今年8月からスタートした、TOMYO MX・BS11ほかで放送中の戦国バラエティー番組「戦国炒飯TV〜なんとなく歴史が学べる映像〜」。「戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~」(2010〜2012年放送)の流れを汲んだ同番組は、放送開始直後から大きな話題となっている。
中でも番組人気コーナー「ミュージックトゥナイト」に登場する、織田信長の小姓で結成されたアイドルグループ「うつけ坂49」は、毎週放送の度にファンを虜にしている。
「2.5ジゲン!!」ではうつけ坂49の“天下ファイブ”(第一話時点)の5人にインタビューを実施。5週連続でインタビューをお届けする。
トップバッターはうつけ坂49のキャプテンを務める長谷川秀一役の山崎大輝。独特な空気感を持つ「戦国炒飯TV」ならではの思い出や推しメンなど、うつけ坂49への思いをたっぷり語ってもらった。
「楽しませたもん勝ち」、「戦国炒飯TV」ならではの役作り
ーーまずは「戦国炒飯TV」への出演が決まった際の心境について教えてください。
もともと「戦国鍋TV」の存在を知っていて、当時リアルタイムで何度か見たことがあったんですね。なので「戦国炒飯TV」の制作が決まった発表を目にしたときは「またあのシュールで面白い番組がやるんだ」って思っていたんです。
その後に自分が出演できるというお話をいただいたので、素直にあの空気感の中でやらせてもらえることが楽しみでした。
ーーうつけ坂49の楽曲「黒い小姓」を聞いたときの最初の印象はいかがでしたか。
とにかく制作陣が豪華ということもあって、楽曲のクオリティーが高いなと思いました。細かいところまで作り込まれていて、「戦国鍋TV」時代から引き継がれている「っぽさ」もありつつ、オリジナリティーもありました。
作品に寄せることを意識し過ぎて結局いい曲じゃない、ということも起こり得ると思うんですが、この楽曲はそういうこともなく、楽曲自体の魅力や中毒性がちゃんとあって、本当に素晴らしいなと思いました。
ーー山崎さんから見た長谷川秀一の魅力はどこでしょうか。
出過ぎることなく引き過ぎることなく、という役でいただいていて、史実でも小姓をまとめる立場にあった人物なので、そんなところを面白おかしく表現させていただいています。魅力はやはり「出過ぎることなく」な部分かなと思っています。
ーーご自身に似ている部分はありましたか。
作品的にもバチバチに長谷川という役に入るというよりも、自分自身とダブらせるような表現の仕方が必要な作品なのかなと僕は感じたので、役の気持ちも考えつつ、割と僕自身も入っているような表現にしました。
ーーということは、普段出演されている舞台作品や映像作品とはまた違った役作りのアプローチをされたのでしょうか。
そうですね。作品が作品なので、楽しんでもらったもん勝ちだし、楽しませたもん勝ちだと思っているんですよね。他の作品では役にしっかり入るということをしますが、この作品は自由に発言できる余地を残しているので、役を固め過ぎずに収録に挑みました。
みんなも割といい意味でラフな感じで収録していた気がします。周りもその場で起きたことに対してどう動こうかを考えているように感じたので、僕も「固め過ぎない」っていうのは意識するようにしましたね。
ーーそういった部分は「戦国炒飯TV」ならではなんですね。
日数として長い時間、みんなと一緒にいたわけではないので、本番でみんなの様子を見て瞬間的に「こうしよう」と考えて動くっていうのは、この番組ならではの面白みだと思います。
撮影の順番が1話から順番に撮る形だったので、撮っていくうちに「次はこうしよう」って考えたり、ワンカットで撮るので生放送っぽさを意識したり。撮影現場ではこの番組らしさを味わいました。
ーーこの役に限らず、普段役作りで大切にしていることはどんなことでしょうか。
普段は役の感情の動きだったり目的だったりに重きを置いてやっていますね。
今回の長谷川でいうと、重きを置くポイントは「平和」かなと思いながらやっていました。なので、やろうとしていたこと自体はこの作品でも他の作品でも結局変わらないんですが、アプローチの仕方が普段とは違っていたなと思いますね。
リアリティーと“生”感が生み出すうつけ坂49の醍醐味
ーー現場で作っていった部分も多いとのことですが、アドリブに関しては事前に共演者の方と相談されていたのでしょうか。
僕は一切してないですね。
MCを担当してくださっているかが屋さんもいい意味でくだけてツッコミを入れてくださるし、キャストの皆さんも乗っかってくれるので「乗らざるを得ないな」という感じでアドリブを入れていましたね。自分から自発的に「え~い!」と出しにいったわけではないんですよ(笑)。
ーーそうだったんですね(笑)。ところで山崎さんは人見知りとのことですが、大人数での撮影はいかがでしたか。
(食い気味に)大変でしたね。共演者が多いのもそうなのですが、トークの収録やダンスの収録も全部1日だったのでそれも大変でした。トークの収録が終わったらすぐ「次はダンスです」って言われるので、「僕はそっちが怖いんだよ!」と思いながらやっていました(笑)。
ーーダンスの稽古時間もそう多くなかったのでしょうか。
そうですね。みんなで集まっての稽古は1回しかなかったですね。事前にいただいた資料を各自覚えて、その1回限りのレッスンで確認して撮影っていう形でした。自主練の時間はあったので、そのタイミングでめちゃくちゃやりましたね。もう大変でした(笑)。
ーーグループ内では序列の変動などが起こりますが、特に長谷川は序盤から変動が激しいですね。
いやぁ、本当に。台本をいただいたときに「えらくいじられているな」って思いましたね(笑)。でも逆に、それがすごくリアリティーがありますよね。
キャプテンだからって絶対前にいるわけじゃないんだなっていうのが、確かにそのとおりだなと思いました。ずっとスポットが当たっている必要はないと思っているので、序列を行ったり来たりして、すごくいい経験をさせてもらいましたね(笑)。
ーーもし山崎さんご自身がうつけ坂49のようなユニットのメンバーだとしたら、どんなポジションを狙っていきますか。
キャプテンはできなさそうだな……。でも天下ファイブは目指したいですね、やるからには。センターの重みに耐えられるかは別ですけど(笑)。天下ファイブの2~5位あたりをうろつきたいです。
ーーでは、山崎さんのうつけ坂49の推しメンは誰でしょうか。
すごく個人的な理由になるんですけど、他の作品で共演させてもらった(落合小八郎役の奥井)那我人くんですね。
フォーメーションのときにも僕の近くにいるのを見て「頑張ってる! 頑張ってる!」と思ったり、ひな壇でちょこちょこ喋ったりしているのを「頑張れ~」と見ていました。すごく応援したくなるので、彼が推しメンですかね。
ーーキャプテンから見たうつけ坂49の魅力を改めて教えてください。
アイドルをもともと好きな方にとっては馴染みのあるシステムなので、そのリアルなところを楽しんでもらえると思うし、これまで興味がなかった方にとっては、新たな扉を開いてしまうような存在になれたらいいなと思っています。
うつけ坂49に限らず「戦国炒飯TV」の話になるのですが、こういう“抜け感”のある番組って他にないのかなって思っていて。こういう番組があることってすごくいいと思うので、うつけ坂のみならず番組全体を楽しんでいただいて、この脱力感の虜になってほしいですね。
映像で届けられる強みを実感 自粛期間を経て感じたこと
ーー自粛期間前と現在で、芝居や表現することへの心境の変化はありましたか。
「戦国炒飯TV」は映像を通してみなさんに届けることができるので、このご時世なので、その強みはすごく感じました。
当たり前って本当は当たり前じゃないんだっていうのを、分かってはいたことですが、思い知らされた期間でしたね。こうやっていろんな人とお芝居させていただけるっていうのは、奇跡なんだなっていうのを改めて感じています。
ーー最後に今後の放送も楽しみにしているファンに向けてのメッセージをお願いします。
毎回「えっ!」という驚きではなくて「その角度!?」っていう裏切り方をしてくるので、毎週放送を追いかけてもらうと序列の変動もよりリアルに感じられると思います。
放送回を重ね、視聴者のみなさんが「そろそろこういう流れでくるのかな」って予想しているところに、「なにその流れ!?」という動きも待っていると思うので、ぜひ楽しみにしていてください!
* * *
キャプテンからスタートした天下ファイブの5週連続インタビュー。次週は堀 秀政役の橋本祥平を紹介する。「黒い小姓」をエンドレスリピートで聴きながら、次回更新を楽しみにしていてほしい。
番組概要
【タイトル】
「戦国炒飯TV〜なんとなく歴史が学べる映像〜」【放送情報】
TOKYO MX 毎週土曜25:00~
BS11 毎週土曜25:00~
テレビ埼玉 毎週月曜23:30~
千葉テレビ 毎週木曜24:00~
北海道テレビ 毎週木曜25:20~
テレビ神奈川 土曜22:30~U-NEXT、Amazonプライムビデオなどでも配信中。
【公式サイト】
https://sengokuchahantv.com/
【公式YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCw_xrcNi6xHt_8nYAX0Sqcg
【公式ファンクラブサイト】 ※現在プレオープン中! 10月22日より本オープン予定
https://www.fan-ds.com/sctv-club/【音楽情報】
うつけ坂49「黒い小姓」各音楽配信サイトにて好評配信中。
https://lnk.to/ustukezaka49【商品情報】
「戦国炒飯TV~なんとなく歴史が学べる映像~」<壱>
Blu-ray&DVDが2020年10月7日(水)発売
<収録内容>収録話:第一話~第三話/映像特典:メイキング映像
広告
広告