北村諒、日向野祥がダブル主演を務める映画「ゴーストダイアリーズ」。
本映画の監督は、「カメラを止めるな!」で撮影監督を務めた曽根剛。フリーライターの雅(日向野祥)とその友人・慎一(北村諒)が、幽霊のカズキ(柿本光太郎)を無事に成仏させるために手助けをしていく姿が描かれる。
2020年11月8日(日)には完成披露上映会が開催。本イベントは3部構成で、1部では会場限定のメイキング上映やクイズ大会、2部では本編上映、3部では本編より派生したオリジナルストーリーの朗読劇などの他、各部でトークショーが行われる。
2.5ジゲン!!では、北村諒、日向野祥、柿本光太郎による3部朗読劇の稽古場へと潜入。彼らに聞いた映画本編の撮影秘話や11月8日のイベントについての意気込みを、たくさんの写真とともに紹介していく。
もくじ
ノスタルジックな夏の友情ストーリー
――この映画の出演が決定した時の率直な感想をお聞かせください。
北村諒(以下、北村):撮影が8月上旬の夏真っ盛りのタイミングで。概要を拝見した時に思ったのが、幽霊が出る物語ではあるけど、ほっこり感があってやわらかいイメージで、すごく素敵な作品になりそうだなと思いました。
日向野祥(以下、日向野):もしかしたらカズキのビジュアルだけ見たらびっくりするかも(笑)?
北村:確かに(笑)。
日向野:タイトルの「ゴーストダイアリーズ」は直訳すると“幽霊日記”なので、僕もはじめは「ホラー映画なのかな?」と思ったんですけど、実際に撮影に入るとコメディ要素が多くて、中にはシュールな笑いも織り交ぜられているんです。
カズキという霊がいるからこそのストーリーとなっていて、彼を通して雅と慎一との友情が描かれていたり、人と人とのいろんな心情の様子が垣間見られて、「幽霊を助けているんだけど自分たちも成長していく作品」なんだなと感じました。
柿本光太郎(以下、柿本):幽霊役ということに初めはすごくびっくりしました。こういった役はなかなかいただけないので貴重な体験でした。
幽霊といってもおどろおどろしいものではなくって、どちらかというと親しみのあるキャラクターだったので、意識しすぎずに挑めました。
――柿本さんは父・倉田てつをさんとの親子共演ということでしたが、いかがでしたでしょうか。
柿本:2人で一つの作品に出させていただくということは今回がはじめてで。僕が役者を目指すきっかけが父だったので、すごく嬉しかったです。
最初、現場に入った時はすごく緊張しましたね。役者になると決めた時に、父から「やりたいならやれ」と言われていたので、その言葉の後押しもあって徐々に肩の力を抜くことができました。
――「カメラを止めるな!」を手掛けた曽根剛監督の撮影現場はどういった雰囲気でしたか?
日向野:やりたいようにやらせていただける現場でした。
監督は作品への愛が強い方なので、「僕はここをこう思っているんですけど、どうですか?」という意見にも耳を傾けてくださり、ディスカッションしながらより良い作品づくりをすることができました。
北村:素敵だなと思ったのが、撮影方法がすごくダイナミックなんです。
監督がカメラを持って撮影をされるんですけど、「押さえたい!」と思った角度や絵のためなら、草の茂みの中にどんどん入っていかれたり、足元の悪さや環境を顧みずこだわりを突き詰めてらっしゃってて。
求めているものがしっかりと固まっているからこそ、撮影進行はすごくスムーズでした。
アドリブ満載!? 爆笑不可避の朗読劇
――イベントの3部で披露される特別朗読劇は、映画本編とどのようにリンクしているのでしょうか。
北村:『パラレルダイアリーズ』という劇タイトルなんですが、IFストーリーが展開される予定です。
映画本編とは違った世界軸で動いていて「こういう出会い方や世界もあったのかなぁ」というのを想像しつつ楽しんでいただけるのではないかと思います。
日向野:2部の映画本編と併せて観ていただいた方が内容を追いやすいとは思います。
柿本:それぞれの役の設定も映画本編と微妙に違っていて、でも、繋がる部分もあって。朗読劇は8日だけでしか聞けない限定ストーリーです。
北村:冒頭のカズキのセリフにきっと(観客は)驚かれるんじゃないかな。
日向野:そのあとすぐに霊が見えないはずの雅が思いもよらぬことを言い出すので、「え?」ってなりつつも、ぜひストーリーに付いてきていただきたいです(笑)。
――どちらかというと会話劇に近いとのことをお聞きしたのですが、舞台上で動き回るシーンも多いのでしょうか。
日向野:動きます。あとアドリブもすごく多いです。ほんと、すっごく多いです(笑)。
北村:複雑な設定もないので、3人の掛け合いを純粋に楽しんでいただける、いっぱい笑える朗読劇になっていると思います。
もしもライターになったら…?
――主役の一人である雅は職業がフリーライターですが、もし自分がインタビュアーになったら、共演者や俳優仲間にこんな質問をしてみたいというものはありますか?
北村:おおお、「役者仲間に聞いてみたいこと」か! 確かに、いろいろ聞きたいことがあるな…。
日向野:俺は結構シンプルかも。「何で役者を目指したんですか?」かな。一生の仕事をなぜ役者に決めたのかを知りたいですね。きっかけはいろいろあると思うんですけど、みんなはどんなきっかけだったのかなって。
北村:意外と聞かれない質問だよね。写真集とか個人の取材でたまにあるかなって感じだから。
柿本:俺は聞くとしたら「普段の生活で美容管理はどうしていますか?」って聞きたいです。
一同:(笑)。
柿本:日々どうやってケアしているのか、とかホント知りたい(笑)。
北村:俺は、そうだな…。みんなその時々でいろんな役を演じていると思うんですけど、「どこからその役(の演じ方)は生まれているんですか?」ですかね。
自分の中にあるものなのか、外から吸収したものなのか、人間観察から得たものなのか…それがすごく気になります。
――北村さんはどのように生み出してらっしゃいますか?
北村:自分でもはっきりと“こう”っていう表現がむずかしい部分もあるんですよね、だからこそ聞いてみたい。
原作があるものだったら、キャラクターだったり、在るものを参考に構築しているんですけど、原作がないものだったら「自分が寄せるより向こうをこっちに寄せる」というのが多い気がします。もしくは間をとってバランスを取る。
実は僕はあまり人間観察をしないタイプなんですよね。
日向野:あ、見ないタイプ?
北村:うん、見ない。
日向野:俺はめちゃめちゃ周りの人を見るタイプだわ。カフェとかでも近くの席の人を見て「ああ、この人はきっと何人家族で、こういう仕事してて…」とか。
北村:俺、本当にうらやましいよ、それ。そういうのを自然にできるっていうの。
日向野:無意識なんだよね、やろうとしてやってない。
北村:ああ、そうだよね、俺の場合はやろうとして実践すると飽きちゃう。
日向野:(笑)。ある意味、俺のこれは職業病かも知れないね。
本作への意気込み、ファンへのメッセージ
――最後にイベントの意気込みと、映画を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
北村:すごく夏を感じられて、ハートフルで心がほっこりする映画だと思います。霊と意思疎通して、問題を解決して、その中で可能性や希望を感じていただけるんじゃないでしょうか。
11月8日のイベントは、直接皆さんとお会いしてお話しできる貴重な機会なので楽しんでいただけるように頑張ります。
僕たちも完成したものを観るのはこの日が初めてなので、皆さんと一緒にリアルタイムで楽しみながら感想を共有したいです。
日向野:雅と慎一の2人の関係が友達から親友へと変わる様子が、本作の中には描かれています。
そこにカズキと、カズキの叔父さんと出会っていくことで、“雅と慎一”“カズキと叔父さん”の2組の成長ストーリーもまた展開されていきます。
風景や建物など、ひとつひとつにスタッフ皆さんのこだわりが溢れていて、「ゴーストダイアリーズ」のタイトルの裏に描かれている、サブテキスト的な部分も同時に感じていただけたらなと思います。
前は当たり前だったことが今はかなわなくなり、今回のイベントも積極的に「来てください」と言いづらいご時世ではありますが、もし来場いただけるという方は存分に楽しんで、生の声を聞いていただけたらなと思います。
1部と3部は配信もありますので、お家からも観ていただけると嬉しいです。
柿本:4人の成長だったり、ロケーションの美しさだったりと、束の間の夏の青春模様を感じていただけるのではないでしょうか。
朗読劇では、霊である僕・カズキの夢の断片をお見せすることになるかと思います。3人の関係性が本編とはまた違っていて、ワクワクするような内容になっています。
3人の空間に一緒に加わるかのような体験をしていただけると思いますので、ぜひよろしくお願いいします。
* * *
キービジュアルポスターから見てわかるように、どこかなつかしさを感じる夏の情景と4人の交差する想いがそれぞれの成長へと導く映画「ゴーストダイアリーズ」。
朗読劇は、映画の脚本も担当した目黒啓太氏による一夜限りの描き下ろし。一度しか観ることができない雅、慎一、カズキ3人の貴重なアザーストーリーにも触れていただきたい。
取材・文・撮影:ナスエリカ
【映画あらすじ】
フリーライターの雅(日向野祥)とその友人である慎一(北村諒)の2人は特ダネを探しに、人里離れた民泊の宿を訪れることとなった。
そんな2人の前にカズキ(柿本光太郎)という青年の姿をした幽霊が現れる。実はカズキは宿の管理人の田崎という男の甥っこだったのだが、田崎と喧嘩別れしたことが心残りで成仏できないでいた。
カズキを無事に成仏させるため、霊と交信できる不思議な能力を持つ慎一と何の能力も持たないが性格だけはまっすぐで純粋な男、雅が手助けすることとなるのだったが……。
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— 2.5ジゲン!! 編集部【公式】 (@25jigen_news) November 5, 2020
イベント概要
■タイトル
映画『ゴーストダイアリーズ』完成披露上映会■会場
東京・船堀タワーホール(大ホール)■日程
2020年11月8日(日)■内容
1部 12:00~ メイキング上映(会場限定)、トークショー、メイキング〇✕クイズ、抽選会
2部 15:00~ 本編上映、ミニトークショー、抽選会
3部 18:30~ 朗読劇(映画本編より派生をしたオリジナルストーリー)、トークショー、抽選会
※1部・3部は生配信予定。詳細は後日発表
※各部で登壇者のサイン入りポスターがもらえる抽選会あり■登壇者
北村諒 日向野祥 倉田てつを 柿本光太郎
※倉田てつをは1・2部の出演■チケット
http://t.livepocket.jp/t/zbkb2■完成披露上映会オンライン配信
1部 https://www.withlive.jp/event.html?id=409711
3部 https://www.withlive.jp/event.html?id=409710■制作
株式会社MinyMixCreati部■主催
映画「ゴーストダイアリーズ」製作委員会
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