一般の人には知覚できないいわゆる“オカルト”現象にまつわる業務をおこなう「夜間地域交流課」の活躍を描く人気作が、舞台「真夜中のオカルト公務員」として2020年10月・11月に舞台化される。
本作で主人公・宮古 新役を務めるのが、これが自身2度目の主演作となる谷水 力だ。
「2.5ジゲン!!」では主演の谷水にインタビューを行い、作品への意気込みや原作への想いなど彼の本作に懸ける熱い気持ちを存分に聞かせてもらった。さらには、思わず背筋がヒヤッとする“不思議な体験談”も……!?
舞台「真夜中のオカルト公務員」の上演が待ちきれないというファン必見のインタビューとなった。
“普通”だからこその繊細さを追究したい。宮古 新役への想い
ーーまず作品への出演が決まった際の心境について教えてください。
緊張もありましたが、率直に嬉しかったですね。座長をやらせていただくのは今作で2回目になるんですけど、まだ「座長ってどうやったらいいの?」と探り探りの部分もあるので、そういう部分でプレッシャーは感じましたね。
ーー原作はもともとご存知でしたか?
アニメが放送されていたのは知っていたんですけど、出演が決まった時点ではまだ内容までは知りませんでした。なので、出演が決まってから拝見しました。
ーー実際に原作を読まれたんですね。いかがでしたか?
めちゃくちゃ面白かったですね! 「これを演じられるんだ」っていう喜びもあったんですけど、普通にいち読者として、非日常だけど日常みたいな、実際身近にあるのかもしれないって思える内容がすごく面白いなって思いました。
区役所とか新宿御苑とか、普段よく行く……わけではないですけど(笑)、よく知っている場所じゃないですか。そういう部分でも親近感が持てたし、作品に引き込まれました。
ーー出演が決まってから原作を読む場合、やはりご自身の役に注目して読むのでしょうか?
やっぱりそうなっちゃいますね(笑)。なるべく意識しないでフラットな気持ちで読もうとは思うんですけど、自分の役が話していたり活躍したりしているシーンがあると、「おっ」と、ちょっと気合を入れて見てしまいますね。
ーー宮古 新というキャラクターの印象を教えてください。
彼はすごくぶっ飛んでいるキャラクターというわけでもないし、クールなわけでもない。かといってめちゃくちゃ明るいわけでもなくて、性格でいうと多分「普通」なんですよね。
でも、物怖じせずトラブルにも突っ込んでいく好奇心旺盛な人だなと思いました。
普通っぽいところが多いので、意外と演じるのは難しいのかなって思いましたね。そこをどううまく表現しようかなって、今は考えています。
普通なキャラクターだからこそ、いろんなものが繊細に伝わると思うんです。だから、細かい心情の変化とか、その時々の感情とかを大切にしていこうかなと思っています。
谷水 力にとっての非日常とは? ちょっと不思議な“アナザー”エピソード
ーー日常の中の非日常、という世界観が特徴的な作品ですね。まだ脚本は手にされていないとのことですが、谷水さんとしてはどんな風にこの世界観を表現できたらいいな、と思っていますか?
観ているお客さんからもアナザーたちはもちろん見えますが、だけど、本当なら僕たち以外の人間には見えていないはずの存在じゃないですか。そこの矛盾をいかして、舞台ならではの面白さにつなげていけるといいですね。
ーー舞台化が決まって、アナザーをどうするのかなって気になっているファンも多いと思います。
そうですよね。アナザーを演じるキャストの方もいらっしゃるので、いい意味で人間のキャストとアナザーのキャストの差別化ができると面白いんじゃないかなって、個人的には思っています。
ーー谷水さんが実際に突然アナザーが視えるようになったらどうしますか?
どうするかな~。あんまり人に言わないようにする気がします。隠しちゃう(笑)。それで、周りのリアクションから同じように視える同類を探すかもしれないですね。
ーー実際にアナザーのような不思議な体験ってしたことはありますか?
実は、若干あるんですよ。金縛りにはよく遭います。これまでいろんな金縛りに遭ってきたですけど、その中でも怖かった出来事があって……。
金縛りに遭って目を開けたら、黒尽くめのスーツにハットを被った男の人が2人、僕の足元に立っていたんです。その人たちが僕のことを指差していて、でも僕は動けないので「なんだろう?」と思っていたら、僕の足だけゆっくり上がっていくんですよ。僕、そんなに体柔らかいほうじゃないので、このまま足が上がっていくとヤバい……ってところで、意識が飛んだんです。
そのまま何事もなく寝て起きたんですけど、その日、右足を捻挫しまして……。「これはヤバいかも」と思って、神社に行ったっていう出来事がありました。
ーー普通に怖いですね。そういう体験もあると、アナザーのような超常現象も信じていらっしゃるんでしょうか。
そうですね。割と信じているところはありますね。
それに小学校の頃、周りに“視える”友達がいて、その子からよくそういう話も聞いていたので、結構信じている側の人間だと思います。
ーーそういうお話を伺うと、まさに宮古 新役にぴったりですね。ここからは共演者についてお伺いします。共演者の方をご覧になって、いかがですか?
初めましての方がすごく多くて、どんな感じになるのかなっていうのは僕自身も今から楽しみです。磯野 大くんは共演したことがあるので、そこはすごく心強いですね。あと、共演はしたことがないんですけど、釣本 南くんとはフットサルを一緒にやったことがあって顔馴染みなので、今回一緒にできるのが楽しみです。
初めての方が多い分、座長としては難しいというか緊張もするんですが、新しい出会いがあるとその中でその人たちからいろんなものを受け取れるいい機会なので、この出会いも大事にしたいなと思います。
ーー座長としてどんな座組にしたいですか?
コミュニケーションをしっかり取っていける座組になるといいなと思っています。僕ひとりでみんなを引っ張っていく力は無いので、コミュニケーションの中でキャラのすり合わせだったりとか考えを一致させたりしていける、そういう空気の座組になればいいですね。
奇跡でつながった主演作で、ファンに届けたいもの
ーー最近は舞台に立つことも難しい状況が続いていますが、この期間を経て改めて感じたものがあれば教えてください。
今までお客さんがいてその前でお芝居をしてっていうのが当たり前だったのが当たり前じゃなくなったことで、今までもちろんすごく感謝はしていたんですけど、どこかその環境を当たり前のものとして受け取っていたのかなっていうのに、改めて気付かされましたね。
ーーこの時期だからこそファンに伝えたいことはありますか?
こういうご時世で、何ヶ月間もファンの方と顔を合わせる機会がなくなってしまったんですけど、SNSで僕が何かを発信すると、それに対してリアクションしてくださったりするので、改めてすごくありがたいし嬉しいことだなと実感しています。
だから、お芝居もそうですけど、いろんな形でこれからお返しをしたいなと思っています。
ーー主演作というのはファンにとって嬉しいプレゼントとなったのではないでしょうか。
そうですね、そうだといいなと思います。解禁したときも、すごく喜んでくださっているのが伝わってきて「こいつは最高やな」と(笑)。
いろんなつながりや奇跡がないと、主演ってなかなかできるものではないと思うので、出会いにも感謝しながらやりたいなと思っています。
ーー最後に作品を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
「真夜中のオカルト公務員」を舞台化させていただくということで、原作ファンの方もアニメのファンの方もいらっしゃると思います。
僕が読んだ作品像と、みなさんが思う作品像を完全に一致させるのは難しいかもしれませんが、ひとつでも多く共感していただけるような作品になるように、キャストと話し合いを重ねながらひとつずつ創り上げていければと思っています。ぜひ楽しみにしていてください!
宮古 新としては、アナザーとの触れ合いを経て、初めてアナザーを見たところからどんどん成長していくので、その成長過程を感じてらえたらいいなと思います!
谷水 力が舞台上でどのように宮古 新に息を吹き込むのか。作品や役について楽しそうに語る姿に、期待は膨らむばかりだ。
舞台「真夜中のオカルト公務員」は2020年10月~11月、原作の舞台でもある新宿にある新宿FACEにて上演される。ステージ上にどんなアナザーが現れどんな物語が紡がれるのか、楽しみに上演を待ちたい。
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— 2.5ジゲン!! 編集部【公式】 (@25jigen_news) August 31, 2020
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