コミュニティサービスOSIRUより
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OSIRU第1回目の特集インタビューは八島諒さんです。
初舞台から1年半で舞台『弱虫ペダル』へ出演することになった八島さん。出演決定に大きな喜びに包まれたものの、稽古は想像以上に厳しいもので、俳優として最初の大きな壁を経験したそうです。八島さんはどのようにして壁を乗り越えたのでしょうか?
取材・文:咲田真菜/撮影:梁瀬玉実/メイク:相川日和(PUNCH)
――『弱虫ペダル』の演出家、西田シャトナーさんに「まずいな…」と言われたということですが、どのような場面でそのように指摘されたのですか?
2.5次元舞台に出演するのが初めてで、僕が演じた青八木一というキャラが無口でボソボソ話すような役なんです。だから原作に寄せた方が喜んでくださると思ったので、アニメを何度も見たんです。
最初、アニメの青八木一を再現していたのですが、西田さんは違うと感じたのだと思います。そこからアニメに寄せて物まねをすることは違うんだ…と気付きました。僕は僕だけの青八木一を作るべきなんだと思ってからは、良い方向へ向かっていきました。
――アニメを一生懸命見て研究していたとなると、そこから抜け出すのは大変だったのではないですか?
ものすごく引きずりましたね。正解がどっちなんだろうといまだに考えることがあります。最終的には、熱量で乗り越えていったような気がします。『弱虫ペダル』って、ほぼスポーツなんですよ。新人はとにかく誰よりもでかい声を出して、ペダルをこいで、技術ではなく熱量で乗り切ったという感覚です。
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