔真がロミオ、伊原六花と天翔愛がジュリエットをそれぞれダブルキャストで演じる。
さらに、ベンヴォーリオ役の味方良介と前田公輝、マーキューシオ役の新里宏太と大久保祥太郎、ティボルト役の立石俊樹と吉田広大、死のダンサーの小㞍健太と堀内將平がダブルキャストで名を連ねるほか、キャピュレット夫人役の春野寿美礼、乳母役の原田薫、ロレンス神父役の石井一孝、モンタギュー卿役の宮川浩、モンタギュー夫人役の秋園美緒、パリス役の兼崎健太郎、ヴェローナ大公役の岡幸二郎、キャピュレット卿役の松村雄基らが集結した。
チケットの一般発売は4月10日(土)から。
小池修一郎コメント
2011年に始まったミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、3シーズン5度目の上演を迎える。私が手掛ける宝塚版との違いは、現実社会とのリアリティの持ち方であろう。ヴェローナを近未来都市と捉え『失われた世界の再生』をテーマに、愛の力を描いて行きたい。既にミュージカルで頭角を現している黒羽、甲斐のロミオに対し、初出演の伊原、天翔のジュリエットの体当たりの挑戦がどんなドラマを見せるか、大いに楽しみであり期待している。
黒羽麻璃央 コメント
僕にとっての『ロミオ&ジュリエット』は、大きなテーマとして“愛”はもちろん“出会い”をもたらす作品です。前回は小池修一郎さん、出演者の皆さん、そして今回はロミオ役。前回出演した時にロミオを演じる二人に密かに嫉妬して、いつか演じたいと思っていたので、今回夢が叶いました。自分がこの先、俳優という仕事を続けていく上で、看板になる役であり、作品だと思っています。歴代のロミオ役は、いまやミュージカル界のトップにいる方々ばかりでプレッシャーはありますが、それこそも楽しめる自分なりのロミオを創っていきたいです。2021年版として新しく生まれ変わります。この時代にとてもピッタリな“愛”をテーマにした作品ですので、是非お越しください。
甲斐翔真 コメント
世界中の人が知っている「ロミオ」という役を演じることへの責任、そして焦りを非常に感じております。ですが、関わる全ての方に感謝しながらしっかりと演じていきたいです。『ロミオ&ジュリエット』は、ロマンチックでありながら、“愛と犠牲”、“幸福と孤独”、“破壊と再生”など難しいテーマが織り交ざっていて、お客様がそれらを考えるきっかけになる作品でもあると思います。2021年のこの『ロミオ&ジュリエット』が今の時代にどのような関わりを作れるのか、しっかりと考えて作品に向かっていきたい。こんなご時世の中、劇場に来てくださった方には、必ず素敵な時間をお届けします。
伊原六花 コメント
誰もが知っている、愛されている作品に出演することが決まって、本当に光栄で夢のようです。昨年残念ながら上演中止となってしまった 『ウエスト・サイド・ストーリー』(以下WSS)が「ロミオ&ジュリエット」を元にした作品だったので、ジュリエットを演じる事にもご縁を感じます。『WSS』を上演できなかった悔しさや、培ってきた稽古での想いなどをプラスして今回に挑みたいです。ジュリエットは可憐で純粋なイメージがありますが、戯曲を読むと冷静さを持ちつつも16歳という年齢ならではの熱量や行動力がある女の子です。私自身もいいと思ったことには没頭してしまうタイプなので共感できます。歌もダンスも練習をしっかりし、作品に入り込んで作っていきたいです。最大限出せる力を全てぶつけて、ジュリエットと共に成長したいです。
天翔愛 コメント
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は世界の名作でありますし、“純愛”を貫ぬくストーリーや楽曲の美しさが一番心に残っていた作品で、いつか演じてみたいとずっと願っていました。今回、オーディションを通過し、ジュリエットとして出演が決まった時は「夢が叶った!」と驚きと嬉しさで感謝の気持ちが溢れ、震えるほどでした。父に最初に報告したのですが、「選んでくれた方々に感謝を忘れずに作品に取り組むように」とアドバイスをもらいました。私はジュリエットと同じ10代なので、作品のテーマである“愛”に目覚めていくトキメキや愛の力の素晴らしさを、10代ならではの純粋さや感性、一途さで繊細に表現していきたいです。そして初舞台ということに甘えず、全身全霊を込めて歌・ダンス・演技に取り組み、「観に来てよかった」と皆さまに心から思っていただけるように頑張ります。
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