ミュージカル「ヘタリア」シリーズなどをプロデュースしてきた「4cu」制作による短編ドラマ企画『F列23番の男』が8月14日(金)から配信されることが決定。佐藤信長、山田ジェームス武、石賀和輝、遊馬晃祐、鷲尾修斗らが出演し、磯貝龍乎が語り部を務める。
新型コロナウイルスの影響によりイベント開催の自粛や縮小が続く中、今できることを続けると同時に、今だからこそできるエンタメの可能性を追い求めたそうで、その一つの形として、実際の「劇場」の「客席」を舞台とした映像作品が制作された。
ロケ地は、実際に公演中止となり、使用されることがなくなった劇場。感染防止対策の徹底から最少人数で撮影が行われ、一人芝居を中心に「劇場の椅子が語り部」という新感覚ストーリーが送られる。
舞台演出家・米山和仁(劇団ホチキス)と映画監督・中島良による共同演出で、演劇と映像の演出がミックスされている。
米山は「『F列23番の男』に出演している座席の位置は、だいたい舞台でのリハーサル時、演出が座る位置でもあります。つまり、演出家の様々な想いが染み付いています。だからこんなストーリーが思いついたのかもしません。この作品をご覧になられ、また劇場に行きたいなという気持ちになっていただけたら幸いです」とコメント。
中島は「今作は舞台演出家の米山和仁さんとのコラボレーションによって、この時期にしか作れない唯一無二の輝きが生まれたと思います。コロナ禍の悪夢のような現実の前で、『どのような表現をすべきか』舞台や映画を含む芸術文化が持続可能な経済活動になるよう、僕たちはこれからも発信を続けたいと思います」と思いを語っている。
『F列23番の男』あらすじ
ドラマの舞台は劇場。語り部は「F列23番」の椅子。これまで、その劇場で上演されてきた幾多の舞台公演、そして、そこに座る観客の全てを観てきた椅子が語る、とある5人の観客たちの物語。生きる時代も境遇もなにひとつ交わらない男たちの、椅子だけが知っている奇跡の繋がりとは……。
配信はLINELIVEとYouTubeの公式チャンネルから。第5話まで予定されており、各話配信日から1週間は無料配信される。
出演者コメント
(1)今回の企画について
(2)作品を演じて
(3)ファンへ向けて
佐藤信長
(1)本来ならば、舞台「レイルウェイ」~Take Off~が上演されている期間でした。コロナの影響で公演が中止となってしまい、それを逆手にとって、それならばいつもできないようなことを劇場を使ってやってみよう! みたいな企画が、レイルウェイっぽいというか、4cuさんぽくて、お話を伺った時、率直に面白そう! と思いました。
(2)今回、草月ホールを丸々使って、ステージではなく客席という、いつもと逆の場所でお芝居をさせていただきました。台本の中にある景色を妄想しながら、そして隣にいる彼女にも気を使いながら、演じている最中もあんなことやこんなことを考えました。僕自身、映像の作品に出た経験が少ないので、舞台の稽古のような時間はもちろんなく、1発で正解を出すという点に苦労しました。何度かNGも出してしまったのですが、演出の米山さんにアドバイスをいただきながら、なんとかやり遂げました。とても勉強になった時間でした。
(3)いつも応援していただきありがとうございます。まだまだコロナが収束せずに、予断を許さない状況ではありますが、演劇界が少しずつ再始動しています。僕自身、入念に対策を行い、先日舞台を千穐楽まで駆け抜けることができました。以前のように絶対来てください! とは言えませんが、少しずつでもいいので戻ってきてくださるのを楽しみに、観に来てくださるのを楽しみに待っております。
山田ジェームス武
(1)皆さんこんにちは。ジェームスです! コロナの影響で自粛が続き、皆さん何か喪失感だったりストレスだったりを感じていませんか? 僕もそのひとりです。何をするにしても前向きになれず、好きな事から離れていくのがつらくて。でも、僕たちが今まで皆さんに作品を届けることができていたのは、他ならぬ応援してくれていた皆さんのおかげです。だから、その恩返しとして、今の環境でできることを全力で楽しく演じました。そんな素敵な作品作りをしている今回のチームに感謝していますし、更にそんな作品に関わらせていただけていることが光栄です。こうやって限りのある中での作品かもしれませんが、全力で演じて少しでも見てくれる皆さん、応援してくれる皆さんが元気になれるように、これからもコロナに負けず前向きに頑張っていきます。一緒に乗り切りましょう!
(2)とにかく楽しかったです。脚本も読んでいて面白かったし、何より皆さんでまた作品作りをできたことがとにかく楽しかった。僕はコメディを演じることがあまり多くないので、とても良い経験になったし、今後も挑戦して行きたいと思います! 変顔だらけのジェームスをご堪能ください(笑)。
(3)先ほども言いましたが、今、皆さんも大変だと思います。身を守る為、家族を守る為、周りを守る為、自粛する方もいればこの状況下でも仕事をしなければいけなかったり毎日神経がすり減るような思いだとは思いますが気を強く持って共に頑張りましょう。僕たちも少しでも皆さんに元気が届けられるように、精一杯尽力いたします! 早い終息を願って今を精一杯頑張りましょ!
石賀和輝
(1)今回この様な状況の中、一つの作品を作る事ができて本当に嬉しく思います。作品を作れるということは当たり前ではないということを強く感じました。
(2)企画に関して、映像×演劇が僕の中では初めて触れるものだったので、とても新鮮で楽しんでお芝居させていただきました。
(3)ご覧くださいましてありがとうございます。もしかすると、僕の演じた役のような方がいらっしゃるかもしれませんね(笑)! 楽しんで頂けたら嬉しいです!
遊馬晃祐
(1)このご時世の中でお芝居ができる環境を作っていただき感謝しています。企画もステージ上ではなく、客席がメインという面白い斬新な発想で楽しく撮影できました!
(2)一人芝居で長回しをしたことがなかったので、すごく緊張しました。それと、心霊現象など僕は苦手なので、そこはすごくリアルに演じれているかなと思います。不器用な僕ですが、頑張っていますので、そこも楽しんでください(笑)。
(3)コロナウィルスの影響で厳しい状況は続きますが、俳優として皆さんに少しでもエネルギーを渡せるように、みんなで作りました。是非ご視聴よろしくお願いします!
鷲尾修斗
(1)コロナの影響で色々な物事が苦しい状況になってしまっている中、この企画を聞いてすごく面白いと思いましたし、素敵な取り組みだと思いました。
(2)普段は舞台上から見ている客席に座っての物語だったので、すごく新鮮でした。舞台上の物語だけでなく、客席ひとつにもいろいろな物語があるかもしれないと思ったら、一席一席が今までよりも大切に見えてきます。
(3)今回素敵な企画に参加させていただきました。皆さんにも馴染みのある客席の物語を、楽しんでいただけたらと思います。
磯貝龍乎
(1)毎回、ほんとありがとうございます。コロナで公演予定だった作品が延期になり、劇場を使い、いかに面白く、なおかつ安全に。そんなみんなの思いと、大人の事情が詰まった作品です。とっても素敵です。
(2)今回はじめての声だけの出演でした。これを機に声の仕事をいただけないかなぁと思っています。いや、思ってるだけですよ? 僕なんかがそんな声優になろうなんてそんなおこがましいこと……思ってませんよ……。でも磯貝どんどん伸びますよぉ??
(3)今回は劇場の“椅子”のお話です。普段お客様は椅子に座り、ステージを見ますが、今回は、お客様が座る椅子に観点を当てています。すなわち! お客様が各話の主人公なのです!! おもしろくも、ちょっとほっこりする。そんな作品です。是非お楽しみください。
ドラマ概要
【タイトル】
『F列23番の男』【キャスト】
佐藤信長、山田ジェームス武、石賀和輝、遊馬晃祐、鷲尾修斗
小玉久仁子(劇団ホチキス)、内村理沙(劇団ホチキス)
磯貝龍乎【制作・企画・プロデュース】
4cu【製作】
Frontier Works Inc.【脚本・演出】
米山和仁(劇団ホチキス)【映像監督】
中島良【音楽】
河野文彦【配信サイト】
LINELIVE 4cu 公式チャンネル https://live.line.me/channels/4536782
YouTube 4cu 公式チャンネル https://www.youtube.com/c/4cu-ent【配信スケジュール】
第1話 8月14日(金)20:00~ LINE LIVE /22:00~ YouTube
第2話 8月17日(月)20:00~ LINE LIVE /22:00~ YouTube
第3話 8月20日(木)20:00~ LINE LIVE /22:00~ YouTube
第4話 8月23日(日)20:00~ LINE LIVE /22:00~ YouTube
第5話 8月26日(水)20:00~ LINE LIVE /22:00~ YouTube※各話配信日より1週間、無料配信。
以降は第1話を除き、LINELIVE 4cu公式チャンネルのプレミアム会員のみ視聴可能。【公式サイト】
http://4cu-ent.com/f-23/【公式Twitter】
@4cu_official #F列23番の男(C)4cu/F列23番の男
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