バラエティ番組「有吉の壁」(日本テレビ系)のコーナーから誕生した2.7次元アイドル「KOUGU維新」。オンエアの際にはほぼ毎回Twitterのトレンド入りを果たし、番組公式YouTubeチャンネルでは彼らのネタ動画が95万回再生(2020年12月24日時点)を達成するなど人気絶頂だ。
「KOUGU維新」は、親方様(=ファン)のもとに集った“命宿りし工具たち”という設定で、お笑いコンビ・きつねの大津広次と淡路幸誠を中心としたユニットとして活躍。先日、デビューシングル「KOUGU維新のテーマ」のリリースを実現させた他、12月24日(木)には『最初で最後のミュージカル KOUGU維新±0 ~聖夜ヲ廻ル大工陣~』(以下、工ミュ)の配信上演、2021年1月15日(金)には『日めくり KOUG維新の毎日メンテナンス』の発売が決まっている。
今回、KOUGU維新の中心人物であるプラスドライバ(大津広次)と平やっとこ(淡路幸誠)へのインタビューが実現。親方様への愛はもちろん、工ミュや日めくりカレンダーの見どころ、“0.2次元”の壁についても語ってもらった。ぜひ最後まで読みすすめてみていただきたい。
“0.2次元”の壁はとっても厚い
――本日はありがとうございます。お2人は「2.7次元アイドル」ということですが。
大津:はい、“0.2(次元)”多い感じでやらせていただいています。ただし、2.5次元とはめちゃくちゃ遠いですけれども…。最近は2.5次元俳優さんとご一緒する機会も増えたので、その分“0.2”の壁をしっかり感じています。
淡路:いや、ホント(0.2の壁は)厚かったですね(笑)。圧倒的なビジュアルだったりだとか、ふるまいだったりだとか、爽やか感だったりだとか、本当に素敵な方が多くて。にじみ出てらっしゃるものがありますよね。
大津:そこはもう、僕らには決して埋められないですね。仲間のトム・ブラウンも言っていたんですけど、「芸人界隈にもカッコいい人はいるんだけど、住んでいる次元が違ったよね(笑)」って。
淡路:僕たちも頑張って日々メンテナンスしつつ、美意識をアップグレードしています。
大津:そうなんです、実は今日手にしているプラスドライバーもやっとこも、新しくリニューアルした二代目のものなんです。日々の成長は怠りませんよ?
――2019年と2020年を比較して、お仕事に変化はありましたか?
大津:全く去年と違いますね。幅も広がりましたし、ビジュアライズされたことによって圧倒的にお仕事の量が増えました。いつか「ぼくたちのあそびば」(高橋健介、鳥越裕貴、祐太郎、井阪郁巳によるYouTubeチャンネル)に呼んでもらえないかな…って願っています(笑)。僕たち公式さんのYouTubeをいつも観ているんで。
淡路:僕ら逐一チェックしてますんで、出演をぜひ!
カレンダーにはプライベートショットも
――「KOUGU維新」の皆さんはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、SNSではいつもトレンド入りしていらっしゃいますね。
淡路:ありがたいことにそのおかげで今回、日めくりカレンダーを出させていただけることとなりました。
――様々なポーズと名言とともに、親方様のココロとカラダを補修(=メンテナンス)してくれる“日めくりカレンダー”とのことですが、撮影はいかがでしたか?
淡路:イメージの広がりとアイデアが止まらなかったですね。
大津:あっという間に撮影が終わってしまうほど楽しくって、笑いの耐えない現場でした。
淡路:あの感じだと年間分(の日めくりの撮影が)いけましたね(笑)。それをギュギュッと凝縮したのがこのカレンダーです。
大津:印象に残った撮影は、その場にいた乙ルイ(プラスドライバの俳優名)さんのティータイムを押さえたプライベートショット。これ、本当にただただくつろいでいるだけではあるんですけど、実は事前の構想の中にはなくって、その場で生まれたショットだったんです。
淡路:僕は工具箱に収まっているシーンが印象的でした。そんなレアなショットがカレンダーの中にはたくさん入っていますので、ぜひお手にとって確かめていただきたいです。
「工ミュ」は愛でいっぱい
――12月24日には「最初で最後のミュージカル」が開催予定ですが、稽古はいかがでしょうか。
大津:すさまじいクオリティです。
淡路:ホント、親方様たちはびっくりされるんじゃないかな。
大津:殺陣師さんも2.5次元舞台で活躍さている方に来ていただいていますし、スタッフさんもプロ揃い、シナリオもめちゃくちゃ練っています。みんな、稽古場に朝の8時に来て23時解散っていうスケジュールで動いています。最近、KOUGU維新の公式Twitterもできたんですけど、運営スタッフの皆さんがとにかく頑張って更新してくれています。
淡路:サポートしてくださる親方様とスタッフさんの愛で僕らはここまでやれているんです。そして現場のみんなの情熱があるからこそ、勝手にクオリティが上がっていきますね。まさに何かに突き動かされているような感じです。
大津:ご協力いただいている殺陣師さんは、僕らの活動をTwitterで知ってくださって、そこから繋がって工ミュの殺陣を担当いただいているんです。本場の2.5次元舞台の細かい所作を組み込んで、それを今、芸人たちが必死に覚えて演じています。
淡路:やっぱりみんな芸人なので、笑いを取る場面については、本気で取りに行きます。そこも見せ場ではないでしょうか。
大津:反乱軍である「工具リベリオン」 のボケにも注目していただきたいです。
淡路:お笑いだけじゃないですよ? 涙を誘うシーンだってあります。
大津:何人かは稽古中、泣いてたんちゃう?
淡路:そうやな、泣いていたな。生配信、ミスは許されない1時間の中に、笑い、アクション、涙、ときめき、いろんなものを詰め込んだミュージカルになる予定です。
親方様へ贈るメッセージ
――改めて、これから日めくりカレンダーを手に取る親方様にメッセージをお願いします。
大津:日々の仕事の中で落ち込んだり、悲しんだり、忙殺されている親方様たちが、この日めくりカレンダーを見ることで「締まっていなければいけない」という気持ちを、ドライバで緩めてもらって心にゆとりをつくっていただければなと思います。よろしくお願いいたします。
淡路:僕は朝、起きたらTwitterで「KOUGU 維新」のファンアートと『秋田犬保存会』の「おはようございもふ」Tweetにいいねをすることで、日々のメンテナンスに繋がっています。
このカレンダーには毎日めくるのがとても楽しくなるような内容が集まっています。31日のうちに気に入ったやっとこが写っているページがあれば、ぜひ、秋田犬のようにもふっと“ドッグイヤー”をしてくださいね。どうぞよろしくお願いします。
* * *
工ミュの本番前で多忙を極める中にもかかわらず、様々な質問に一つ一つ丁寧に返答してくれるというサービス精神の結晶のような二人。話の端々から親方様と「KOUGU 維新」の仲間たちへの愛を垣間見ることができた。
親方様もそうでない人も、工ミュ本番と日めくりカレンダーのチェックをぜひ。
取材・文・撮影/ナスエリカ
「KOUGU維新」
バラエティ番組「有吉の壁」(日本テレビ系)から誕生した工具を擬人化した“2.7 次元”アイドル。大津広次(乙 ルイ/きつね)、淡路幸誠(淡川幸一郎/きつね)を中心に、布川ひろ(宮布いつき/トム・ブラウン)、みちお(音道亘/トム・ブラウン)、水川かたまり(KATA/空気階段)、石橋遼大(コバシ/四千頭身)、ワタリ119(ワタリテツオ)、ほしのディスコ(キラボシヒカル/パーパー)、向井慧(ムカミ/パンサー)らが出演。番組公式サイト:https://www.ntv.co.jp/ariyoshinokabe/
書籍タイトル
『日めくり KOUGU維新の毎日メンテナンス』 (31日分の日めくり仕様)
「プラスドライバ」と「平やっとこ」の2人が 親方様のココロとカラダを 補修=「メンテナンス」してくれる日めくりカレンダー。 変幻自在のポーズと名言で、21 年の毎日をいつもアゲアゲにしてくれること、間違いなし!発売日:2021年1月15日
公演タイトル
『最初で最後のミュージカル KOUGU維新±0 ~聖夜ヲ廻ル大工陣~』
配信日時:2020年12月24日(木)20:00~(19:00開場)
出演:きつね、トム・ブラウン、水川かたまり(空気階段)、石橋遼大(四千頭身)、ワタリ119、ほしのディスコ(パーパー)、向井慧(パンサー)、ほか
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